G-FREAK FACTORYツアー終幕、盟友TOSHI-LOWら駆け付けセッション展開

G-FREAK FACTORYが2月2日にライブツアー「"FLARE / Fire" TOUR 2019」のファイナルとなる東京・TSUTAYA O-EAST公演を開催した。

このツアーは昨年5月に両A面シングル「FLARE / Fire」が発売されたことを記念して、6月より行われていたもの。ツアーファイナルを含む東名阪3公演は「Final Series -ONE MAN-」と銘打たれ、ワンマンライブとして実施された。G-FREAK FACTORYはライブ序盤に「SOMATO」「日はまだ高く」などを演奏し、満員の観客のシンガロングを巻き起こした。

茂木洋晃（Vo）が力を振り絞るように「Fire」を熱唱し、続けて原田季征（G）のギターフレーズで始まる「Unscramble」、渡部“PxOxN”寛之（Dr）の繰り出すツービートがテンションを上げる「sore-nari」などを披露したG-FREAK FACTORY。バンドの熱いパフォーマンスに観客は拳を突き上げたり、ステージを見つめて楽曲に聴き入ったりと思い思いにライブを楽しんだ。茂木は「各地でコンディショナーをもらうことが多い」とファンの笑いを誘いつつ、「このツアー、とってもいい旅ができました」と長期間にわたるツアーを振り返った。そして「ワンマンだけど友達が駆けつけてくれたんだ」とステージにMARTIN（Vo, Violin, G / OAU）を呼び込み、「ダディ・ダーリン」の演奏を始める。茂木はファンの頭上を進んで行き、フロアの中央で熱唱。曲の2番でTOSHI-LOW（Vo / BRAHMAN、OAU）が歌いながらステージに登場し、茂木とTOSHI-LOWは向かい合ってエモーショナルな歌声を響かせた。TOSHI-LOWは「『遅れてきたルーキー』とか言ってさ、どれだけおせーんだよって思ってた。でも違うんだ。甚大なウイルスで、差別で、戦争で、めちゃくちゃになっちまう今こそ、G-FREAKが必要だったんだってさ。ここまでこいつらを連れてきた皆さん、ありがとう」と盟友のG-FREAK FACTORYとそのファンにメッセージを送った。

アンコールではまず6月に新作フルアルバム（タイトル未定）のリリースや、3月29日に群馬・高崎clubFLEEZでアコースティックライブ「“演と縁の宴”」、9月26、27日に群馬・ヤマダグリーンドーム前橋にて主催イベント「山人音楽祭2020」の開催が決定したことが発表された。バンドはライブ観覧で会場を訪れていたというイイカワケン（Trumpet / HEY-SMITH）を急遽ゲストとしてステージに上げ、「風」「SUNNY ISLAND STORY」をセッションしてフィニッシュ。茂木は「面白かったなー」と笑顔でつぶやき、ステージをあとにした。