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星野源「引っ越し大名!」撮影でまんじゅうの威力を知る、及川光博は高橋一生の殺陣を絶賛

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左から星野源、高橋一生、及川光博。

左から星野源、高橋一生、及川光博。

星野源主演映画「引っ越し大名!」の完成披露試写会が、本日7月23日に東京・有楽町朝日ホールで開催された。

「引っ越し大名!」は土橋章宏原作の時代小説「引っ越し大名三千里」を実写化した作品。原作者の土橋が脚本を手がけ、犬童一心が監督を務めた。生涯に7回もの国替えを命じられた実在の大名・松平直矩のエピソードをもとに、姫路藩の藩士たちが莫大な費用と労力のかかる引っ越しを知恵と工夫で乗り切ろうとする物語で、星野は“引っ越し奉行”に任命された、書庫にこもって本を読んでばかりの“引きこもり侍”片桐春之介を演じる。

完成披露試写会には星野、鷹村源右衛門役の高橋一生、於蘭役の高畑充希、松平直矩役の及川光博、山里一郎太役の小澤征悦、佐島竜五郎役の正名僕蔵、高橋四郎役の飯尾和樹ずん)、犬童監督が浴衣姿で出席。8人は城のセットを山車のように引きながら舞台に現れた。最初にマイクを手にした星野は「この感じは初めてですね。これ(城)、作ったんですよね? すごいお金がかかってますね……うれしいです」と豪華なセットに驚きを隠せない様子。及川が少し枯れた声で「はーい! ミッチーでーす! よーし、みんなで呼んでみよう! せーの!」と観客を煽ると、客席からは「ミッチー!」という黄色い歓声が沸き上がる。及川の枯れた声に星野は「ミッチー、声枯れてますよ! 一昨日ツアー終わったばかりでしょう? お疲れさまでした」とねぎらいの声をかけた。また小澤、正名が及川風の自己紹介を重ねると、会場は笑いに包まれた。

脚本を読んでの感想をMCから問われた星野は「脚本が面白くてしょうがなくて、すぐに出たいですとお話しました。春之介は“引きこもり侍”なんですが、家ではなくて職場の書庫に引きこもってずっと本を読んでいるんですね。本を読んでいる生活だけでよかったのに引っ越し奉行をやらないといけなくなる。そこで大好きだった本の知識が生きてきて、自分の大好きだったものを消さないで逃さないでどんどん大きくなっていく。それは時代劇では観たことがないストーリーで面白くて笑っちゃう。それに最後は感動するし、こんな時代劇はなかなかないなと思いました」と内容を絶賛。実在の人物である松平直矩を演じる及川は「(松平直矩に)お会いしたことがないので、プレッシャーを感じることなく、エンタテインメント作品として役に向き合いました。存在感の重さと軽さを意識して演じましたね。スイッチングというか……」と役作りについて語った。

国替え費用の工面を春之介に丸投げする“パワハラ”勘定奉行・佐島を演じた正名が「基本コミュニケーションがほぼ恫喝だったんです。私が人生で受けた恫喝とか目の当たりにした恫喝を思い出して1つにして現場に入りました。実際現場に入ってみると、星野くん演じる春之介が人の“恫喝心”をくすぐると言いますか、なんとも言えない表情をしてくるんです。まんまと乗せられて気持ちよく恫喝させていただきました」と星野について述べると、星野は「なんですか、恫喝心って!(笑)」とツッコミ。そして「だって正名さん演じる佐島が本当にムカつく役なんですよ。ちゃんとそれを『腹が立つな……』と受け止めながらも、今も我慢……という感じが恫喝しやすかったのかもしれません」と役に入り込んで演じたことを明かした。

キャストたちは淡路島での撮影を振り返り、星野は「けっこう大変な殺陣のシーンをいっちゃん(高橋一生)ががんばってくれてるんです。砂浜で殺陣をやるので大変なんです。そんな中お殿様はずっと籠に入っているので激アツなんですよね。大変そうでしたよね、2人は」と高橋と及川を称賛。及川は「激アツだった」と撮影を振り返りながら、「でもとにかく一生くんがカッコよかったよね! めちゃめちゃカッコいいの」と高橋の殺陣について熱弁した。高畑は星野にまんじゅうを投げつけるシーンが印象に残っていると語り、1回目は右目、2回目は左目にヒットさせてしまったことを反省。「もう終わった……と思いました。(星野が)あんこまみれになっちゃって」と申し訳なさそうに話すと、星野は「あれは面白かったよね。でもこういうときに当ててほしいんですよ。気を使って優しいところに当てるよりも。まさか両目に来るとは思わなかったけど(笑)。すごい痛くて面白かったです。まんじゅうって痛いんですね」とまんじゅうの威力を思い知った瞬間について語った。

「引っ越し大名!」が無理難題を与えられた春之介を描く作品であることから、これまでに自身に起こった「無理難題」がトークテーマに。及川は「高校時代ホッケー部だったんです。大学に進学するときに当然のようにホッケー部に入部するように勧誘してきて。でも僕はバンドをやりたかったし、俳優養成所にも通いたくて辞めたかったんです。それで紅白試合でシュートを入れたら辞めさせてもらえることになったんですけど、僕はディフェンスだったんですよ。でもシュートを入れないと辞められないから入れました。ホッケー部に入っていたらデビューしていなかったのでよかったです」と高校時代に直面した無理難題について語った。星野は現在出演中のドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の撮影で与えられた無理難題を告白。「英語が堪能な役なんですが、英語セリフが最初は『Thank you』だけだったのに、撮影の3日前に8行くらいの長文になって丸暗記をして。僕は英語をしゃべれないので一生懸命覚えたんですけど、前の日にそのセリフが半分になったんです。セリフを覚えたこの時間……となりましたね」と悔しそうに話した。

トークショーの終盤、劇中で春之介が“かたつむり”というあだ名で呼ばれていることにちなんで飯尾には登壇者たちにあだ名を付けるという“無理難題”が与えられた。無茶振りにも関わらず飯尾は即座に星野、高橋、及川の3人を「国産ホワイトアスパラ」と名付け、小澤をそのホワイトアスパラの生産者、高畑をホワイトアスパラの生産者の三女、犬童監督をアスパラ泥棒、正名をアスパラ泥棒を威嚇できない老犬として来場者に紹介した。最後に星野は「6年ぶりの主演映画だったんですが、こんなに素晴らしい作品になるとは思っておらず、本当に僕はうれしいです。ひさしぶりだったのでドキドキしていたんですけど……見てわかるでしょう? こんなふうに楽しい現場だったんです。素晴らしい皆さんに支えていただいて、皆さんにお届けすることができてうれしいです」と感想を述べ、イベントを締めくくった。

「引っ越し大名!」は8月30日に全国の劇場で公開される。

(c)2019「引っ越し大名!」製作委員会

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