1月にスタートしたこのツアーでアルカラは、dustbox、A(c)、忘れらんねえよ、Saucy Dog、感覚ピエロ、BRADIO、Rhythmic Toy World、the band apart、夜の本気ダンスといった面々を相手に全国各地でライブを実施。2月22日にバンドの地元である兵庫・神戸のART HOUSEにてワンマンライブが行われる。
マイナビBLITZ赤坂公演は、熱気漂うフロアに観客の手拍子が響く中、まずはACIDMANの3人がステージに登場。ぶつかり合うように鳴らされる激しい演奏に呼応して、フロアは大きく波打った。大木伸夫(Vo, G)は「何回もイベントに誘ってくれてたけどなかなかタイミングが合わなくて。今日やっと実現することになりました」と言ってアルカラとの競演を喜び、「ある証明」「FREE STAR」「世界が終わる夜」など人気曲を惜しみなく披露。なお、この日の彼らの選曲について、のちに登場するアルカラの稲村太佑(Vo, G, Violin)はMCで「今日のセトリ、殺しにきてたよね? 最強セトリじゃなかった?」と振り返っていた。
ACIDMANのライブに会場の興奮が冷めやらぬ中、アニメ「黄金バット」のテーマソングが鳴り響き、アルカラがステージに登場。おどろおどろしくも軽快な「ダカラドオシタ」でライブの幕が開け、彼らは「夢見る少女でいたい」「チクショー」とハイテンションな曲を畳みかけていく。SSGH(スーパーサポートギターヒーロー)として参加した爲川裕也(
MCでは、稲村が各メンバーを東京の鉄道路線に例えて紹介し、疋田武史(Dr)がこのツアーからツーバスを取り入れたことを報告。ライブ会場限定販売のシングル「to」に収録されている新曲「ギラリちゃん」で、ツーバスを活用して「ドコドコドコドコ」という、まさにツアータイトルのような低音を響かせた。さらに曲の中盤のドラムソロでは、稲村、下上、爲川の前に1つずつスネアが用意され、4人全員でドラムセッションを披露。驚きの展開に観客は大盛り上がりになった。
彼らはその後、もう1つの新曲「ボイジャー」を披露。1977年に打ち上げられ、まもなくバッテリー切れにより完全停止する宇宙探査機ボイジャーについて、稲村が「こんなにがんばったのに地球に帰ることはできません。かわいそうなボイジャーに愛を込めて」と言って情感たっぷりに切ない歌声を響かせた。そんなしっとりとした空気を一変させる「アブノーマルが足りない」で後半戦がスタートすると、会場は一気に興奮のるつぼに。アンコールには2人目のSSGHとして竹内亮太郎も参加し、稲村は赤毛のウィッグ、赤Tシャツ、短パンという姿で登場。「交差点」では曲の途中でLUNA SEAの「ROSIER」を観客と共に熱唱した。
なおアルカラはこの日、
アルカラ「ドコドコまでもどこまでもツアー2019」2019年2月16日 マイナビBLITZ赤坂 セットリスト
ACIDMAN
01. ±0
02. 造花が笑う
03. 波、白く
04. FREE STAR
05. 世界が終わる夜
06. MEMORIES
07. ある証明
08. 愛を両手に
アルカラ
01. ダカラドオシタ
02. 夢見る少女でいたい。
03. チクショー
04. ギラリちゃん
05. スーツ姿の魔法使い
06. いざよい
07. ボイジャー
08. アブノーマルが足りない
09. 踊れやフリーダ
10. デカダントタウン
11. さすらい
12. ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト
<アンコール>
13. ボーイスカウト8つのおきて
14. 交差点
cinema staff×アルカラ Split EP「undivided E.P.」RELEASE TOUR EXTRA~A.S.O.B.I 2019~
2019年4月17日(水)東京都 EX THEATER ROPPONGI
<出演者>
アルカラ カウントダウンライブ
2019年12月31日(火)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
※記事初出時、本文の一部および楽曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
アルカラのTV・ラジオ出演情報
リンク
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音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】アルカラがACIDMANを迎えてBLITZで白熱ライブ、新曲2曲も披露(写真21枚)
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