結成10周年のラックライフ、曲がりくねった道の先で見た景色

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ラックライフが11月28日に東京・マイナビBLITZ赤坂でワンマンツアー「10th Anniversary Tour "Winding Road"」の追加公演を開催した。

ラックライフ(Photo by MASANORI FUJIKAWA)

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ラックライフ「10th Anniversary Tour "Winding Road"」東京・マイナビBLITZ赤坂公演の様子。(Photo by MASANORI FUJIKAWA)

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最新アルバム「Dear days」を携え、9月より全国を回ってきたラックライフ。バンドにとって最大規模となるステージに立った彼らは、強い信念を歌うナンバー「リフレイン」で勢いよくライブの幕を切った。ライブ冒頭から激しくギターをかき鳴らしたPON(Vo, G)は「赤坂BLITZ調子はどうですか? 楽しいこと一緒にやろう!」とフロアに呼びかけ、最新アルバム収録曲「おまじない」でポップなメロディを歌う。そして「音楽であなたの世界を変えに来ました! ラックライフです!」という彼の力強い言葉を経て、4人は目を合わせながら「ブレイバー」で熱のこもったプレイを繰り広げた。

PON(Vo, G)(Photo by MASANORI FUJIKAWA)

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その後もフロアにシンガロングが沸き起こった「初めの一歩」、今年の5月にリリースされ、早くも人気ナンバーとなっているシングル曲「シンボル」といったナンバーが続き、会場のボルテージは留まることなく高まっていく。オーディエンスに語りかけるように笑顔で「ソレ」を歌ったPONは、会場に飛び交う「ラックライフ最高!」という観客の声に「最高やんな! どう考えても最高やからやってる!」と同意。そして2012年にマイナビBLITZ赤坂で行われたチャットモンチーと七尾旅人のツーマンライブにオープニングアクトとして出演したことを振り返り、「今回自分たちの音楽の力でこの景色を見られたのはうれしいです!」と感慨深げに語った。

ラックライフ「10th Anniversary Tour "Winding Road"」東京・マイナビBLITZ赤坂公演の様子。(Photo by MASANORI FUJIKAWA)

ラックライフ「10th Anniversary Tour "Winding Road"」東京・マイナビBLITZ赤坂公演の様子。(Photo by MASANORI FUJIKAWA)[拡大]

「Over」を真っすぐに演奏した4人は、最新シングルのカップリング曲「棚の上の僕」をリズミカルにプレイ。「リピート」をエモーショナルに届け、場内に熱いコールを巻き起こした。「存在証明」を熱唱したあと、PONはそっとつぶやくように「弱い虫」を歌い上げる。温かなラブソング「アイトユウ」では天井のミラーボールが輝き、場内に眩い光が満ちていった。「今まで出会ってきた人たちみんなの顔を思い浮かべながら、幸せな気持ちで、すごくすごく大切な歌をあなたに歌わせてください」とPONが思いを述べ、丁寧に演奏し始めたのはデビュー曲「名前を呼ぶよ」。4人が奏でる柔らかなサウンドが重なると、オーディエンスはじっくりとその音に聴き入っていた。

ラックライフ(Photo by MASANORI FUJIKAWA)

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その後ラックライフはバンドの初期ナンバーであり、最新アルバムにも収録されている「夕焼け小道」をたおやかに奏でる。「夢の途中」ではみずみずしいサウンドに乗せて、等身大の歌詞が届けられた。“Winding Road”と冠されたこのツアーの本編最後には、PONがバンドのこれまでを振り返り「曲がりくねった道で、真っすぐじゃなかった。でも、あなたに出会えたからよしとしよう!」と言い切り、「これから先は真っすぐのほうがいい。真っすぐに紅白歌合戦までいけたらいいと思ってます」と宣言して大喝采を浴びた。「出会ってくれてありがとう! 見つけてくれてありがとう!」とPONが叫んだあと、彼らが演奏したのは最新アルバムのリード曲「走って」。ストレートなバンドサウンドを場内いっぱいに響かせ、4人はライブ本編を終えた。

ラックライフ「10th Anniversary Tour "Winding Road"」東京・マイナビBLITZ赤坂公演の様子。(Photo by MASANORI FUJIKAWA)

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大きな拍手に呼ばれたラックライフは、11月にリリースした最新シングル曲「Naru」の衣装を着用してステージに登場。彼らは2019年3月15日に東京・TSUTAYA O-EASTでワンマンライブ「『僕らの生まれた日 11th Anniversary』ラックライフ -oneman live-」を開催することを発表したあと、凛とした佇まいで「Naru」を披露した。「このツアーで一番深いところまで一緒に行けたのはこの曲な気がします」とPONが前置きし、ゆったりと歌い始めたのは「僕ら」。温かな空気の中バンドは最後に「サニーデイ」を笑顔で届け、「またライブハウスで会いましょう!」と告げてツアーに幕を下ろした。

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ラックライフ「10th Anniversary Tour "Winding Road"」2018年11月28日 セットリスト

01. リフレイン
02. おまじない
03. ブレイバー
04. 初めの一歩
05. シンボル
06. So Happy Day
07. ソレ
08. Over
09. 棚の上の僕
10. リピート
11. 変わらない空
12. 風が吹く街
13. 存在証明
14. 弱い虫
15. アイトユウ
16. 名前を呼ぶよ
17. 夕焼け小道
18. 夢の途中
19. 走って
<アンコール>
20. Naru
21. 僕ら
22. サニーデイ

「僕らの生まれた日 11th Anniversary」ラックライフ -oneman live-

2019年3月15日(金)東京都 TSUTAYA O-EAST

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読者の反応

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白ヤギ。 @__shirooo

思い出し泣きしそうや、、、

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