鈴木祥子が石井ゆかり、中村うさぎと恋愛＆女子トーク展開

2010年4月20日 17:11 1 音楽ナタリー編集部

鈴木祥子が4月17日・18日に渋谷UPLINK FACTORYにてDVD「無言歌」とニューシングル「my Sweet Surrender」の発売記念イベントを開催。セルフ撮りドキュメンタリー映画「無言歌～romances sans paroles～」の上映やミニライブのほか、彼女が敬愛する占いライターの石井ゆかりや作家の中村うさぎを迎えてトークショーを実施し、女性クリエイター同士ならではの話題に花を咲かせた。

鈴木祥子とは？

1988年、エピックソニーよりシングル「夏はどこへ行った」でデビュー以来、14枚のオリジナルアルバムを発表。日本を代表するシンガーソングライターとして活動を続ける。中学の頃からピアノを習い始め、高校時代になり一風堂の藤井章司に師事しドラムを学ぶ。卒業後、原田真二やビートニクス（高橋幸宏・鈴木慶一）、小泉今日子のバッキングメンバーを経て、デビュー後は国内では数少ない女性のマルチプレイヤーとしても地位を確立する。またソングライターやサウンドプロデューサーとして小泉今日子、松田聖子、PUFFY、金子マリ、渡辺満里奈、坂本真綾、川村カオリなど、数多くのアーティストを手がけ、高い評価を得ている。2008年、デビュー20周年を記念して渋谷C.C.Lomonホールでライブを開催。2009年には出演・撮影・主題歌を手がけたドキュメンタリー映画「無言歌」が公開された。2010年、約5年ぶりとなるニューシングル「my Sweet Surrender」をUPLINK RECORDSより4月8日にリリース。2012年7月に「鈴木しょうこ」名義で活動することを発表。2013年6月リリースの「45minutes～海、そしてふたつの言葉」「45minutes～海、そしてふたつの言葉」の2作品は再び「鈴木祥子」名義で活動を行っている。

写真は中村うさぎを迎えたトークの模様。

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石井ゆかりは17日のゲストとして出演。彼女の運営するサイト「筋トレ」の熱烈な読者だという鈴木は、待ちかねたように恋愛や仕事についての疑問を連発。石井は「恋愛はお互いの成長が釣り合っていないとうまくいかない」など、これまでの占いの経験に基づいた説得力ある主張で答えた。また鈴木が「my Sweet Surrender」収録の「名前を呼んで～When you call my name」レコーディングの際に発見した肉体的な気持ちよさについて語ると、石井は「何事にもびっくりできることがエイジレスに繋がるんだと思う」と答え、初対面とは思えないほどの息のあったトークを繰り広げた。

18日のゲストには中村うさぎが登場。思春期のモテる/モテないのヒエラルキーについての話題を皮切りに、この日は本音を突き通す中村の執筆スタイルに対し鈴木が率直に質問を投げかけた。中村の「言っちゃいけないことを言うことは気持ちいい」という歯に衣を着せぬ発言と数々の恋愛における失敗談に、場内は終始笑いに包まれていた。また女性の持つ「心の深いレベルでの共感力」を大切にするべきだという見解にふたりは意気投合。最後に鈴木が「無言歌～romances sans paroles～」撮影時に訪れた喪失感を経て、「幻想力を持って、作品を作り続けていかなければいけない」と新たな創作への意欲を語り、トークショーは盛況のうちに終了した。

鈴木祥子は5月9日に吉祥寺ROCK JOINT GBにて、ジャック達＆かわいしのぶを迎えてニューシングル発売記念ライブを実施。映画「無言歌～romances sans paroles～」は5月3日から7日まで渋谷UPLINK FACTORYでアンコール上映が決定している。