音楽ナタリー - 最新音楽ニュース

“UVERworldの一番の武器”サックス誠果生誕祭でcrew熱狂

3827

UVERworld「UVERworld LIVE TOUR 2018」東京・Zepp DiverCity TOKYOの様子。(写真提供:ソニー・ミュージックレコーズ)

UVERworld「UVERworld LIVE TOUR 2018」東京・Zepp DiverCity TOKYOの様子。(写真提供:ソニー・ミュージックレコーズ)

UVERworldが昨日9月25日にライブツアー「UVERworld LIVE TOUR 2018」の東京・Zepp DiverCity TOKYO公演を開催した。

この日誕生日を迎えた誠果(Sax, Manipulator)の生誕祭として行われた本公演。彼らは誠果が考案したセットリストでライブを行い、会場に集結したcrew(UVERworldファンの呼称)を熱狂させた。

大歓声の中キラーチューン「DECIDED」で勢いよくライブの口火を切った6人。間奏で誠果が高らかにサックスを響かせると、crewは彼を祝うようにライブ序盤から全力のコールを飛ばした。「俺たちが求めた最高の夜! さらにその次元の向こうへと連れて行ってやるよ!」とTAKUYA∞(Vo, Programming)が叫び、歌い始めたのは「ナノ・セカンド」。そして「誰1人置いて行くつもりねえからな!」と「WE ARE GO」でフロアにダイブし、crewの大合唱を浴びながら熱唱した。

「やべえところまで行こうよ! 今日は無茶苦茶やっていいかな?」というTAKUYA∞の言葉通り、6人はなりふり構わないアグレッシブなステージングを展開。会場が揺れた「ODD FUTURE」を経て、TAKUYA∞は「今日は大事なサックス奏者、誠果のバースデー。今年一番の夜にしようよ」と呼びかけ「Fight For Liberty」でフロア前方のcrewと拳を突き合わせた。MCでは誠果が「自分の生誕祭のライブは今日で4回目かな。一番ヤバいライブにしようと思ってるから、マジでよろしくな!」と目を輝かせ、真太郎(Dr)は「何がヤバいって、セットリストですよ。誠果さんのドSな部分が……(笑)」と熱いセットリストになっていることをほのめかす。和やかな空気が流れつつ、MCの最後にはTAKUYA∞が「本気で祝ってやるつもりがあるんだったら『おめでとう』じゃねえ。姿で見せろよ。ぶち上がっていこう!」とcrewを煽り、「LIMITLESS」を繰り出した。「やっぱ今日もUVERworldは最高じゃ! 誰だよ、UVERworldは売れねえって言ったやつは! 誰だよ、バンドにサックスは合わねえって言ったやつは!」とTAKUYA∞は言葉を吐き捨て、むき出しの感情を歌った「誰が言った」へ。強烈なサウンドが放たれると、crewは無我夢中で拳を高く振り上げた。

19歳の頃、UVERworldに加入したと同時にサックスを始めた誠果。TAKUYA∞が「バンド歴とサックス歴が一緒なんだよ。それってすごくない? バンドにサックス吹いたことないやつが『今日から始めます』って入るんだよ?」と当時を回想すると、誠果は加入時に購入したサックスを掲げて見せる。その後サックスを猛特訓し、今ではUVERworldのサウンドの核を担う誠果を「UVERworldの一番の武器」とTAKUYA∞は述べ、人生で2曲目に作ったバラードナンバーだという「優しさの雫」へとつなげた。誠果はサックスをフィーチャーしたこの曲をドラマティックに演奏。思わぬライブでのレアナンバー披露に、crewの興奮は一層高まっていった。

「後半戦ぶっとばせ!」とTAKUYA∞がフロアを煽り、芯のある太鼓の音と共にスタートしたのは「Wizard CLUB」。熱を帯びたサックスのサウンドが場内いっぱいに響きわたった。「CORE PRIDE」では6人の燃えたぎるようなプレイによってフロアの温度が一層引き上げられていく。TAKUYA∞は「最高だな、誠果! お前マジで最高な誕生日過ごしてんな!」と誠果に視線を向け、6人で小さなホールケーキを囲んで誕生日をお祝いしていた過去を振り返る。そして「いつかもっとでかいバンドになって、でかいライブハウスで誕生日ライブができるようなバンドになろうって願い続けてからの今日なんだよ!」と熱い思いを吐露し、「Q.E.D.」をまっすぐに届けた。

ライブもいよいよ終盤となった頃、「IMPACT」でTAKUYA∞がシンガログの沸き起こるフロアに飛び込む。フロアの熱を直に浴び、晴々しい表情でステージへと戻った彼は「クライマックスに差しかかってるんだけど、誠果がここにこの曲を入れたいと思ったのは、きっとUVERworldの未来をみんなに見せたかったんだと思うよ。俺たちは全員を音楽で包み込み、楽園へ連れて行きたい」と述べ、新曲「EDENへ」を力強い眼差しで歌い上げた。

TAKUYA∞は「俺は誠果のうれしそうな顔を見れて、今日本当にうれしい」と顔をほころばせ、「なんで俺こんなに誠果が好きなのかって聞かれたらわかんねえ。でも、こいつはUVERworldを本当に愛してくれてるし、俺のことを大切にしてくれる。俺みたいなやつを大切にしてくれるこいつのこと、俺は本当に大切にしていこうと思う」とストレートに思いを述べた。crewの大合唱が沸き起こった「0 choir」を経て、TAKUYA∞が「どこのどいつが俺たちの未来に絶望を感じたって、俺たち6人が、6人で過ごしていく日々に絶望を感じることはねえ! それがあるべき形だ! ありがとう」とラストナンバー「在るべき形」へとつなげ、誠果の肩に顔をうずめながら歌う場面も。美しいサックスの音色を響かせた誠果は最後に「メンバー6人がいて、こんなに熱いcrewがいて、そんな中で俺がうまく成り立ってるんやなっていうのが幸せ。すごく最高の日になりました。ありがとうございます。これからもいい意味でみんなの期待を裏切っていくんでよろしくお願いします!」と笑顔を見せ、生誕祭を締めくくった。

UVERworld「UVERworld LIVE TOUR 2018」2018年9月25日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. DECIDED
02. ナノ・セカンド
03. WE ARE GO
04. ODD FUTURE
05. Fight For Liberty
06. LIMITLESS
07. 誰が言った
08. PRAYING RUN
09. シリウス
10. 優しさの雫
11. CORE STREAM
12. Wizard CLUB
13. CORE PRIDE
14. Q.E.D.
15. IMPACT
16. EDENへ
17. 0 choir
18. 在るべき形

※0はストローク符号付きが正式表記。

音楽ナタリーをフォロー