天月-あまつき-×しまさか、大阪で真夏のパーティ開催「素敵な夏でした」

8月12日に天月-あまつき-が主催するライブイベント「サマーパーティー2018～ぼくらの家へようこそ！～」の大阪・オリックス劇場公演が実施された。1日2公演が行われたうち、この記事では昼公演の模様をレポートする。

大阪公演には天月-あまつき-のほか、浦島坂田船のメンバーである志麻ととなりの坂田。の2人が登場。7月に行われた千葉公演と同じく、ステージには彼らが一緒に暮らしているという設定のシェアハウスを模したセットが組まれ、3人はステージに置かれたぬいぐるみや浮き輪などの小道具を手に取りながらファンに楽曲を届けていった。

客電が落ち、まずはイベント主催者の天月-あまつき-がステージに登場。続いて坂田と志麻もステージに現れると、3人は“シェアハウス”に2200人を超えるオーディエンスが集まっていることに驚きの声を上げた。彼らはまだ寝巻姿のようで「朝だからゆっくりめの曲で……」と話していたが、バンドメンバーが演奏し始めたのはナユタン星人作曲のダンスナンバー「太陽系デスコ」。演奏前のゆったりしたトークから一転し、3人は1曲目から熱のこもった歌声を響かせて観客のテンションに火を点けた。志麻と坂田の2人が着替えのためにステージをはけると天月-あまつき-は1人で「かいしんのいちげき！」をパフォーマンス。曲中、彼が「今日くらいは好きに叫べ！」と呼びかけると、客席からは割れんばかりの歓声が上がった。

天月-あまつき-と入れ替わるようにステージに再登場した志麻と坂田は「ヒバナ」「脱法ロック」の2曲で声を合わせる。ソロコーナーに入ると志麻がバラードナンバー「ドナーソング」をしっとりと歌い、坂田は天月-あまつき-のオリジナル曲「イデア」を熱唱。さらに“しまさか”のライブでよく披露されている曲「スーパーヒーロー」を2人がデュエットしたところで、天月-あまつき-が再びステージに現れた。天月-あまつき-は、今回が初コラボとなる志麻と2人で「ロストワンの号哭」を歌唱。曲中、お互いの胸ぐらを掴み合って顔を近付けるなど、2人は息を合わせたパフォーマンスでオーディエンスの心を揺さぶっていった。続いてのコラボは天月-あまつき-と坂田による「ダンスロボットダンス」。2人のイメージカラーが赤であることを受け、観客のペンライトの色は赤一色に染まった。

天月-あまつき-は自身のソロステージで「きみだけは。」や「StarMan!!!」など、ライブの定番曲を丁寧に届けていく。歌唱中、天月-あまつき-が「一緒に歌って」と促すと、客席からは盛大なシンガロングが上がった。MCに入り、ひと息ついた天月-あまつき-は今回のイベントの共演者について「普段からゲームをメッチャやってる仲」だと話し、「だからこそ、笑い合える楽しいライブにしたかった」と「サマーパーティー」のコンセプトを説明。そして語りかけるようなボーカルが特徴的な「きっと愛って」ではアドリブで「大阪のみんなはどう思う？」と呼びかけ、関西のファンを喜ばせる。その後、観客に着席を促した天月-あまつき-は「カタオモイ」をしっとりと歌唱。オーディエンスは赤く光るペンライトを揺らしながら、彼の歌声にじっくりと耳を傾けていた。

イベント終盤、ステージ上のソファに腰かけた3人は千葉公演と同じくオーディエンス参加型のビンゴゲームを実施。3人それぞれが購入してきたプレゼントを賭けて観客たちはビンゴに熱中した。ビンゴでひと息ついた彼らは最後に気合いを入れ直し、仲睦まじい様子で「夏祭り」を歌唱。3人は歌いながらそれぞれ浮き輪を付けるなどリラックスした雰囲気で曲を届け、天月-あまつき-の「素敵な夏でした。ありがとう」という挨拶で真夏のパーティは締めくくられた。