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新「Z伝説」で幕開け!ももクロ、32曲メドレー×2で10年振り返った東京ドーム初日

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「ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-」5月22日公演の様子。(Photo by HAJIME KAMIIISAKA + Z)

「ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-」5月22日公演の様子。(Photo by HAJIME KAMIIISAKA + Z)

ももいろクローバーZが5月22、23日に東京・東京ドームでワンマンライブ「ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-」を開催した。この記事では22日に行われた初日公演「10年丸わかりDay ~120曲を1日で聴かせます!~」の模様をレポートする。

5月17日に結成10周年を迎え、昨日23日には初のベストアルバム「桃も十、番茶も出花」をリリースしたももクロ。彼女たちが東京ドームで単独公演を行うのは今回が初めてで、昨日の公演のチケットが完売したことを受けて開催が決定した22日公演には3万6873人もの観客が集結した。

オープニングではおなじみの「overture ~ももいろクローバーZ参上!!~」が流れ、5月21日に配信されたテレ朝動画「川上アキラの人のふんどしでひとりふんどし」内でメンバーが決めた「れに! かなこ! しおりん! あーりん! い、く、ぜ、ももいろクローバー!」という新しいコールが会場に響きわたった。ステージに炎が次々に上がり、モノノフ(ももクロファンの呼称)の期待が高まる中、金と銀のゴージャスな衣装に身を包んだももクロは壮大なSEと共に登場。自己紹介ソング「Z伝説 ~終わりなき革命~」の新バージョンである「Z伝説 ~ファンファーレは止まらない~」をダウンタウンももクロバンドの演奏に合わせて歌唱した。リニューアルされた歌詞やメロディ、振り付けにモノノフは盛り上がり、2番では元メンバーの早見あかりと有安杏果を意識した「ブルー! あっ、グリーン! おっ」というフレーズが飛び出した。

序盤からモノノフのボルテージを上昇させた4人は、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が試合の登場曲に使用している「吼えろ」、「桃も十、番茶も出花」初回限定盤モノノフパックDISC 3の収録曲を決めるファン投票企画で4位に輝いた「仮想ディストピア」、最新シングル曲「笑ー笑 ~シャオイーシャオ!~」を立て続けに披露。最初のMCでは、高城れにが「ついに来てしまいましたね、この日が。お待たせしました!」と満面の笑顔で叫んだ。続く自己紹介のあと、メンバーは可動式のステージに乗って会場の中央や後方に移動しながら計32曲をつなげたノンストップメドレーをパフォーマンス。インディーズデビュー曲の「ももいろパンチ」を筆頭に「空のカーテン」「白い風」「今宵、ライブの下で」などのウインターソングや、「ココ☆ナツ」「オレンジノート」「コノウタ」といったライブの人気曲を休みなく畳み掛けた。玉井詩織が「なかなかきつかった。歳とったね(笑)」と漏らすなど32曲のメドレーを振り返った彼女たちは、次に疾走感あふれるナンバーに生まれ変わった「『Z』の誓い」の新バージョンを初披露してモノノフを大いに驚かせた。

その後、ダウンタウンももクロバンドによるインストメドレー中に歴代のアーティスト写真を散りばめたユニークな衣装に着替えたももクロは、これまで振り付けがない状態で披露していた「デモンストレーション」を華麗なダンスと共に歌唱。続けてアッパーチューン「Chai Maxx」、バラード曲「Hanabi」と対照的なナンバーでモノノフを魅了した。ライブ中盤のMCでは読売ジャイアンツの高橋由伸監督からのメッセージ動画が上映されたのち、元プロ野球選手の宮本和知と藤村大介、マスコットキャラクターのジャビットがステージに登場。ももクロと読売ジャイアンツがコラボしたユニフォーム、キャップ、リストバンドなどが6月より日本テレビおよび球団のオンラインストアにて販売されること、8月28日に「ももクロナイター」と題した企画が行われることを発表した。「ももクロナイター」では場内に「ももクロシート」が用意されるほか、メンバーによる試合実況を聴くことができる。

ゲストを交えたトークでひとしきり盛り上がったあと、百田夏菜子の「“チームDiamond Four”、盛り上がっていけんのか!?」という煽りから、ライブは再び32曲連続のメドレーコーナーへ。ももクロはゴンドラに乗って場内を移動。「鋼の意志」では百田が「東京ドームで叫びたい」という今回の公演に合わせた歌詞で、「サンタさん」では高城がくす玉を割るパフォーマンスで会場を沸かせた。「灰とダイヤモンド」で佐々木彩夏が有安から引き継いだ「砂にまかれても」というパートを歌い上げ、この日2度目のメドレーは終了。百田が「人によってももクロを好きになったきっかけはさまざまだと思うんですけど、私たちの知らないところでももクロの曲が流れていて、楽しくなってくれていると思うとうれしいです」とコメントしたのち、4人は「キミノアト」「走れ!-Z ver.-」で東京ドームの空気を1つにまとめて本編を終えた。

アンコールに応えてステージに登場し、「BLAST!」を披露したももクロはメドレーを含めここまで計75曲を歌ったことをモノノフに伝える。ライブのサブタイトルである「120曲を1日で聴かせます!」を達成するまでまだ45曲残っていることについては、玉井が「入場のときのBGMを含めて120曲ということで」と明かし、高城は「今日は早く来たもん勝ちだったんだよ」とモノノフの笑いを誘った。そしてバンドメンバーの紹介後、4人は「桃も十、番茶も出花」に収録されている新曲「クローバーとダイヤモンド」を届けてから、代表曲「行くぜっ!怪盗少女」の新バージョン「行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-」をパフォーマンスした。

最後の挨拶では高城が「今でもまだ未完成の私たちで、たまにこけちゃったりつまづいたりすることがあるんですけど、こうしてみんながライブに来てくれて名前を呼んでくれて、笑顔を見せてくれて本当に幸せで。嫌なこともつらいことも人間だからあるけども、みんながいたら全部忘れられるなって改めて思いました」とモノノフに感謝の気持ちを述べ、佐々木は「21歳になって、みんながいろんなところから集まって来てくれて、一生懸命応援してくれてうれしいなって改めて思いました」「人生の半分くらいをももクロで過ごしていて、こんなに忙しい10代を過ごした人はいないって誇りに思うし、こんな充実した10年間を送れてうれしいです」と目に涙を浮かべながら語った。また玉井が「今までのライブの風景を思い返しちゃって。思い出に浸りながらファンの方の笑顔を見てると、全部のライブ会場に私たちを笑顔で迎えてくれるモノノフさんがたくさんいたなと思って、うれしいが止まらないです」「ももクロで勉強以外のいろんなことをたくさん学びました。それはどこの学校でも教えてもらえないことだし、私たちしか得られなかったいろいろな勉強がありました」と話すと、百田は「勉強ができない私でもこんなにたくさんの方の前に立っているという。人生は勉強だけではないという、この説得力!」と会場を笑いで包み込む。そして彼女は「今回のライブは感謝の気持ちを伝えたいと思ったライブなんですけど、伝わってますか? 言葉では伝えきれないぐらいのたくさんのありがとうを、今日は全部受け取って帰ってください!」と語って東京ドーム公演の初日を締めくくった。

ももいろクローバーZ「ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-」2018年5月22日 東京ドーム セットリスト

SE. overture ~ももいろクローバーZ参上!!~
01. Z伝説~ファンファーレは止まらない~
02. 吼えろ
03. 仮想ディストピア
04. 笑ー笑 ~シャオイーシャオ!~
05. ももクロメドレー(1)
06. 『Z』の誓い
07. デモンストレーション
08. Chai Maxx
09. Hanabi
10. ももクロメドレー(2)
11. キミノアト
12. 走れ!-Z ver.-
<アンコール>
SE. ENCORE OVERTURE
13. BLAST!
14. クローバーとダイヤモンド
15. 行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-

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