東京女子流、昼夜2公演で熱唱67曲「今度は4人で全曲ライブを」

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東京女子流が昨日2月18日に東京・マイナビBLITZ赤坂にて2部構成のエキシビジョン公演を開催した。

東京女子流 エキシビジョン公演「"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS00~TGS32-」の様子。

東京女子流 エキシビジョン公演「"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS00~TGS32-」の様子。

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今回のマイナビBLITZ赤坂公演は昼夜2公演にわたって全持ち曲をフルサイズで披露するワンマンライブ「"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS」として行われる予定だったが、新井ひとみが急性気管支炎にかかったため開催中止に。チケット料金は払い戻されることとなったが、メンバーとスタッフによる話し合いの結果、チケット払い戻しのうえで予定通りの公演内容を無料で行うエキシビジョン公演へと変更された。山邊未夢、中江友梨、庄司芽生の3人は合計約7時間におよんだ昼夜2公演で全67曲を披露。新井の歌唱パートをほかのメンバーが務める準備を行う時間がないため、新井のパートではCD音源が使用された。

東京女子流 エキシビジョン公演「"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS00~TGS32-」の様子。

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女子流の楽曲には、制作された順に“TGS”を冠したナンバーが付けられている。TGS01は2010年5月のデビュー曲「キラリ☆」だが、昼公演「"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS00~TGS32-」はデビュー前に制作されながら2014年に日の目を見たTGS00「Killing Me Softly」で幕開け。リーダー庄司がメンバーを代表し「今日は3人となってしまいましたが、ひとみの気持ちも私たちが届けます」と挨拶したあとは、2011年5月発表の1stアルバム「鼓動の秘密」の収録曲をアルバムの曲順通りに披露。「Love like candy floss」では観客がメンバーの合図に合わせてペンライトの明かりを点灯させ、ライブの演出に加わった。チアリーダーのポンポンを持って歌う「頑張って いつだって 信じてる」、2ndシングル曲「おんなじキモチ」などの初期の代表曲を立て続けに届けた3人は、1stアルバム発表当時の話で盛り上がる。中江は「声変わりしたのかな? 大人の女性の声になってきてない?」と大人に成長したことをアピールし、山邊は当時新井が仕事場に漢字ドリルを持ってきていたことを懐かしそうに語った。

東京女子流 エキシビジョン公演「"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS00~TGS32-」の様子。

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東京女子流 エキシビジョン公演「"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS00~TGS32-」の様子。

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リラックスしたトークで会場を和ませたあとは、2012年3月発表の2ndアルバム「Limited addiction」のブロックへ。「W.M.A.D」「Liar」「Rock you!」など勢いのある楽曲を次々畳みかけた女子流は、観客の体力を気遣いつつ、大人っぽいジャジーなBGMをバックに続くブロックの3rdアルバム「約束」がリリースされた2013年当時のことを語り合う。中江は「3rdの時期は本当に山あり谷ありでしたね」と振り返り、「そのときに改めてメンバーがいてよかったなと感じました」としみじみ口にした。そして3人は「Bad Flower」を衣装をはためかせながら歌ったほか、「ディスコード」「大切な言葉」などの「約束」収録曲を熱演。「月とサヨナラ」では椅子に腰掛けてのセクシーなパフォーマンスで観客を魅了した。ここまで32曲を歌った彼女たちは、ライブを終えるかと思いきや、「まだあの“禁断作”やってないですよね?」と笑みを浮かべ、小出祐介(Base Ball Bear)提供の先生と生徒の禁断の恋を描いた「Partition Love」を最後に披露した。

東京女子流 エキシビジョン公演「"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS33~TGS68-」の様子。

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夜公演「"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS33~TGS68-」は、2014年6月に発表された4thアルバム「Killing Me Softly」収録曲からスタート。ポップでダンサブルな「恋愛エチュード」、黒マントを羽織ってのミステリアスなパフォーマンスで魅了する「十字架」とフレキシブルな楽曲が並ぶ。一気に7曲を歌った女子流は、「Killing Me Softly」発売直後の2014年7月から5カ月連続で行った映画仕立ての特別公演「HARDBOILED NIGHT」について振り返る。「HARDBOILED NIGHT」はメンバーが演じるハードボイルドなストーリーとライブが同時進行するというもので、毎回物語にちなんだ新曲が発表された。今回の舞台となったマイナビBLITZ赤坂は「HARDBOILED NIGHT」の開催地でもあり、メンバーにとっては思い出深い場所。3人は物語映像のダイジェストをバックに、「HARDBOILED NIGHT」をダイジェストで再現した。

東京女子流 エキシビジョン公演「"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS33~TGS68-」の様子。

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その後はアルバム未収録曲をまとめたブロックへ。過去に2度しかライブで披露したことがなく、東京では初披露となった相川七瀬のカバー「Sweet Emotion」、普段は新井が全編通して歌うメインボーカルを3人で割り振った「Stay with me」などレアな場面が続いた。5thアルバム「REFLECTION」やシングル「Never ever」「深海」「ミルフィーユ」が発売された2015~16年は女子流が“アーティスト宣言”を行い、アイドルの現場からは身を引いて新たな路線を模索していた時期。EDMの要素を取り入れたり、メンバーが作詞に挑戦するなど現在につながるスタイルを確立したのがこの頃で、3人は“アーティスト宣言”を少々気まずそうに語りつつ、実り多い2年間を振り返った。

東京女子流 エキシビジョン公演「"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS33~TGS68-」の様子。

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東京女子流 エキシビジョン公演「"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS33~TGS68-」の様子。

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8年間を駆け足でたどってきた今回のライブも、夜公演が2時間を超えたところでようやく現在の時間軸へ。昨年10月に2枚同時リリースされたミニアルバム「PERIOD. BEST ~オトナニナルンダカラ~」「PERIOD. BEST ~キメテイイヨワタシノコト~」から初披露となった「ダイヤ」や、“アーティスト宣言”を経ての進化を見せた「water lily ~睡蓮~」、中江作詞の「たぶん、ずっと好き」などが歌われ、「Don't give it up」ではメンバーと観客が拳を上げて一体感を作り上げた。ここまで昼公演から通して66曲を披露した女子流は、改めて観客に感謝の言葉を述べ、深々と頭を下げる。リーダー庄司は2月28日に発売されるニューシングル「ラストロマンス」について触れ、「本当は今日初披露しようかなと思ってたんですけれども、やっぱり初披露は4人で届けたいと思います。私たちにはもう1人、心強い最年少がいますので、次は4人で……全曲ライブ……4人の東京女子流でTGS00から全曲ライブやらせてください!」と発言。客席は賛成の意を伝える大歓声が巻き起こった。そして3人は「最後に私たちの未来に向かう曲を」と、TGS66「STARTING, MY ROAD!」を歌い、合計7時間におよんだ全曲ライブを終えた。なお女子流のYouTube公式チャンネルには、当日生配信された昼夜2公演の模様がフルサイズでアーカイブされている。

東京女子流 エキシビジョン公演「"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS33~TGS68-」の様子。

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また夜公演の終盤には、5月から8月にかけて東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで単独公演「新*定期ライブ」が開催されることがメンバーから発表された。ライブは5月から7月まで毎月1回、8月は10~12日の3日連続で行われる。

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東京女子流 エキシビジョン公演
2018年2月18日 マイナビBLITZ赤坂 セットリスト

"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS00~TGS32-

01. Killing Me Softly
02. 鼓動の秘密
03. Love like candy floss
04. ヒマワリと星屑
05. 頑張って いつだって 信じてる
06. サヨナラ、ありがとう。
07. Attack Hyper Beat POP
08. おんなじキモチ
09. ゆうやけハナビ
10. きっと 忘れない、、、
11. 孤独の果て ~月が泣いている~
12. キラリ☆
13. Sparkle
14. W.M.A.D
15. Regret.
16. 僕の手紙
17. Don't Be Cruel
18. Liar
19. Rock you!
20. 眩暈
21. Limited addiction
22. 追憶 -Single Version-
23. Bad Flower
24. ディスコード
25. それでいいじゃん
26. 大切な言葉
27. 月とサヨナラ
28. 幻
29. Overnight Sensation ~時代はあなたに委ねてる~
30. ふたりきり
31. LolitA☆Strawberry in summer
32. 約束
33. Partition Love

"DISCOGRAPHY" CASE OF TGS -TGS33~TGS68-

01. pain
02. 運命
03. ちいさな奇跡
04. 恋愛エチュード
05. ずっと 忘れない。
06. 十字架
07. Mine
08. GAME
09. existence
10. pale blue nocturne
11. Say long goodbye
12. A New Departure
13. チムチムチェリー
14. Sweet Emotion
15. 君へ -Royal Mirrorball Mix-
16. 加速度
17. Stay with me
18. リフレクション
19. Never ever -TJO&YUSUKE from BLU-SWING Ver-
20. illusion
21. White Snow
22. READY GO!
23. Dear Friend
24. 純白の約束
25. YOU & I FOREVER -YUSUKE from BLU-SWING mix Ver.-
26. ダイヤ
27. 雨と雫
28. 深海 -Hi-ra Mix-
29. ミルフィーユ
30. predawn
31. water lily ~睡蓮~
32. たぶん、ずっと好き
33. Don't give it up
34. STARTING, MY ROAD!

東京女子流 新*定期ライブ

2018年5月26日(土)東京都 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
2018年6月30日(土)東京都 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
2018年7月1日(日)東京都 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
2018年8月10日(金)東京都 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
2018年8月11日(土・祝)東京都 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
2018年8月12日(日)東京都 Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

※「ダイヤ」は末尾にダイヤマーク付きが正式表記。

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