いよいよ5人体制最後となるステージを前に、有安は「8年間やり切ったので後悔はなくてすっきりしています。5人でのライブは本当に今日がラストなので、思いっきり楽しみたいと思っています」と意気込んだ。続けて佐々木彩夏はリハーサルを経てやっと5人で最後のライブだという実感が湧いたとのことで、「5人でライブをやるのも、踊るのも最後なんだなって。寂しい気持ちはありますが、私たち4人の始まりだと思うので、モノノフの皆さんと楽しい1日にしたいです」と話した。百田夏菜子は有安の卒業発表後、初めてのステージになることから「ファンの方にたくさんの思いを5人で伝えられるようにがんばります」と述べ、玉井詩織は「泣いても笑っても今日が最後の5人でのステージ。つらいこともみんなで笑って吹き飛ばしてきたので、今日はいい笑顔で杏果を見送って、私たち4人としても新たなスタートを切れるようなステージにできたら」と笑顔を見せた。高城れには「杏果から今、悔いはないという言葉が出てすごくよかったと思うし、私たち4人もこれからまだまだももいろクローバーZとしての道が続きます。モノノフさんと歩んで行けたら」と思いを語った。
また有安は卒業発表したあとの反響について、「いろんな意見があることは覚悟していました。でも日が経つごとに『お疲れさま』と声をかけてくれる方がたくさんいたので本当にうれしかったです」と話した。続けて、ももクロの活動で印象に残っていることについて質問がおよぶと、ももクロは路上ライブに始まり、有安自身が加入してから駐車場や家電販売店の前などでのパフォーマンスを経験し、最終的に大きな会場のステージにたくさん立てたことなどを振り返ってから「ライブが一番印象的です」と述べた。さらに有安についてどう思っているのかという問いかけに、百田は「歌声が力強くて、ライブでイヤモニから聴こえてくる有安の声の心強さを常にライブ中でも『うわーカッコいいなあ』っていつも思ってました」、玉井は「入ってきたときから一番小さかったんです。身長は変わってないはずですけど、『あれ、大きくなった?』と思うくらいの存在感があるなって思ってました。あと頭が一番いいです。学生時代から一緒にやってきたので、テスト前になると杏果が勉強をし始めていて、見習わなきゃって」と振り返った。
続けて有安にまつわるエピソードとして、百田が「大きなライブのときはフォーメーションがステージによって変わるので、0からフォーメーションを作り直すんです。杏果はメモの仕方が細かくて、ダンスノートを一番真面目に書き込んでました」と振り返り、玉井が「ライブのカメラマンさんに杏果のダンスシートを毎回見せていました。だからいなくなっちゃったら誰もやらないのでスタッフさんが困ると思います(笑)」とコメント。そして「マメな人だなって思います」と高城が話すと、百田は「誕生日には0:00ぴったりに連絡をくれるんです。ほかのメンバーはそんなことないのに」と有安のマメな一面を紹介。当の有安は「誕生日になったら卒業しても毎年、必ずメッセージを送るよ。アラーム設定してるから、2分前くらいに準備して送ってたの」と細やかな気配りをしていたことを明かし、ほかのメンバーを驚かせた。
会見の終わりに有安は、今までファンと共に歩んできたことを振り返りつつ、「ももクロのメンバーがれに、しおりん、夏菜子、あーりんでよかったなって本当に思います」と胸中を吐露。担当カラーの緑については「ファンとつながる大事な色です」、ももクロで学んだこととして「どの職業でもそうだと思いますが、1人では成り立たないし、たくさん支えてくれる人がいて今までこういうお仕事ができていたので、これからも感謝と謙虚さを忘れずにいたいと思います」と語った。
なお本日のライブの模様は、追って音楽ナタリーにてレポートする。
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