まねきケチャ新5人体制で挑んだTDCホールワンマン、新曲含む約3時間の熱演

まねきケチャが1月7日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにてワンマンライブ「TDCでまねきケチャ 2018!」を行った。

昨年11月に新メンバーの深瀬美桜を加え、新たな5人体制となったまねきケチャ。グループ史上最大規模のワンマンライブとなった今回の公演で、5人はバックダンサーと共に「冗談じゃないね」でライブをスタートさせた。最初のMCでは藤川千愛が「ずっとやりたかったことがあって、やってもいいですか？」と話し、「アリーナー！」と客席に向かって絶叫。会場を盛り上げた彼女たちは「SPLASH」で観客とタオルを振り回し、「告白ススメ」の曲中には宮内凛が「絶対結婚しような！」と客席に呼びかけてファンを喜ばせた。

MCで自己紹介を終えた5人は扇子を持って「キミが笑えば」を、モンスターに扮したバックダンサーを従えて「モンスターとケチャ」を歌唱。さらに現5人体制では初披露となったメジャーデビュー曲「どうでもいいや」でファンを魅了した。その後白雪姫をコンセプトにした新衣装について触れ、ステージ上で1人ずつポーズを決めた彼女たちはペンライトを持って「一刀両断」を披露。松下玲緒菜、中川美優、宮内、藤川の4人による「SEVENTH HEAVEN」「僕が僕を」のパフォーマンス後には、深瀬がプロデューサーの古谷完とのトークでほかのメンバーの印象を語り、「まずはみんなに付いていって、いろんな人に名前を知ってもらえるようにがんばります。1番大きな目標としては紅白に出たいですね」と自身の目標を述べた。

2人がトークで観客を和ませたあと、メンバーは宮内が「お気に入りのポイントは網タイツ」と紹介する衣装に着替え、5人そろってステージに登場。2月から開催される全国ツアー「まねきケチャ全国ツアー2018 まねきケチャカーニバル！」の全日程や、3月にCSテレ朝チャンネル1にてまねきケチャの特別番組の放送が決定したことなどが発表されたあと、9月24日に東京・日本武道館にてワンマンライブ「日本武道館 de まねきケチャ」が行われることがサプライズで告知されると、場内は驚きと歓喜の声でいっぱいに。古谷から心境を聞かれた藤川は「信じられないです」と言葉にならない様子を見せた。

その後アコースティックなサウンドの新曲「ハリネズミの唄」を椅子に座ってしっとりと歌い上げた5人は、アッパーな新曲「カクカクシカジカ」を初披露。ロック調の新曲「キミに届け」でファンと共にヘッドバンギングを繰り広げてから、1人ひとりファンに向けて挨拶を述べていった。松下は「美桜ちゃんが加入して5人にまた戻って、今のまねきケチャは最強な気がします。どこまででも行けるし、紅白も絶対行けるって思います」と力強く語り、深瀬は「最初は美桜がまねきケチャに入って大丈夫かなってすごい不安だったんですけど、ファンの皆さんやメンバーが温かく迎えてくれて、『美桜ちゃんが新メンバーでよかった』って言ってくれてがんばれました」と涙ながらに心境を吐露。藤川は「どんなときもファンのみんなが励ましてくれたから、私は今ここで大好きな歌を歌うことができています」と観客に感謝の気持ちを伝えた。

それぞれ挨拶を終えたメンバーは、藤川の「もしもタイムマシンがあったら過去の夢を追いかけてる自分に会って『ずっと夢だった場所で歌うことができるよ。これからもあきらめずに夢をがんばってね』って言いたいです」という言葉から「タイムマシン」を歌唱。続く「奇跡」ではコール＆レスポンスを展開して会場をひとつにした。そして彼女たちはライブ本編の最後に代表曲「きみわずらい」を熱演。アンコールでは白いTシャツ姿に着替えて「愛言葉」をパフォーマンスし、約3時間にわたるワンマンライブを締めくくった。