TAKUROソロツアー千秋楽で充実ライブ、GLAYへの還元を誓う

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GLAYのTAKURO(G)のソロツアー「GLAY TAKURO Solo Project 2nd Tour "Journey without a map 2017"」の最終公演が、昨日12月28日に神奈川・MOTION BLUE YOKOHAMAにて行われた。

GLAYとは?

北海道函館市出身の4人組ロックバンド。TAKURO(G)とTERU(Vo)を中心に1988年に活動を開始し、1989年にHISASHI(G)、1992年にJIRO(B)が加入して現在の体制となった。1994年にシングル「RAIN」でメジャーデビュー。1996年にはシングル「グロリアス」「BELOVED」が立て続けにヒットし、1997年に12枚目のシングル「HOWEVER」がミリオンセールスを記録したことでトップバンドの仲間入りを果たす。1999年7月には千葉・幕張メッセ駐車場特設会場にて20万人を動員するライブを開催し、当時有料の単独ライブとしては日本最多観客動員を記録する。2010年4月には自主レーベル「loversoul music & associates」(現:LSG)を設立。メジャーデビュー20周年となる2014年には宮城・ひとめぼれスタジアム宮城にて単独ライブ「GLAY EXPO 2014 TOHOKU」を行った。デビュー25周年を迎えた2019年より「GLAY DEMOCRACY」をテーマに精力的な活動を展開。10月にアルバム「NO DEMOCRACY」を、2020年3月にベストアルバム「REVIEW II -BEST OF GLAY-」をリリースした。デビュー30周年を迎える2024年は、周年のテーマとして「GLAY EXPO」を掲げて活動中。5月にシングル「whodunit-GLAY × JAY(ENHYPEN)- / シェア」を発表し、6月に埼玉・ベルーナドームで単独公演「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025」を行い、10月に4年ぶりとなるアルバム「Back To The Pops」をリリース。11月から全国アリーナツアーを開催する。

TAKURO

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GLAYのアリーナツアーと並行して開催されたツアーには、旧知の仲であるTOSHI(Dr)のほか、川村ケン(Piano)、岩永真奈(B)、前田サラ(Sax)が同行。各地での公演同様に、ツアーファイナルでもTAKUROと息の合ったセッションを繰り広げ、満員のオーディエンスを酔わせた。

「GLAY TAKURO Solo Project 2nd Tour "Journey without a map 2017"」神奈川・MOTION BLUE YOKOHAMA公演の様子。

「GLAY TAKURO Solo Project 2nd Tour "Journey without a map 2017"」神奈川・MOTION BLUE YOKOHAMA公演の様子。[拡大]

観客は食事やアルコールを楽しみながら主役TAKUROの登場を待ち、会場内が暗転するとステージに熱い視線を送る。バンドメンバーと共に登壇した彼は「ようこそいらっしゃいました!」と目の前のファンを歓迎し、軽快にスウィングする新曲をオープニングナンバーとしてプレイ。TAKUROはときおり客席に背を向け、バンドメンバーとアイコンタクトを取りながら音を重ねていく。2曲目の「Lullaby」の前には「“Journey”やめ! 忘年会、無礼講で! 今日で最後だ、仕事納めだ!」と語り、リラックスしたムードの中でギターを楽しげに奏でた。

TAKUROはこの日、アルバム「Journey without a map」の楽曲はもちろんのこと、自身の最新のモードを提示するように新曲も披露。前田サラが哀愁たっぷりのソロを聴かせるミディアムチューンや、敬愛するムッシュかまやつを思って作ったナンバーなど多彩な新曲を届けた。

そして時間はあっという間に過ぎ、「ホントにみんなとの時間が楽しすぎて、次で最後の曲なんですけど……」とTAKUROが口にすると「えー!」という残念そうな声があちこちから上がる。TAKUROも名残惜しそうにしながら「最高のファイナルでした!」と満足げに語り、渋く味わいのある「Journey without a map」を弾き始める。クライマックスで彼は哀愁たっぷりの演奏に歌声を重ね、深い余韻を残してステージをあとにした。

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熱烈なアンコールに応えて再び現れたTAKUROは、先月リリースされたばかりのGLAYの新曲「あなたといきてゆく」について言及したり、観客が飲んでいるレモンサワーについて触れ、「俺ももらっていいですか?」とスタッフにオーダーしたりと気ままにトークを繰り広げる。そして観客にメインボーカルの大役を任せ「あなたといきてゆく」をパフォーマンス。大サビでは観客の歌声に耳を傾け、「みんなの声援があってこのツアーが回れました」と感慨深そうに語った。

曲が終わる頃にレモンサワーがTAKUROのもとに届けられ、彼は満面の笑みで「今年、お疲れ!」と乾杯の音頭をとる。そしてGLAYに貢献するためにソロ活動を開始したことや、自分の実力を思い知らされ落ち込む夜があったことを告白。「今日いただいたたくさんの愛情とパワーを、GLAYに還元しますんで楽しみにしててください」と述べ、故郷の函館に捧げる「函館日和」を奏で始めた。横浜の夜景をバックにTAKUROは柔らかなメロディを丁寧に紡ぎ、穏やかなひとときを作り出して2ndソロツアーを締めくくった。

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TAKURO「GLAY TAKURO Solo Project 2nd Tour "Journey without a map 2017"」2017年12月28日 MOTION BLUE YOKOHAMA セットリスト

01. 新曲
02. Lullaby
03. Autumn Rain
04. 新曲
05. 新曲
06. Istanbul Night
07. 新曲
08. Journey without a map
<アンコール>
09. あなたといきてゆく
10. 函館日和

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