絢香の卒業ソング「サクラ」、ファンの声に応えてシングル化

絢香がライブ会場シングル「サクラ」をリリースすることを発表した。

4月よりライブツアー「Acoustic Live Tour 2017-2018 ～3-STAR RAW～」を開催中の絢香。「サクラ」はツアー初日から披露されており、卒業ソングでありながら、子供が巣立つ際の親の気持ちなども歌われているため、さまざまな世代の来場者から音源化を望む声が寄せられていた。その声を受ける形で、急きょ、10月14日の富山・オーバード・ホール公演よりCDとして販売されることが決定した。

絢香は「サクラ」について「どの世代の方が聴いても、青春時代の回想から人生の歩みに伴い向き合う卒業や別れに至るまで、思いを馳せながら聴き入ることができる曲にしたいと思いました」と説明している。シングルはライブ会場のほか、ファンクラブサイトでも購入が可能。詳細はオフィシャルサイトにて確認を。

なお彼女のInstagramでは、シングルを手にした写真がアップされている。

絢香 コメント

「サクラ」は私にとって初めての季節ソング、そして卒業や別れを表現した曲です。
この曲を書きながら、人生にはいくつもの視点からなる卒業や別れが存在することに気づきました。
例えば、親からすれば子どもが卒業を重ねていく毎に子育てからの卒業が近づくことを意味していたり、人生の節目や段階を追えば、卒業というくくりに当てはまるような切ない別れの場面がいくつも訪れていきます。
どの世代の方が聴いても、青春時代の回想から人生の歩みに伴い向き合う卒業や別れに至るまで、思いを馳せながら聴き入ることができる曲にしたいと思いました。

私が生きてきた中では、17歳で上京する時が、友達や家族と地元との別れという人生で初めて経験する大きな卒業でした。
そして時を経て、親になって2年が過ぎ、すべての面で支えが必要だった赤ん坊の娘ではもうなくなり、嬉しいけれどとても切なく、早くもこれから重ねていく卒業の1つを迎えたように感じます。
来たる大きな卒業は、きっと娘が巣立つ時だと思うと、想像しただけで涙が溢れます。

私が上京するときの母の心境も、とても切ないものだったはず。
いまならわかります。

時間は止まることなく流れ、人生を歩む過程で誰もが通る「大切な卒業や別れ」にひそむ切なさを、舞い散るサクラに重ねて…