出会って10年目のKEYTALK、初の横浜アリーナで灼熱の“祭り”

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KEYTALKが9月10日に神奈川・横浜アリーナでワンマンライブ「10th anniversary KEYTALK 横浜アリーナ ワンマンライブ 俺ら出会って10年目~shall we dance?~」を開催した。

KEYTALK「10th anniversary KEYTALK 横浜アリーナ ワンマンライブ 俺ら出会って10年目~shall we dance?~」の様子。(撮影:後藤壮太郎)

KEYTALK「10th anniversary KEYTALK 横浜アリーナ ワンマンライブ 俺ら出会って10年目~shall we dance?~」の様子。(撮影:後藤壮太郎)

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4人はバンド史上最大規模の単独公演で、約3時間にわたって全30曲を熱演。多くの楽曲において4分割されたスクリーンにメンバーが個別に映し出されたライブは、1人ひとりのキャラクターにフィーチャーしたKEYTALKならではの内容となった。

寺中友将(Vo, G)(撮影:後藤壮太郎)

寺中友将(Vo, G)(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

スクリーンに「Shall we dance?」という文字と共にカウントダウンが表示され、0になると場内後方の入り口にメンバーが登場。彼らはオーディエンスとハイタッチを交わしながら通路を歩き、初の横浜アリーナのステージへと向かった。4人はそれぞれ楽器の配置につき、今年新たにライブの定番曲に加わったサマーチューン「Summer Venus」で公演をスタート。バンドはスモークやレーザーライト、南国を感じさせるアニメーションなどを盛り込んだ豪華な演出をバックに、パワフルな演奏で“お祭り感”のある空気を生み出していった。

首藤義勝(Vo, B)(撮影:後藤壮太郎)

首藤義勝(Vo, B)(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

「ASTRO」「ダウンロードディスコ」でオーディエンスのテンションを一層引き上げたあと、リーダーの小野武正(G)が「こんばんは! 下北沢からやってきましたKEYTALKです!」と挨拶。寺中友将(Vo, G)は「最高の舞台です」と満員のオーディエンスで埋まった場内を見渡した。「fiction escape」では首藤義勝(Vo, B)が軽やかに刻むベースのビートに合わせて、観客が一斉にジャンプ。「sympathy」のあとには小野が「時は2017年! 横浜アリーナに駆けつけた1万2000人の猛者たち……そしてそこに立ちはだかる4人の侍! 横浜アリーナ、かかってこいや!」と観客を煽り「SAMURAI REVOLUTION」で迫力のあるプレイを見せつけた。

小野武正(G)(撮影:後藤壮太郎)

小野武正(G)(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

その後もバンドはメンバー全員が作詞作曲を手がける彼らならではの振り幅の広いステージを展開。小野作曲の「金木犀」で寺中と首藤がノスタルジックなメロディを歌い上げたあと、4人は首藤作曲の「HELLO WONDERLAND」「桜花爛漫」で会場のボルテージを高め、そして寺中作曲のメロディアスなナンバー「茜色」をじっくりと聴かせ会場の空気を一変させる。「Monday Traveller」では、オーディエンスが軽快なサウンドに身を預け心地よさそうに体を揺らしていた。

八木優樹(Dr, Cho)(撮影:後藤壮太郎)

八木優樹(Dr, Cho)(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

ライブも折り返し地点に差しかかった頃、小野が「僕たちは出会ってから10年目で、まだKEYTALKの結成10周年ではございません。というのも、僕たちにはrealっていう前身バンドがありまして」と、自身と八木優樹(Dr, Cho)が高校の軽音部で出会いrealを結成したこと、首藤と寺中がバンドに加入した経緯を語り始める。そして彼らは現在所属するKOGA RECORDSに送ったデモテープの1曲目に収録されているというレアナンバー「view」を演奏。みずみずしい4人のアンサンブルを場内に鳴り響かせていった。その後「YGB」では激しいプレイを見せながら八木がドラム台ごと上昇し、観客の視線を引き付ける。直後の「マスターゴッド」では、首藤がメンバーに「みんな10年間ありがとう! 20年後も30年後も一緒にバンドやろうぜ!」と熱く呼びかけた。

オーディエンスに囲まれながら「バイバイアイミスユー」を歌う寺中友将(Vo, G)。(撮影:後藤壮太郎)

オーディエンスに囲まれながら「バイバイアイミスユー」を歌う寺中友将(Vo, G)。(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

炎が飛び交う中「One side grilled meat」を演奏したあと4人はステージから捌け、スクリーンにはバンド初期のメンバーの様子を収めたムービーが流れる。バンド名をrealからKEYTALKに変えると発表したときの映像、さらに2009年に小野による運転で初のワンマンツアーに出かけたときの車の中の様子を経て、最後には2015年に開催された東京・日本武道館公演の映像が映し出された。ムービーが終わり場内の照明が点くと、ステージ後方の通路に寺中、首藤、小野の姿が。サプライズに会場が沸く中、彼らは観客に囲まれる形で「バイバイアイミスユー」を真っ直ぐに奏でステージへと戻る。小野は日本武道館公演のときに同曲でオーディエンスが携帯電話のライトを使って美しい景色を見せてくれたことを振り返り「今回僕らから逆サプライズをしたかったんです」と満足気な表情で語った。

KEYTALK「10th anniversary KEYTALK 横浜アリーナ ワンマンライブ 俺ら出会って10年目~shall we dance?~」の様子。(撮影:後藤壮太郎)

KEYTALK「10th anniversary KEYTALK 横浜アリーナ ワンマンライブ 俺ら出会って10年目~shall we dance?~」の様子。(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

ライブ終盤にはKEYTALKの今後について寺中が「最終的には日産スタジアムとか東京ドームでライブをやりたいな。八木くんがしつこいので名古屋ドームでのワンマンライブもいつか実現したいね」と中日ドラゴンズのファンである八木を喜ばせる場面も。小野は「10年後“出会って20年”ライブをやれたらいいなと思います」と宣言し「22曲やりましたけど、まだまだ付いてこれますか!?」という煽りでダンサブルなナンバー「Love me」へとつなげた。4人はアッパーチューン「YURAMEKI SUMMER」「太陽系リフレイン」でラストスパートを駆け抜け、場内に熱狂の渦を巻き起こしていく。さらに「祭りが好きなやつは手を上げろ!」という言葉と共に「MATSURI BAYASHI」が豪快に演奏されると、間奏では花火の映像をバックに小野が華麗なギターソロを披露。そして4人は銀テープが舞う中「Oh!En!Ka!」をオーディエンスと大合唱し、本編を終了させた。

ライブの最後に観客と記念撮影をするKEYTALK。(撮影:後藤壮太郎)

ライブの最後に観客と記念撮影をするKEYTALK。(撮影:後藤壮太郎)[拡大]

アンコールで再びステージに登場したメンバーは、新曲「セツナユメミシ」をセンチメンタルな雰囲気を漂わせながら届けていった。八木のドラムソロで勢いよくスタートした「スポットライト」を挟み、彼らは「ラストにもう1曲踊りませんか!」とキラーチューン「MONSTER DANCE」を生き生きとプレイし会場を1つにする。寺中がラベルに「ほんとありがとう」の文字が刻まれたビールを一気飲みすると4人は手をつないで客席に向かっておじぎをし、晴れ晴れしい表情でステージをあとにした。

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KEYTALK「10th anniversary KEYTALK 横浜アリーナ ワンマンライブ 俺ら出会って10年目~shall we dance?~」2017年9月10日 セットリスト

01. Summer Venus
02. ASTRO
03. ダウンロードディスコ
04. fiction escape
05. sympathy
06. SAMURAI REVOLUTION
07. 金木犀
08. HELLO WONDERLAND
09. 桜花爛漫
10. 茜色
11. boys & girls
12. OSAKA SUNTAN
13. Monday Traveller
14. view
15. YGB
16. マスターゴッド
17. color
18. One side grilled meat
19. バイバイアイミスユー
20. 黄昏シンフォニー
21. プルオーバー
22. ミルクティーは恋の味
23. Love me
24. YURAMEKI SUMMER
25. 太陽系リフレイン
26. MATSURI BAYASHI
27. Oh!En!Ka!
<アンコール>
28. セツナユメミシ
29. スポットライト
30. MONSTER DANCE

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