エビ中、ベビレ、女子流ら熱演!5人のドロシーが復活果たした「@JAM EXPO」2日目
2017年8月31日 11:50
15 音楽ナタリー編集部
8月26、27日に神奈川・横浜アリーナにてライブイベント「@JAM EXPO 2017」が開催された。この記事では27日公演よりメインステージであるストロベリーステージの模様を中心にレポートする。
この日、会場の4階に設置されたキウイステージではアップアップガールズ(仮)とDDTプロレスリングによって誕生したアイドルとプロレスの融合を目指す新グループ・アップアップガールズ(プロレス)がお披露目された。歌やダンス、フィジカルのテストなど、2カ月半にわたるハードなオーディションを勝ち抜いたヒカリ、ヒナノ、ミウ、ラクの4人はプロレスの技名が歌詞に散りばめられたデビュー曲「アッパーキック!」をパフォーマンス。ライブ後の記者会見ではプロレスラーとしての目標について、ミウが「まだまだですけど、いつかは(チャンピオン)ベルトが獲れる選手になりたいです」と力強く答え、ヒカリは「路上プロレスで、いろんな高いところから飛びたいです」と意気込みを語った。
27日公演のストロベリーステージには指原莉乃(HKT48)がプロデュースを手がける=LOVEが1番手で登場。AKB48「大声ダイヤモンド」と、9月6日にリリースするデビューシングルの表題曲「=LOVE」を元気いっぱいに披露した。続くバンドじゃないもん!はライブの人気曲の「すきっぱらだいす▽」や「ショコラ・ラブ」、3B juniorはももいろクローバーZ「マホロバケーション」やエモーショナルなナンバー「勇気のシルエット」、PASSPO☆はロックなサウンドの「WANTED!!」「マテリアルGirl」などでファンを魅了。1曲目に「ねぇバーディア」を届けたNegiccoは、「トリプル!WONDERLAND」「さよならMusic」といった楽曲を立て続けに歌唱した。
2日目最初のコラボ企画「EXPO Special JAM Session」には、イベントの総合司会を務めた古川未鈴(でんぱ組.inc)が“センターになりたい”アイドルたちを率いて出演。鹿目凛(ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組))、十束おとは(フィロソフィーのダンス)、的場華鈴(虹のコンキスタドール)ら10人とでんぱ組.inc「ちゅるりちゅるりら」を披露した。またGEMとLinQは「キミと僕。」「HANABI!!」を歌ったほか、ヤなことそっとミュートとlyrical schoolのコラボではリリスクがヤナミューの楽曲「Lily」の間奏でラップを繰り広げた。
6人体制で「@JAM EXPO」に初出演したときめき▽宣伝部は「ぴょんぴょん」でコール&レスポンスを展開し、PassCodeは「MISS UNLIMITED」「sieze the day」などのアグレッシブなナンバーを連投。この日2回目の「EXPO Special JAM Session」でのアプガ(仮)とPASSPO☆のコラボでは、それぞれの妹分グループであるアップアップガールズ(2)とぷちぱすぽ☆もステージに現れ、お互いの楽曲をパフォーマンスした。妹分のコラボのあとには、PASSPO☆が9月15日の東京・Zepp Tokyo公演をもってグループを卒業するアプガの仙石みなみと佐藤綾乃へのエールを込めて「Dear My Friends」を歌唱。またParty Rockets GTとTask have Funは「3WD」「Beyond」を、チャオ ベッラ チンクエッティとprediaは「なんじゃこりゃ?!」「The Call」を披露した。
続いて登場したまねきケチャは「タイムマシン」「きみわずらい」を熱唱し、AKB48 Team 8は「恋するフォーチュンクッキー」で観客と一緒に踊りを楽しんだ。「@JAM EXPO 2017」最後の「EXPO Special JAM Session」ではSUPER☆GiRLSと夢みるアドレセンスが「花道!!ア~ンビシャス」「ファンタスティックパレード」、転校少女歌撃団とアキシブprojectが「ときめけ☆アフタースクール!」「真夏のセレナーデ」、あゆみくりかまきとベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)が「鮭鮭鮭」「B.U.S.U -ぶす-」で共演。AKANEこと湊あかね(predia)、CHiTTiiiことセントチヒロ・チッチ(BiSH)、MAINA(大阪☆春夏秋冬)、YURIYAこと鈴木友梨耶(Cheeky Parade)からなるNATASHAは、この日会場で発売された新作CDより「VOLCANO」「MOONLiGHT」を熱演し、オーディエンスを圧倒した。
STU48、9nineのパフォーマンスを経て行われた、メンバーが卒業したユニットや解散したグループが一夜限りの復活を果たす「EXPO Dream Stage」にはDorothy Little Happyが登場。現メンバーである高橋麻里に2015年7月にグループを卒業したcallmeの秋元瑠海、富永美杜、早坂香美、今年7月にグループを卒業し芸能界を引退した白戸佳奈を加えた5人体制で出演を果たした。「ストーリー」でライブをスタートさせた彼女たちは、「STARTING OVER」や「ASIAN STONE」などを次々に披露。MCではひさびさに再会した際のお互いの印象や、復活ライブが叶ったことへの喜びを語り合った。そして5人は「あのときの、あの伝説になったあの曲を」という言葉から、秋元、富永、早坂が卒業した東京・中野サンプラザホール公演でラストに披露した「未来へ」を笑顔でパフォーマンス。その後も「colorful life」「Life goes on」といった人気曲を届けたドロシーはファンやスタッフに感謝の気持ちを伝え、白戸は「大好きなDorothy Little Happyを1人でやってくれている麻里ちゃんには、これからもがんばってほしいです」と挨拶した。5人は最後に「デモサヨナラ」で会場を大いに盛り上げ、鳴り止まない拍手の中ステージを立ち去った。
東京女子流は「ミルフィーユ」「おんなじキモチ」など新旧の楽曲を織り交ぜたセットリストで、ベイビーレイズJAPANは最新シングル曲「◯◯◯◯◯」や「夜明けBrand New Days」で観客を熱狂させた。27日公演のストロベリーステージのトリを務めたのは、前日に愛知県の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で野外コンサート「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in モリコロパーク 2017」を終えたばかりの私立恵比寿中学。彼女たちは「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」や、Jose(TOTALFAT)提供の新曲「HOT UP!!!」で会場の熱気を高めていく。メンバーが曲中にダンスバトルを繰り広げる「サドンデス」では、廣田あいかが「もっともっとアイドルちゃんと写真撮らなきゃ!」と叫びながら脱落。真山りかと星名美怜が最後まで勝ち残った。その後7人はメジャーデビュー曲の「仮契約のシンデレラ」を披露し、ライブを終えた。
グランドフィナーレでは神崎風花(sora tob sakana)、小山ひな(神宿)、佐保明梨(アップアップガールズ(仮))、上西星来(東京パフォーマンスドール)、廣川奈々聖(わーすた)の5人からなる選抜ユニット・@JAM ALLSTARS 2017が登場。「@JAM」のテーマソング「夢の砂~a theme of @JAM~」を歌唱し、2日間にわたって行われた「@JAM EXPO 2017」の幕を閉じた。
※▽は白抜きハートマーク、高橋麻里の「高」ははしご高、神崎風花の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
@ JAM シリーズ公式 @at_jam
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