2ndミニアルバム「『カノエ上等。』」のリリースを記念し、3月から4月にかけて弾き語りスタイルで全国17カ所を回ったカノエ。今回のツアーには木谷将夕(B)、芳賀義彦(G)、eji(Key)、片山タカズミ(Dr)というサポートメンバーを従えて臨んだ。
カノエはオープニングナンバーとして「私立カノエ厨学校校歌」を歌い、ステージを覆った紗幕が上がると、自己紹介ソング「カノエラナです。」を投下。アッパーチューンでフロアを焚き付ける。続いて彼女は手招きする振り付けがラブリーな「マネキネコ」、東京の1人暮らしの理想と現実を歌った「トーキョー」、居酒屋で後輩に説教する男性に物申す「おーい兄ちゃん」といった「『カノエ上等。』」収録の個性全開なナンバーを次々と披露していった。
「私は恋する呪縛霊」のシンガロングで盛り上がる「恋する地縛霊」、爽快なロックチューン「My World」をパワフルに歌い上げたカノエはトレードマークの斜めにカットされた前髪が額に張り付いてしまい、「大事なアイデンティティがなくなってる……」としょんぼり。続いて「次にやるのは4年前に上京したときに書いた大事な曲。この曲をバンドでやると原点に帰った気持ちになる」と曲紹介し、ミディアムバラード「星と太陽」を熱唱した。
「星と太陽」にうっとり聴き惚れていた観客を再び熱狂させたのは「I」「ひとりかく恋慕」というアグレッシブなロックチューンの2連発。カノエとバンドメンバーの激しいパフォーマンスにフロアも熱気を帯びていく。中盤では「カノエ幼稚園のコーナー」と題して、鍵盤ハーモニカやシェイカーを取り入れたファニーなアレンジで「大事にしてもらえよ」が歌唱される一幕も。芳賀と2人での「恋とか愛とかそーいうの」ではカノエの歌力が最大限に発揮され、まっすぐな歌声が会場を包み込んだ。「シャトルラン」で始まった後半戦はキラーチューンの嵐に。ラストの「夏の祭りのわっしょい歌」では観客がタオルを振り回しながらカノエと共に「わっしょい!」と声を上げ、大盛り上がりのうちに本編の幕は降ろされた。
アンコールでは7月19日にリリースされるカノエの新作「『カノエ暴走。』」のリード曲「たのしいバストの数え歌」のプロデュースを手がけた日高央(
カノエラナ「とうめいはーん!!!ふくをマネくぜ勇者たち。【バンド編】」2017年6月12日 WWW X セットリスト
00. 私立カノエ厨学校校歌
01.
02. マネキネコ
03. トーキョー
04. おーい兄ちゃん
05. 恋する地縛霊
06. My World
07. 星と太陽
08. I
09. ひとりかく恋慕
10. こまか
11. 大事にしてもらえよ
12. 恋とか愛とかそーいうの
13. ピザまん
14. シャトルラン
15. ヒトミシリ
16. モットアタシヲ
17. 夏の祭りのわっしょい歌
<アンコール>
18. たのしいバストの数え歌
19. 真夏に片想い?
カノエラナ「今日もわやわやvol.4649~カノエ厨学夏休みの巻~」
2017年7月30日(日)東京都 UNIT
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カノエラナ、貧乳派の日高央と“おっぱい”ソングでコラボ - 音楽ナタリー https://t.co/YFzdoz0Xck