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SUGIZO、辻仁成監督作で“自分なりのドビュッシー愛”を表現

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映画「TOKYOデシベル」先行上映会の様子。

映画「TOKYOデシベル」先行上映会の様子。

映画「TOKYOデシベル」の先行上映会が昨日5月16日に東京のユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、監督の辻仁成、同作に出演した松岡充SOPHIA)、安達祐実長井秀和、音楽を担当したSUGIZOLUNA SEAX JAPAN)が登壇した。

「TOKYOデシベル」は辻による同名小説をもとにしたヒューマンドラマで、“東京の音の地図”を作るという夢を持つ主人公の大学教授・宙也を松岡が演じている。フランス・パリに滞在しているとき、辻の自宅に招かれ本作の台本を渡されたという松岡は、「辻さんはミュージシャンとして大先輩なんです。台本からはミュージシャンが作ったストーリーであることを強く感じました」と発言。これに対して辻は「これは音を観てもらう映画なんです。そういう映画がもっとあってもいいんじゃないかと思っていました」と制作の発端を明かした。また辻は松岡に顔を向け、「普段はやんちゃな大阪の兄ちゃんという感じなのですが、芝居ではそれを一切出さないんですよね」と撮影中の印象を語った。

辻との仕事が大好きだというSUGIZOは、「辻さんからドビュッシーの『夢想』を使いたいということを聞いて。大名曲を僕なんかが触っていいのかと思いましたが、自分なりのドビュッシー愛を持ちながらアレンジしました」と振り返る。そして「本作ほど東京を美しく切り取った映画は観たことがない」と話し「『ブラック・レイン』を観たときのような気持ちになりました」と述べる。

辻は出演者やSUGIZOの言葉を聞きながら「私は人付き合いが得意ではないのですが、この方たちと過ごし、自分は人とのつながりに生かされていることを実感しました。その時間が映画として形になることが本当に幸せです」と感慨深そうに語り、松岡は「東京という街が生きるときにきしむ音がある。それを宙也は見付けたんです。爆破もアクションもないですが、価値観を震わせるような映画になっています」と作品をアピールした。

映画「TOKYOデシベル」は5月20日よりユナイテッド・シネマ豊洲ほかにて公開。また本日5月17日にSUGIZOが手がけた劇伴を収録したサウンドトラックがリリースされた。

(c)「TOKYO DECIBELS」製作委員会

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