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一青窈が自身のルーツに迫る曲を熱唱、ローリン・ヒルや井上陽水カバー

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「American Express presents InterFM897×COTTON CLUB THE ROOTS OF MUSIC」12月3日公演の様子。(撮影:高田梓)

「American Express presents InterFM897×COTTON CLUB THE ROOTS OF MUSIC」12月3日公演の様子。(撮影:高田梓)

一青窈が出演するライブイベント「American Express presents InterFM897×COTTON CLUB THE ROOTS OF MUSIC」が12月3日に東京・COTTON CLUBにて行われた。

これはInterFM897とCOTTON CLUBがタッグを組んで実施しているライブシリーズ。これまでに森高千里やさかいゆうが登場し、それぞれのルーツとなった楽曲をフィーチャーしたセットリストで貴重なカバーなどを披露している。

客席後方からグリーンのドレス姿で登場した一青は、シャンソン「ラ・ボエーム」のカバーでライブをスタートさせた。客席に語りかけるように情感たっぷりに歌ったのち、彼女は「ちあきなおみさんがカバーしているのを聴いて、歌謡曲好きの私がシャンソンに初トライしました」と解説する。幼少期を台湾・台北で過ごした彼女は歌手デビューを目指していた当時に台湾を訪れたと話し、「台湾の民謡に出会ったり、とにかく中国語で歌うことがしっくりくる。自分のルーツって台湾にあったんだと理解した瞬間がありました」と振り返った。

台湾でのエピソードに続けて、彼女は台湾のシンガーソングライター、クラウド・ルーの楽曲「ウララフフー」のカバー、そして自曲の「てんてこ舞い」をハイテンションに披露。冒頭のメロウな2曲から一転、明るくアップテンポなナンバーを届けると、オーディエンスは楽しげに聴き入っていた。

さらにローリン・ヒルがカバーした「Killing Me Softly」を歌唱。大学生時代はとにかくブラックミュージックをたくさん聴いており、ローリン・ヒルが大好きだったという一青だが、のちにプロデューサーとなる武部聡志氏に「一青はブラックミュージックに向いてない」と言われ、封印したことを明かす。しかし「(イベント主催の)InterFMから『歌っちゃいなよ』って言われて、今日歌うことにしました(笑)」と照れ笑いを浮かべながら裏話を語るひと幕も。

また一青はフランスの詩人・ヴェルレーヌの「落葉」を朗読。第二次世界大戦時にこの詩の冒頭が暗号として使用されたという悲しいエピソードを織り交ぜながらも朗らかに詩を読みあげ、最後に「あなたとあなたの好きな人が百年続きますように」と平和を願う自曲の歌詞で締めくくると、ラストナンバーとなる「ハナミズキ」を力強く歌い上げた。さらにアンコールに応えて再登場した彼女は「最後に私が一番尊敬するアーティストで母がとっても好きだった、普段の私だったらカバーしないこの曲を選んでみました」と井上陽水の「氷の世界」を熱唱してステージをあとにした。

なお、このライブの模様は12月20日(火)にInterFM897にてオンエアされる。

American Express presents InterFM897×COTTON CLUB THE ROOTS OF MUSIC
2016年12月3日 COTTON CLUB セットリスト(曲目 / オリジナルアーティスト)

01. ラ・ボエーム / ちあきなおみ
02. もらい泣き
03. ウララフフー / クラウド・ルー
04. てんてこ舞い
05. 満点星
06. Killing Me Softly / ローリン・ヒル
07. 空音
08. ハナミズキ
<アンコール>
09. 氷の世界 / 井上陽水

InterFM897「American Express Presents InterFM897×COTTON CLUB THE ROOTS OF MUSIC Vol.5 一青窈 SPECIAL」

2016年12月20日(火)20:00~21:00

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