LOUDNESS初期曲ライブ第2弾で名曲連発&樋口一周忌公演
2009年9月8日 21:29 1
会場は「THUNDER IN THE EAST」リリース時を知るファンから10代の若いファンまで、超満員のオーディエンスで埋め尽くされた。定刻が過ぎた頃にオープニングSE「君が代」が流れ始め、そのまま「THEME OF LOUDNESS Part II」に移行。早くも客席からは大歓声が巻き起こった。
SE終了と同時に、ステージを覆う日章旗の緞帳(アルバム「THUNDER IN THE EAST」のジャケットデザインにも起用)が落ち、高崎晃(G)が鋭いギターリフを刻み始め、アルバム同様に「CRAZY NIGHT」からライブはスタートした。
この日のライブは「THUNDER IN THE EAST」からのナンバーに加え、「LOUDNESS」「BLACK WALL」「MILKY WAY」など80年代前半の楽曲も積極的にプレイ。怒濤のファストナンバーからヘヴィなミドルチューンまで、LOUDNESSらしさに満ちあふれたメタルサウンドに観客は気持ちよさそうに身をゆだねていた。
ライブ中盤では、二井原実(Vo)が「THUNDER IN THE EAST」発売当時のエピソードを披露。MCを終えいざ歌い始めると、近年の喉の調子の良さを伺わせるような、ハイトーンボーカルを聴かせてくれた。
ライブも終盤に突入すると、「LIKE HELL」「IN THE MIRROR」「SPEED」と名曲を連発。本編ラストは疾走チューン「ESPER」で勢いよく締めくくられた。
「THUNDER IN THE EAST」からのナンバーがたっぷり披露されたライブ本編が終わると、客席からはLOUDNESSに対する惜しみない拍手とアンコールを求める手拍子が巻き起こる。これに応えるように、メンバー4人が再びステージに現れると、アルバム未収録曲「GOTTA FIGHT」「ROAD RACER」を立て続けに演奏。これまで演奏される機会が比較的少なかったナンバーだけに、このツアーを観ることができたファンはラッキーだったといえる。
2度目のアンコールでは、「ARES' LAMENT」「CRAZY DOCTOR」を熱演。しかし観客はバンドにさらなるアンコールを求め、ついに3度目のアンコールでは最新アルバムにして樋口宗孝追悼アルバムでもある「THE EVERLASTING -魂宗久遠-」から「HIT THE RAILS」が演奏された。「HIT THE RAILS」はこの日演奏された中で唯一の最新楽曲だったが、改めてLOUDNESSが追求するヘヴィネスやメロディアスな楽曲が終始一貫していることを実感することができた。
なお、LOUDNESSは11月14日に今回と同じ中野サンプラザにて、樋口宗孝の一周忌イベントを開催。樋口にゆかりのある、ジャンルや世代を超えたアーティストたちをゲストに迎え、LOUDNESSとともにセッションを繰り広げる。あわせて、このライブには遺族へのチャリティの意味合いと、ガン撲滅の取り組みのために行動を起こすという目的も含まれており、本公演の収入の一部はガン撲滅プロジェクト活動に寄付される予定。
「CLASSIC LOUDNESS THUNDER IN THE EAST TOUR」セットリスト
01.CRAZY NIGHT
02.HEAVY CHAINS
03.LOUDNESS
04.WE COULD BE TOGETHER
05.CLOCKWORK TOY
06.BLACK WALL
07.MILKY WAY
08.RUN FOR YOUR LIFE
09.THE LINES ARE DOWN
10.GET AWAY
11.NEVER CHANGE YOUR MIND
12.NO WAY OUT
13.THE LAW OF DEVIL'S LAND
14.LIKE HELL
15.IN THE MIRROR
16.SPEED
17.ESPER
--ENCORE--
18.GOTTA FIGHT
19.ROAD RACER
--ENCORE 2--
20.ARES' LAMENT
21.CRAZY DOCTOR
--ENCORE 3--
23.HIT THE RAILS
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