昨日10月22日に神奈川・横浜アリーナにてライブイベント「PERFECT HALLOWEEN 2016」が開催された。
このイベントはニッポン放送が主催するハロウィンイベントで、欅坂46、
ライブはRADIO FISHによる「PERFECT HUMAN」で幕開け。藤森慎吾がイベントのタイトルコールをすると、ステージには欅坂46が登場する。彼女たちは1曲目に「サイレントマジョリティー」を披露し、パワフルな群舞で冒頭から客席を圧倒。機械的なリズムに抒情的な歌詞が乗る3曲目の「キミガイナイ」では一転、しっとりとしたムードを作り出してオーディエンスの視線をステージへ引き付けた。MCでは菅井友香がこの日の衣装について「ハロウィンバージョンの制服になっています! 回ったときにスカートの赤い裏地が見えたりしてかわいいです」と説明。土生瑞穂は「グループのエンブレムも血が付いてるようなデザインなんですよ」と付け加えた。
小林由依と今泉佑唯によるギターデュオ・ゆいちゃんずは会場後方のサブステージでパフォーマンス。2人はギターをつま弾きながら澄んだハーモニーを響かせ、曲の終わりにハートマークを作って飛ばしてみせる。続いてメインステージには菅井、志田愛佳、守屋茜、渡辺梨加、渡邉理佐の5人が登場。彼女たちは元気よくステージを駆けながら「青空が違う」を歌い、会場をペンライトの青い光で染め上げた。菅井が「今日にぴったりのダンスをお楽しみください!」と告げると、ハロウィンをテーマにしたダンスコーナーに突入。メンバーはステージに大きく広がると、オバケのような動きを取り入れたキレのあるダンスを披露してハロウィンムードを一層盛り上げた。
「まだまだ盛り上がる準備はできてるか!? 盛り上がってくれなきゃイタズラしちゃうぞ!」というメンバーの煽りとともに、欅坂のステージはラストスパートへ。ミュージカルのようなストーリー性のあるパフォーマンスが印象的な「手を繋いで帰ろうか」でさわやかな空気を届けると、彼女たちはラストに「世界には愛しかない」を披露。会場が虹色の照明で照らされる中で、はつらつとした歌声を響かせていた。
超特急の7人はジブリのキャラクターに扮してステージに登場。「魔女の宅急便」のキキに扮したユーキが「皆さんクラップお願いします!」と叫ぶと1曲目の「Superstar」がドロップされる。曲中の自己紹介パートでは「猫の恩返し」のバロンに扮したカイが紳士的に一礼。「千と千尋の神隠し」のカオナシに扮したリョウガは「千を出せ……千を出せ……」と自己紹介を放棄してキャラクターになりきってみせる。続く「Believe×Believe」で7人はボリューム感のある衣装を物ともせずに息の合ったフォーメーションダンスを披露。ユーキはワンピースの下に履いた白いブルマを全開にしながらバク転を決め、歓声ともざわつきともつかない観客の声を集めていた。
リョウガの「僕は、僕は……2次元が大好きだ!」という叫びと共に初披露されたのは、彼らが10月26日にリリースする2ndアルバム「Dramatic Seven」収録曲の「超えてアバンチュール」。センターを務めるリョウガがカオナシの風貌とは裏腹なハイテンションで7人を牽引すると、「ハウルの動く城」のハウルに扮したタクヤや「天空の城ラピュタ」のロボット兵に扮したユースケなどほかのメンバーもキレキレの動きでヘッドバンギングをしたりオタ芸を打ったりし、ステージ上には混沌とした光景が広がる。また7人は「Drive on week」でサブステージへ移動すると、ここで欅坂46の「サイレントマジョリティー」をパフォーマンス。平手友梨奈のポジションに立ったユーキは鋭い視線をキープし、肩に乗せたジジのぬいぐるみを振り落としそうなほどキレのある動きでセンターを務め上げ、8号車(超特急ファンの総称)と欅坂46ファンを大いに盛り上げた。
さらに「バッタマン」では
超特急のライブが終わると会場には再び欅坂のメンバーが姿を見せ、お菓子を配りながら客席を練り歩いた。ここでマイクを握った平手は、超特急の「サイレントマジョリティー」でのユーキのパフォーマンスに触れ、「キレがすごかったよね! ていうか私、いつもあんな感じ……?」と不安げにメンバーに問いかけつつも「男の方にカバーしてもらうのは初めてだったので、うれしかったです!」と感想を語った。
3組のトリを務めたのはRADIO FISH。1曲目のパワフルなEDMチューン「ULTRA TIGER」で藤森は「最後まで盛り上がっていこうぜ!」とオーディエンスを煽る。中田が指揮棒を手に取ると、続く「NKT34」へ。ダンサーはダイナミックなダンスでフロアを盛り上げ、「NAKATA!」コールが響く中、藤森は中田を称える高速ラップを披露した。
MCでメンバーはこの日の衣装について触れ、中田は自身を「完全なるナポレオン」と称す。彼は残るメンバーの衣装も「よみがえった天草四郎」(SHiN)、「モンゴルのオシャレ番長」(Show-hey)、「ロシアの殺人サイボーグ」(FISHBOY)、「パリコレの変態」(つとむ)と解説していき、自由の女神をモチーフにした藤森については「アメリカのバカ」とコメントした。
中田が「横浜アリーナで最高のハロウィンをするぞ!」と叫ぶとコラボレーションタイムへと突入。「GOLDEN TOWER」がドロップされると欅坂46が舞台に登場した。平手はこの曲の當山みれいの歌唱パートをキュートに歌い上げ、RADIO FISHと共に三角形の隊形を組んだ欅坂のメンバーは息ぴったりのダンスを踊る。続く「東京大革命」でRADIO FISHの6人が会場を1周すると、5曲目の「黄金時代」には超特急のメンバーが参加。コーイチとタカシは力強いボーカルとラップで楽曲に彩りを加え、ダンサーの5人はRADIO FISHのダンサー4人と一緒にアグレッシブなパフォーマンスでオーディエンスを圧倒する。間奏ではダンサー総勢9人が3人ずつに分かれてスピーディに踊りをつないでいき、大きな歓声を誘っていた。
2組とのコラボを終えると、イベントはフィナーレへ。ここで中田はナポレオンハットを特大サイズのものに被り替えて「2000%のナポレオンにレベルアップ”し「みんな中田敦彦は好きか!?」と客席に呼びかけた。最後を飾ったのは出演者全員、34人による「PERFECT HUMAN」。会場に大きな「TENSAI!」コールが巻き起こる中、ステージに立つ34人はエネルギッシュにこの曲を踊り、にぎやかなムードの中でパフォ―マンスを締めくくった。オリエンタルラジオの2人にコメントを求められた平手は「すごく楽しかったです。『PERFECT HUMAN』を躍らせていただいて、『サイレントマジョリティー』をカバーしてくださって……本当にうれしかったです!」と笑顔。カイは「最高に楽しかったです、ありがとうございます!」と超特急を代表して挨拶した。大きすぎる帽子を被りながら「PERFECT HUMAN」を披露した中田は「(帽子を被って)後悔してます」と苦笑いしながらも「来年もここで会いたいね!」と続ける。最後に藤森は「また来年も会いましょう!」とオーディエンスに約束して、イベントの幕を下ろした。
「PERFECT HALLOWEEN 2016」
2016年10月22日 横浜アリーナ セットリスト
RADIO FISH
01. PERFECT HUMAN
欅坂46
01. サイレントマジョリティー
02. 語るなら未来を
03. キミガイナイ
04. 渋谷川
05. 青空が違う
06. ハロウィンダンスパート
07. 手を繋いで帰ろうか
08. 世界には愛しかない
超特急
01. Superstar
02. Believe×Believe
03. 超えてアバンチュール
04. Yell
05. Drive on week
06. サイレントマジョリティー(欅坂46)
07. バッタマン
08. Seventh Heaven
RADIO FISH
01. ULTRA TIGER
02. NKT34
03. GOLDEN TOWER
04. 東京大革命
05. 黄金時代
06. PERFECT HUMAN
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リンク
- 欅坂46公式サイト
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欅坂46×超特急×RADIO FISHのハロウィンライブ、総勢34人で「PERFECT HUMAN」 - 音楽ナタリー https://t.co/cz8oq0F3wO