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MAGIC OF LiFE、地元・栃木に捧げた“愛しかない”栃フェス

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「Don't Stop Music Fes. TOCHIGI 2016」終演後の様子。(Photo by Yusuke Satou)

「Don't Stop Music Fes. TOCHIGI 2016」終演後の様子。(Photo by Yusuke Satou)

MAGIC OF LiFEの主催イベント「Don't Stop Music Fes. TOCHIGI 2016」が5月8日に栃木・栃木市総合体育館にて開催された。

オープニングアクトを務めたのはMAGIC OF LiFEとRhythmic Toy Worldの合同バンド・GIFT MEN。8人はサンタクロースの姿でステージに登場すると、「PARTY」「Muzik!!!!!!!!」を届けたほか、「トチ上がってるー?」とこの日ならではの言葉を生み出して会場を盛り上げた。

その後、ステージではMAGIC OF LiFEメンバーによる開会式が。開会式では鈴木俊美栃木市長が登場し、MAGIC OF LiFEへの栃木市ふるさと大使の委嘱式が行われた。

トップバッターを担ったSuck a Stew Dryのシノヤマコウセイ(Vo, G)は「仲良くしてくれる数少ないバンドの1つ」とMAGIC OF LiFEとの関係性を明かす。そしてバンドは5月25日発売のニューアルバム「N/A」収録曲「GOEMON」などをプレイし、イベントの口火を切った。続くBrian the Sunの森良太 (Vo, G)は「故郷を思う気持ちで人をここまで集められる音楽って素晴らしいと思いません? バンドマンってこういう恩返しもできるんだ」とイベントの感想を語り、「神曲」「白い部屋」などを届けていった。栃木出身のSHIT HAPPENINGはアップテンポなナンバーとハイテンションなMCで場内のテンションを引き上げていく。またMCでは小野崎建太(Vo, G)が「泣いたり笑ったりして、栃木の広大な余白を埋めていってください」とメッセージを送った。

アーティスト登場時のジングルがないことに気付いた空想委員会は、「Next artist is?」という自分たちの言葉に続いてファンに「空想委員会!」と言わせてからライブをスタートさせる。ライブの最後には「これからのMAGIC OF LiFEへ餞の歌」として「ビジョン」を届けた。sumikaの片岡健太(Vo, G)はMAGIC OF LiFEと出会った当時を「全員クールなやつだと思ってた」と振り返り、「でも彼らの熱い気持ちに心を動かされた」と「栃フェス」出演を決めた経緯を語る。そして「市や県を含めていろんな人を動かした彼らの勝利だと思います。完敗です」との言葉のあとに「『伝言歌』」を送った。

sumikaのライブのあとには約30分間のブレイクタイムが。この時間にはMAGIC OF LiFEメンバーがフードエリアに登場し、平成28年熊本地震への募金を自ら呼びかける姿もあった。

後半戦のトップを飾ったのは昨年スケジュールの都合で「栃フェス」に出られなかったアルカラ。稲村太佑(G, Vo)がステージに姿を表すと同時に「この悔しい気持ちを音楽で表現します。観ててください」と宣言し、バンドはその言葉通り渾身のパフォーマンスでオーディエンスを魅了した。Rhythmic Toy Worldはこの日が母の日であることにちなんで、子持ちのファンを募ってその人の名前をコールするなど自由なライブを展開していく。また憧れから友情へ、愛情へ変化していったというMAGIC OF LiFEへの思いを熱弁した。

「皆さんをお祭りに連れていけるようにがんばります」と意気込みを語ったORANGE RANGEは「以心電信」「SUSHI 食べたい feat.ソイソース」「キリキリマイ」といったキラーチューンを次々と投下。ファンに沖縄の伝統的な踊り・カチャーシーをレクチャーしたり、「イーヤーサッサ」と声を上げたりと、まさに場内をお祭りムードに染め上げていった。グッドモーニングアメリカは、栃木の名産品であるレモン牛乳に扮したたなしん(B, Cho)による「ファイヤー!」という掛け声でライブをスタートさせる。曲間ではメンバーが次々と長い付き合いであるMAGIC OF LiFEへの愛を口にし、場内を感動的なムードで包んだ。

いよいよMAGIC OF LiFEの登場。メロディアスな「風花ノ雫」、ドライブ感のある「ジェットモンスター」を届けたのち、高津戸信幸(Vo, G)が「感動しますね。出てくれたバンドが栃木に集まったみんなを楽しませようとしてくれて、愛しかないよね」とうれしそうに競演者への感謝を語る。また栃木の人々やファンに向けても感謝を述べると「やってよかったな。幸せ。どんどん栃木が好きになっていく」と喜びの言葉を重ねた。バンドは5月25日リリースの新曲「DOUBLE」や疾走感あふれる「弱虫な炎」などを演奏し笑顔で本編を終えた。アンコールでは高津戸が「栃木の魅力を伝えていくためにも来年も栃フェスをやりたい」と意気込みを語る。そしてバンドはエモーショナルに「箒星の余韻」を届け、2年目の「栃フェス」を締めくくった。

※本文中、小野崎の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記。

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