さかなクン、スカパラと春の京都で共演！バスサックス吹き「ギョールインワン！」

東京スカパラダイスオーケストラが4月14、15日に京都・ロームシアター京都にてワンマンライブ「乱れ咲き花ふぶき～春の京都～」を実施した。この記事では15日の公演の模様を紹介する。

このライブは彼らが2月まで行っていた全国ツアーの追加公演として開催されたもの。講釈師役のGAMO（T.Sax）がメンバーを1人ずつ紹介し、定式幕が開くとライブがスタート。1曲目に届けられたのは「キリン氷結」のCMソング「Paradise Has No Border」で、ソロ演奏パートに入るとGAMOが「いきなりのスペシャルゲストを紹介します！ さかなクンー!!」と叫ぶ。するとステージには黒いスーツに身を包んださかなクンがバスサックスを手に登場。会場の盛り上がりは序盤から最高潮に達した。

さかなクンは楽曲の印象的なフレーズを吹き鳴らし、曲を終えると同時にステージを去っていった。しかし彼はライブの中盤、茂木欣一（Dr）の呼び込みに応じて再登場。このときに着用していた白衣にはスカパラメンバー1人ひとりを魚に例えたさかなクン直筆のイラストが描かれており、川上つよし（B）がカツオになっていたり、スカパラの富士ロゴがサメになっていたりという遊び心にメンバーも驚きを隠せない様子。茂木が「さかなクンは勘違いがきっかけで楽器を始めたんだよね？」と問うと、さかなクンは「中学生のとき、友達に『吹奏楽部を見に行こう』と誘われて、どんなすごい水槽があるのかなと見に行ったら吹奏楽部だったんです。でもそこから楽器の魅力にどんどん魅かれていっちゃいましたー！」と返す。彼は続けて「そこからスカパラさんの音楽に憧れるようになったんです。この勘違いがきっかけで今回スカパラさんと“ギョラボレーション”することができたので、勘違いも悪くないですね」と語った。

また彼はバスサックスのことを「とても低い音が出る楽器で、8kgもあるんです。大きなブリちゃんを抱えてるような感じです。大漁だぁー！」と説明し、会場の笑いを誘う。このあと、茂木の「一緒にいられるだけで本当に幸せだよ！ もう1曲一緒にやりたいと思います！」という声かけで始まったのは、さかなクンがリクエストした「ホールインワン」。さかなクンは裏打ちのパートを担当し、決めゼリフの「ホールインワン！」を「ギョールインワン!!」と言い換える。彼のオリジナリティあふれるパフォーマンスに、会場には爆笑と歓声が巻き起こっていた。