伝説のブラスロックバンド・スペクトラム、初メディア化の発掘音源含むDVD+CD発売

スペクトラムのDVD+CD作品「SPECTRUM スペクトラム LIVE TIME BREAK + STUDIO LIVE 1979」が本日3月30日にタワーレコード限定でリリースされた。

スペクトラムはキャンディーズのバックバンド・MMP（ミュージック・メイツ・プレイヤーズ）のメンバーを中心に結成され、1979年から1981年まで活動したブラスロックバンド。ホーンをフロントに繰り広げられるテクニカルな演奏、そして楽器を奏でながらのダンスパフォーマンスや派手な衣装といったエンタテインメント性あふれるステージで人気を博した。

DVDには1980年の「TIME BREAK TOUR」から東京・渋谷公会堂公演の映像などを収録。この映像は1981年にVHDという当時存在したビデオディスク規格で販売されたが、生産数が極端に少なかったため長年“幻の映像作品”とされていた。2004年にも元リーダー・新田一郎のインタビューとミュージックビデオ3曲を加えてDVD化されているが、今回は2004年版の収録内容を引き継ぎつつ、VHDのオリジナルマスターを使用して最新デジタルリマスタリングを実施。画質と音質を向上させている。

CDにはメディア化が初となる、1979年9月に行われたビクタースタジオでのライブ録音が完全収録される。なお、1979年のシングル「イン・ザ・スペース」のB面に収録されていた「アクトショー（Live Version）」はこのスタジオライブにて録音されたもの。発掘されたマルチトラックテープを使って新たに全曲のミックスを実施し、「アクトショー」以外の4曲を含む完全版としてCD化されることになった。