Chu-Zあすか、ツアー最終公演で卒業「5人のChu-Zを皆さんに託す」

昨日3月24日に東京・TSUTAYA O-WESTにて、Chu-Zの東名阪ツアー「Chu-Zワンマンライブ東名阪ツアー ～トウメイサカツアー開催Chu～」の最終公演が行われた。

メンバーのあすかはこの日のライブをもってグループを卒業することがアナウンスされており、会場には彼女の最後の勇姿を見届けようと多数のファンが詰めかけた。

定刻を迎えるとステージ上に麻衣愛とあすかの2人が登場。彼女たちは「願い」を歌い上げて、オーディエンスを魅了する。メンバー全員が合流してからは「a.no.ne」「Summer Dreamer」などをノンストップでつなげたメドレーを披露するなど、彼女たちはライブ序盤を勢いよく駆け抜けていく。メドレーのあとにはKANA、ミク、あすかの3人によるユニット・Sun-Chu▽のパフォーマンスへ。3人はあすかがグループを卒業することを受けて「Sun-Chu▽は今日で解散します」と宣言。「おねがいスコール」「Eternal lover」の2曲を歌唱すると「私たちは普通の女の子に戻ります」と話し、マイクをそっとステージ上に置いて3人はステージをあとにした。

LUNAがアコースティックギターの弾き語りで「明日へ」を歌唱した後に、ライブは後半戦へ。衣装を替えたChu-Zは「IROHA MUSIK」「ギミアチャンス！」などアップチューンをつなげたメドレーを叩き込み、オーディエンスを踊らせていく。メドレーがひと段落したところで、KAEDEが「まだまだChu-Zにはアゲアゲソングがあります」と話すとメジャー1stシングル「ボンバスティック！」に突入。フロアからは盛大な「Bom-Ba-Ye!」のコールが上がり会場内のテンションは最高潮に達した。ライブ終盤、あすかの「皆さん、今までで一番盛り上がってる『GIRLS ON THE RUN』を聴かせてください」というMCからはオーディエンスも一緒になってジャンプや歌唱に参加した「GIRLS ON THE RUN」が繰り広げられ、会場内が一体感に包まれたままライブ本編の幕を閉じた。

アンコールでは7月3日に東京・赤坂BLITZでワンマンライブを行うことと、10月に東京、愛知、大阪、宮城、福岡の5都市を回るツアーを開催することが発表され、会場内は祝福ムードに包まれる。MCで麻衣愛は、あすかの卒業について触れ「明日からChu-Zは5人になって、あーちゃんは1人の道を歩いていくことになります。支えてくれたファンの皆さん、助けてくれたスタッフの皆さんに恩返ししていけるように、明日からもがんばっていきます。応援してくださいとは簡単に言えないんですけど、見守ってもらえたらなと思います」と挨拶した。あすかは「悔しいこととか悲しいこととか、うれしいこととかがいっぱい詰め込まれていて、もう悔いがないぐらい人生楽しんだなって思える3年半でした」とこれまでの活動を振り返る。さらに彼女は「5人のChu-Zを皆さんに私の分まで託すので、武道館に連れて行ってあげてください」とファンにメッセージを送った。

アンコール終了後もフロアから上がる「Chu-Z」コールは鳴り止まず、ライブはダブルアンコールへ。再びステージ上に姿を現した6人は、この日2度目の「GIRLS ON THE RUN」をパフォーマンス。歌唱後、ファンからあすかへ花束がプレゼントされ、メンバーとオーディエンスが声を合わせて「卒業おめでとう」と声をかけた。あすかは「これだけの数の人が『おめでとう』って言ってくれて、本当にChu-Zに入ってよかったです」と目に涙を浮かべながら話し、会場内が盛大な拍手で包まれる中、この日のライブはフィナーレを迎えた。