「さすが歌の人」クリープハイプ尾崎、橋口亮輔監督の絶賛受ける

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11月28日に東京・テアトル新宿にて行われた映画「恋人たち」のトークイベントに、クリープハイプの尾崎世界観(Vo, G)が監督の橋口亮輔とともに登壇した。

「恋人たち」トークイベントの様子。左から橋口亮輔、尾崎世界観。

「恋人たち」トークイベントの様子。左から橋口亮輔、尾崎世界観。

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映画のオフィシャルサイトに、「無性に誰かに優しくしたくなった。無性に誰かを許したくなった。やっぱり人を信じてみようと思った。ただそれだけの事だけど、そう思えた事が嬉しかった。この映画を観れて本当に良かった。」とコメントを寄せている尾崎。橋口はそのコメントに対して、「鼻歌でメロディを付けたくなるような、歌詞のようなコメントだなと思いました。さすが歌の人だと、とても感動しました」と述べる。すると尾崎は「作品に寄稿したコメントですが、2時間20分の作品に対して作り手として、本気で作品で返そうと思って書きました」と述べ、「映画を観ていると、完全な悪者はいないというか。正面から相手に向き合っている、だから感動するんだと思いました」と作品の魅力を語った。

また、橋口の作品をずっと観てきたという尾崎は「橋口監督の作品は、信用できることが魅力だと思います。歯医者でも、虫歯になったことがない人に治療されるよりも、虫歯になったことがある人のほうがいい。人の痛みをわかってくれる人が作った、だから信用できるのかもしれないですね」と述べる。これを受けて橋口は「曲を聴きながら、率直で嘘のない方だと思ってお会いするのが楽しみでしたが、本当にその通りの方でした」と尾崎の人柄を絶賛した。

なお現在公開中の「恋人たち」は、橋口にとっては2008年の「ぐるりのこと。」以来となるオリジナル脚本による長編監督作。通り魔殺人事件で妻を失った男・篠塚アツシ、姑と夫との平凡な暮らしのさなか突如現れた男に心揺れる主婦・高橋瞳子、親友への思いを胸に秘める同性愛者の弁護士・四ノ宮の姿が描かれる。

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