藤巻亮太、K、ねごと、カランコロン、井上苑子が「3月9日」熱唱

10月21日に東京・赤坂BLITZにて音楽を通して臓器提供の意思表示について考えるライブイベント「Green Ribbon HEART BEAT LIVE 2015 with SPACE SHOWER TV」が開催され、藤巻亮太、K、ねごと、東京カランコロン、井上苑子の5組が出演した。

今回が3回目の開催となる「Green Ribbon HEART BEAT LIVE」は、日本臓器移植ネットワークが推進し、アステラス製薬が支援する移植医療の啓発キャンペーン「グリーンリボンキャンペーン」の一環で2013年から開催されているライブイベント。MCとしてIMALUが出演し、転換中に臓器を提供したドナーの家族の手記や、移植を受けた本人やその家族の映像を紹介した。

ライブアクトのトップバッターを務めた現役女子高生シンガーの井上苑子は、1曲目として「大切な君へ」を伸びやかな歌声で歌い上げる。彼女は「貴重なイベントです。臓器移植のことをもっともっと知れたらなと思います」と語ると、新曲「だいすき。」や甘いラブソング「ふたり」をキュートな声でパフォーマンスし、フレッシュな空気をフロアに送り込んだ。

続く東京カランコロンは、「恋のマシンガン」や「そうだ、フェイシャルへ行こう！」といったキャッチーなポップチューンをプレイ。いちろー（Vo, G）とせんせい（Vo, Key）は、息の合ったツインボーカルでオーディエンスを魅了していく。MCではいちろーが「普段考えないことを、音楽を入り口に考えるきっかけをもらった」と、今回のイベントへの出演を機に臓器提供の意思表示をしたことを語っていた。

Kは自身の代表曲である「Only Human」からライブをスタート。切なく情感豊かな声でオーディエンスを酔わせていく。彼は「盛り下がってしまうバラードで失礼いたしました！」とユーモアを交えたトークを挟み、アップテンポな「Seeds Of Love」やソウルフルな「Music in My Life」をパフォーマンス。さらに彼は「結婚して子供も生まれるので、こういうイベントをきっかけに移植医療について学んでいきたい」と「Green Ribbon HEART BEAT LIVE」に参加できた喜びを明かした。

ねごとは、スローでメロウな「インストゥルメンタル」、トリッキーなアンサンブルとアダルトなムードが光る「黄昏のラプソディ」などバラエティに富んだ選曲でライブを進行。MCで蒼山幸子（Vo, Key）は「今日のイベントを通して、臓器提供の意思表示って大事なことなんだなって思ってくれたらうれしいです」と観客に呼びかけていた。

藤巻亮太は「指先」で勢いよくライブの幕開けを飾り、「南風」「雨上がり」といったレミオロメンの楽曲も惜しみなく熱唱。また彼は「このイベントがいろんな角度から命を考えるきっかけになればと思います」とイベントに対する思いを語り、観客に臓器提供の意思表示の意味を伝えた。そしてアンコールでは、藤巻、K、蒼山、せんせい、いちろー、井上に加えIMALUも参加したコラボセッションが実現。「ありがとうの気持ちを込めて」という藤巻の言葉を経てレミオロメンのヒット曲「3月9日」が披露され、イベントは大団円を迎えた。

なおこの日の模様は、11月19日（木）21:00よりスペースシャワーTVにて1時間の特別番組としてオンエアが決定される。

スペースシャワーTV「Green Ribbon HEART BEAT LIVE 2015 with SPACE SHOWER TV」

2015年11月19日（木）21:00～22:00
※リピート放送12月予定