たこやきレインボー“原点”で祝った結成3周年！秘蔵映像に悲鳴と爆笑

たこやきレインボーが昨日9月17日に結成3周年を迎え、大阪・Namba LABI Gateでライブイベント「結成3周年記念イベント すべてはここからはじまった。」を開催した。

会場となったNamba LABI Gateは、3年前の同日にたこやきレインボーがチームしゃちほこの前座として初めてパフォーマンスを行った場所。開演時間を迎えるとステージ奥の壁面のモニターに、初めてのライブで「ダイビング」を歌い踊る初々しいたこ虹の映像が映し出され、たこ虹家族（ファンの総称）は温かい眼差しで映像に注目する。

VTRの上映が終わるとたこ虹の5人が元気よくステージに登場し、彼女たちは根岸可蓮の「盛り上がって行くぞー！ 最後までよろしくお願いします！」という声とともに「ダイビング」でライブをスタートさせた。3年前の映像と同じ曲を息ぴったりに歌い踊り、虹家族に大きな成長をはっきりと示した5人は、この曲を終えると早速「私たちが出てくる前に映ってたやつ、あれ何!?」と大騒ぎ。春名真依は「みんな音外しまくりやったな！」と感想を語って笑いを誘った。

リーダー・堀くるみの音頭で結成3周年を祝した“エアー乾杯”が行われると、イベントはトークコーナーへ。ここではスタッフの進行のもと、デビュー日の映像を凌ぐ“秘蔵映像”が次々と公開され、恥ずかしがるメンバーの悲鳴と虹家族の喜びの歓声が何度も会場に響きわたった。1本目に上映されたのは2012年2月に同所で行われたたこ虹の初ワンマンで、メンバーが初披露した自己紹介の映像。堀は当時涙を流しながら自己紹介を行っており、これを観た彼女は「頭がグルグルする！ めっちゃ寒気する！」と絶叫。涙の理由について「始まる前はめっちゃ緊張していて、ステージに出たときお客さんの顔が見えてほっとしたのかな」と振り返った。続いて公開されたのは「初めてのMC」と題されたVTR。モニターには、自らの手で赤いパーカーにデコレーションを施したお手製の衣装を紹介する5人の姿が映し出される。ステージにはこのパーカーが実際に運び込まれ、メンバーは懐かしそうに衣装を手に取った。彩木咲良は「あのときは緊張して伝えられなかったんですけど、このたこやきのワッペン、開くとちゃんと中身が入ってるんです！」と、自身が作ったデコレーションのこだわりポイントを3年越しに披露した。

最後に上映されたのは、2013年9月のCDデビューを控えた時期に行われた、ボーカルチェックの資料映像。モニターには、緊張の面持ちで一生懸命に課題曲を歌うメンバーのVTRが次々と登場し、5人は「ギャー！ 聞いてない！」とステージ上を右往左往した。硬直した笑顔で歌声を披露する自身の映像を観た清井咲希は「これ、『歌詞飛んだらアカン』って思ってる顔」と解説。メンバーは1人ひとりの映像に大爆笑し、他の4人と比べて一層表情が固かった堀は「恥ずかしさしかない！」と頭を抱えた。

大盛り上がりとなったトークコーナーを経て、イベントはライブパートへ。5人は1stシングル表題曲「オーバー・ザ・たこやきレインボー」を皮切りに「絶唱！なにわで生まれた少女たち」「おいでやす～たのしかしましオオサカ～（仮）」「踊れ！青春カルナバル」の4曲を続けてパフォーマンス。パワフルな歌声とダンスで会場のボルテージを上げ、彼女たちの熱気を受け取った虹家族も大きな声援を返した。ここでメンバーはこれまでの活動を振り返り、1人ずつ挨拶をする。春名は「この3年間で成長できたと思うし、いろんな部分が上手になったと思う。だから6年後、9年後はもっと成長できるんじゃないかなと思うので、これからも私たちに付いて来て下さい！」と虹家族に呼びかけた。根岸はこの日のヘアスタイルが3年前と同じであることを明かし「虹家族がずっと声援を送ってくれることがうれしくて、あったかいなと思えて、すごく心強かったです。これからは私たちも皆さんを元気にしていける存在になりたいので、パワーアップしていけたらいいなと思います！」と誓う。清井は「3年前の映像を観たら、なんでお客さんが来てくれたのかなって思えるくらいダメダメだった（笑）。今もぜんぜんアカンけど、でもこうやって皆さんが応援してくれることがとても幸せでうれしいことだと思っています」と感謝した。

続く彩木は「3年前の自分たちを観て今日は笑っていたから、10年後は今日の出来事の映像が“黒歴史”になるくらいに立派になっていたいです！」と独特な言葉選びでメンバーと観客を笑わせる。最後にマイクを握った堀は「みんなでズンズンと階段を上って来たような濃い3年間だったんだなって、VTRを観て思いました。衣装だって、赤いパーカーからこんなにキラキラの付いたキレイな服になって……ホンマにファンの人のおかげでここまで歩んで来れたんだなって思います」と思いを語る。彼女は続けて「5年後も10年後も50年後も100年後も！ ステージに立って皆さんの顔を見ていたいです。皆さんも私たちのことをずっと見ていてくれたらうれしいなって思います！」と呼びかけた。「虹家族の皆さんに感謝の気持ちを込めて」という清井の言葉からクライマックスに届けられたのは「みんなのうた」。5人は柔らかい表情を客席に向けながらこの曲を歌った。そして最後には「最強パレパレード」のカバーが急きょ披露され、このサプライズに虹家族は歓喜。虹家族の大きなコールが飛ぶ中で5人は笑顔を弾けさせ、記念日のステージを終えた。