the ARROWS、東名阪ツアーファイナルで新曲続々披露

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the ARROWSが4月25日に、東名阪ツアー「アロい東名阪」のファイナル公演を代官山UNITで開催した。

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アルバムの楽曲を中心に、幅広い選曲でアロウズのさまざまな面をアピールしたライブ。集まったファンも全力で彼らのパフォーマンスを堪能した。

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このライブは2月にリリースしたアルバム「アロイ」のレコ発ツアー最終公演として行われたもの。当日の東京は大雨に見舞われたが、久しぶりの東京でのワンマンライブとあって多数のファンが詰め掛けた。

ライブの幕開けを飾ったのはアルバムでも1曲目に置かれた「ABCD」。ストイックな雰囲気を漂わせるナンバーで、観客を徐々に引き込んでいく。続く「夜明けのRhapsody」では優しく軽やかなギターイントロが響き、これまでのアロウズ像とは異なる世界観を提示した「アロイ」の世界をゆっくりと展開する。

ここで坂井竜二(Vo)が「こんばんは、アロウズです!たくさん集まってもらって本当にありがとう」と挨拶。さらに岩原俊司(G)が「雨バンドアロウズの本領発揮だね(笑)」とかぶせて笑いを誘う。そんなアットホームな雰囲気の中、ライブはゆるやかに続いていく。ライブ感を増したアレンジの「W.O.O.D.P.E.C.K.E.R」、アンビエント調のテイストを加えた「からだのV」とゆったりとしたナンバーが奏でられ、オーディエンスも気持ち良さそうに身体を揺らしていた。

続くMCでは、恒例とも言える坂井“キャンディ”昌英(B)いじりに突入。竜二が「前に友達に言われたんだけど、『キャンディのMCはすごい』って。竜二があっためかけたフロアを一瞬にして常温にするよね、って言われたよ(笑)」と話し、フロアは大爆笑に。さらにライブ前々日に起きた芸能界を揺るがす事件に引っかけ、キャンディとメンバー4人が以前早朝の駅で起こした騒動についても語り、場内はどよめきとさらなる爆笑に包まれた。

中盤に差しかかり、「オレンジバックビート」「DEAR MORNING」「oh!ベイビー!!」「星空歩く地球ウォーク」「と懐かしめのナンバーも披露。そして竜二は昨年の3月に彼ら5人の母校である高校の卒業式でライブを繰り広げたエピソードを語り、「5人が出会ったころが懐かしいです。まあ体型が変わった人とか、髪型が変わった人とかもいるけど(笑)、バンドやってなかったらこんなに長い間一緒にいなかったと思います」と話した後、彼らの絆を感じさせるナンバー「15years」でフロアを感動させた。

ライブはいよいよ終盤戦に。「イエスタデイワンスモアーズ」「BGMの向こう側」と、アルバムツアーを終えた彼らの今後を照らすような楽曲が続いた後、新曲も披露。岩原と山内貴之(G)の鳴らす音が印象的な、ビートの効いたギターロックチューン「CRAZY GIRL CRAZY BOY」では、渾身のアルバムを作り上げた後の新たな方向性をうかがわせた。ラストはアップテンポな新アレンジを施した「恋する摩天楼」、ダンスナンバー「ナイトコール」で華やかに締めくくった。

アンコールの声に応えてステージに戻った5人。竜二は「アロウズは今合宿に入って新しい曲を作ってます。次のリリースもどうするか、そろそろ見えてきたので新しい曲を届けられる日も近いと思います」と今後の予定を語り、ファンに期待を持たせた。そして「今日で僕らのスタッフの1人が離れることになっていて、まあ大事な友達としばらく会えなくなるんだけど……そういう気持ちを歌います」と話し、彼がタイに行ったとき覚えたという、タイ語で「こんにちは」「さようなら」「こんばんは」などさまざまな意味を表す言葉をタイトルにした新曲「サワディカップ」を披露。さらに「マストピープル」「ロックンロールダンシングガール」でフロアを大盛り上がりのパーティー空間に染め上げてステージを去った。

その後もダブルアンコールの拍手は鳴り止まず、メンバーは再びステージに登場。竜二は鵜飼孝治(Dr)を指差し、「さっきドラマーがすごく大事なところで間違えたので(笑)、どうしてもやり直したいってことなので、もう一度この曲をやります。でも同じ演奏はしません!もう全員ぶっちぎって演奏します!」と宣言し、再度「ロックンロールダンシングガール」を披露。ステージ上もフロアも完全燃焼となる、強力なパフォーマンスでツアーファイナルを飾った。

the ARROWS「アロい東名阪」
2009年4月25日 代官山UNIT セットリスト

01.ABCD
02.夜明けのRhapsody
03.W.O.O.D.P.E.C.K.E.R
04.からだのV
05.すきなひと
06.ONE NIGHT STAR
07.オレンジバックビート
08.DEAR MORNING
09.女の謎
10.oh!ベイビー!!
11.星空歩く地球ウォーク
12.さよならミュージック
13.15years
14.イエスタデイワンスモアーズ
15.BGMの向こう側
16.CRAZY GIRL CRAZY BOY(新曲)
17.恋する摩天楼
18.ナイトコール

EN1-01.サワディカップ(新曲)
EN1-02.マストピープル
EN1-03.ロックンロールダンシングガール

EN2-01.ロックンロールダンシングガール

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音楽ナタリー @natalie_mu

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