モノトーンの新しい“私服”(衣装)でステージに登場したレナとリサは、佐藤裕晃(G)、玉木正太郎(B)、北村望(Dr)、村山☆潤(Key /
4曲連続で歌ったレナは開口一番「疲れたねー」とマイクスタンドにもたれつつ、「まだまだ今日は長い夜になりますよ」とワンマンライブが開かれるうれしさを表情ににじませた。そして2人のトークは新しい“私服”についての話題に。きれいなワキがトレードマークにもなっている彼女たちだが、新たな“私服”はひときわ大きくワキ部分が開いたノースリーブとなっており、美ワキの持ち主・レナも思わず「ちょっと恥ずかしい」とつぶやくほど。「新しいお洋服はうれしいですよ。私たちきたなーい服をずっと着続けてたからさ」とかつての“私服”事情を2人がボヤくと、長年のファンからは笑いが起こる。そして2人はライブを再開させると、「コップのフチ子」公式ソング「きっといい場所(フチ)」などさらに4曲を畳み掛けた。
2度目のMCを挟んで歌われたピチカート・ファイヴのカバー「東京は夜の七時」では、YouTubeとテレ朝動画のレギュラー番組「シノ×バニ」で毎週共演している
バニビがアイドルとして活動している姿を初めて目の当たりにして「ちゃんと別の職業をお持ちなのだなあって」と感動しきりの篠原は、「今後の展望を聞かせてください」と2人に質問を投げかける。突然の質問に驚きつつも、レナは「こうやって歌い続けていたいと思います。歌を歌いながら番組をやらせてもらったり……いつかは『ミュージックステーション』に出られたらうれしいなと思っています」と力強く宣言。篠原は「Mステ」のテーマソングを口ずさんで盛り上げ、「『シノ×バニ』はテレ朝系列だから、そういうところから仲良くなっていけば」と実現に向けアドバイスした。そしてリサは「目標はいっぱいあるんですけど、やっぱり2人でいろんなことをたくさんしたくて。将来的には楽屋に託児所を作ってライブしたいです」と、子供が生まれてもバニビを続けることを目標に掲げた。加えて篠原が「私は3人でいつか『バニ原バニえ』っていうユニットを組みたい」と熱望すると、リサは「それで『Mステ』狙いましょう!」と提案。3人は即興で「バニ原バニえ」ポーズを決めた。
短い時間に自由奔放なトークを凝縮した篠原がステージを去ると、ライブは後半戦へ。バニビは「BOYZ&GIRLZ」「スタイル・アンド・カウンシル」と新曲を2曲続けてパフォーマンス。「みんなまだまだ体力残ってそう。だって顔テカってないじゃん。もっともっとみんなをテッカテカのギットギトにしてやる!」と観客を煽った2人は、「サブカルガールまどか」「恋のスナイパー007」「プリーズミー・ダーリン」「有頂天ガール」と4曲を連発してステージをあとにした。アンコールの声を受け、この日会場で販売されたオリジナルTシャツに着替えて再登場したレナとリサは、ここで改めてバニバンドのメンバーを紹介した。そしてレナの「私たちにとってとても大切な曲です。大事な人を思い浮かべながら聴いてください」という紹介に続いて歌われたのは、2009年に配信シングルとしてリリースされた、映画「腐女子彼女。」の主題歌「恋のセオリー」。歌い終えるとレナは改めて「当時は大人たちが『すごくいい曲だよ』って言ってくれていて。私たちも6年の月日を経て、ようやくこの歌詞の意味がわかるようになりました」としみじみ語った。また2人はこのアンコールのステージで、次回のワンマンライブが決定したことを報告。通算8度目となるワンマンは、この日と同じくclubasiaにて11月21日に実施される。レナは続けて「なんともう1つ、うれしいお知らせがあります」と告げると、この秋にエイベックスからの再メジャーデビュー作となるニューシングル(タイトル未定)がリリースされることを発表。場内には大きなどよめきののちに拍手と大歓声がこだました。
レナからの発表に沸き立つ観客を前に、リサは「あれ? それ今日言っていいやつだっけ?」と舞台袖のスタッフに目をやると、スタッフは両手で大きくバツのポーズ。しかしレナは「(東京)女子流ちゃんと一緒になれるってすごく喜んでたのに! でもさ、バニラビーンズがせっかくチャンスをいただいたということで、胸を張って言わなきゃいけないと思う」とさらに続け、「このチャンスをもう逃しちゃいけない! 8年目にして再メジャーデビュー。みんなが応援してくれたし、私たちも諦めなかった」と涙をこらえながら笑顔で語った。2007年10月に徳間ジャパンよりデビューし、2011年からは“レンタル移籍”という形でタワーレコードの新興アイドル専門レーベル・T-Palette Recordsを牽引してきた彼女たち。9年目にして新たなスタートを切る2人がこれからどのような活躍を見せてくれるのか、ファンは楽しみにしておこう。
うれしい2つの報告を終えたバニビは「みんなで作る夏の思い出を」と、最後に「Summer vacation」を披露。およそ2時間におよんだステージをさわやかに締めくくった。
バニラビーンズ ワンマンライブ Vol. 7
2015年8月29日 clubasia セットリスト
01. スウィート・ソウル・レヴュー
02. チョコミントフレーバータイム
03. マスカット・スロープ・ラブ
04. ノンセクション
05. キラーキュイーン
06. きっといい場所(フチ)
07. ジュエルメモリーズ
08. イェス?ノゥ?
09. 東京は夜の七時
10. BOYZ&GIRLZ
11. スタイル・アンド・カウンシル
12. サブカルガールまどか
13. 恋のスナイパー007
14. プリーズミー・ダーリン
15. 有頂天ガール
<アンコール>
16. 恋のセオリー
17. Summer vacation
バニラビーンズ ワンマンライブ Vol. 8
2015年11月21日(土)東京都 clubasia
料金:前売 5500円(ドリンク代別・新曲2曲入り特典CD付き)
FC先行受付:2015年9月6日(日)23:59まで
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