モンパチ「あなたに」大合唱＆Las Vegas爆音でお祭り騒ぎ

PIZZA OF DEATH RECORDS主催イベント「SATANIC CARNIVAL'15」が本日6月20日、千葉・幕張メッセ 国際展示場9-11ホールで開催。この記事ではSATAN STAGEで行われたMONGOL800と、Fear, and Loathing in Las Vegasのライブの様子を紹介する。

MONGOL800

モンパチはカチャーシーを踊りながらステージに登場した。キヨサク（Vo, B）が「サタニック！ あーそびーましょー！」と言い、投げキッスをしてから1発目に届けられたのは「あなたに」。いきなりのキラーチューン投下にフロア後方から続々と観客が押し寄せ、大合唱が沸き起こる。キヨサクは「ていうかお前ら、大丈夫か。ここは沖縄よりアツいぞ」と話してから「OKINAWA CALLING」を歌い届けた。

またモンパチが「小さな恋のうた」の演奏を始めると、さらに沸き立っていく場内。大サビの前にキヨサクがスタンドに立てたマイクを客席に向け、より一層の合唱を煽っていく。同曲で大きく盛り上がっていた観客に向けて「15年前の曲だぞおい」とはにかみつつも感謝を述べた。また「SATANIC CARNIVAL」の印象について「いろんなライブに出てきたけど、一番ライブハウスに近いフェスだと思います。ステージ袖に演者が多いよ」と語ったキヨサク。その後「改めて戦争反対です。今でも新曲に平和の気持ちを込めざるを得ない状態です」と前置きをしてから世界平和への祈りを込めた新曲「himeyuri」を届けた。ライブの終盤、シャッフルビートのパーティチューン「Party」、ラストにHi-STANDARD「NEW LIFE」のカバーを披露。大きな盛り上がりを見せる中、最後に「stay gold」のアウトロのフレーズを奏でてライブを締めくくった。

Fear, and Loathing in Las Vegas

オープニングSEが流れる中、ハイテンションに登場したFear, and Loathing in Las Vegas。1曲目「Rave-Up Tonight」から臨戦体制のバンドは、So（Clean / Scream Vo）、Minami（Scream Vo, Key）によるデスシャウトやハイトーンボイスと、楽器隊が奏でる地響きのようなバンドサウンドを響かせる。「Jump Around」では、Soが拳を突き上げて歌う中、Minamiがステージ上をダッシュして叫んで興奮を露わにしていた。Sxun（G）はMCで秋にフルアルバムをリリースすることとレコ発ツアーを開催することを報告。さらに2016年1月7日に東京・日本武道館でのワンマンライブを控えていることを話してから「ぜひ今日観てちょっとでもいいと思った人はCD買って、武道館にぜひ遊びに来てください！」と告知した。

さらにバンドは「もっとカーニバルっぽい雰囲気出して、お祭り騒ぎしてこうぜ！」という言葉に続けて「Starburst」を届け、間髪入れずに「Flutter of Cherry Blossom」「Let Me Hear」をプレイ。演奏中には赤、青、紫などのサーチライトの光がステージ上部から降り注ぐといった舞台演出が彼らのパフォーマンスに華を添えていた。そして「俺ら残り2曲で、気力と体力をすべて叩き込んで帰ります」とSxunが宣言してから、バンドはラストに「Virtue and Vice」「Just Awake」をドロップ。次々に繰り出される重厚な演奏にオーディエンスは熱狂していた。