英国帰りのキノコホテルが新宿凱旋、秋ツアー開催も発表

キノコホテルが6月7日、東京・新宿LOFTにてライブツアー「サロン・ド・キノコ～やさぐれ姐御伝説」の最終公演を開催した。

5月にイギリスで5カ所を回るライブツアーを行ったキノコホテル。無事帰国を果たした彼女たちは、1月より続くツアーの残り2本を“凱旋公演”として、5月31日の大阪・Shangri-La公演、そして6月7日の東京・新宿LOFT公演を行った。凱旋2公演では、デビュー当時からの胞子（キノコホテルファンの総称）には懐かしい、青いミリタリー衣装でステージへ。この衣装はミリタリールック発祥の地であるイギリスのステージでも着用され、ロンドン市内でフォトセッションを行うなど現地メディアの取材も受けている。

ツアー千秋楽となった新宿LOFT公演は、キノコホテル支配人・マリアンヌ東雲（歌と電気オルガン）による昭和の芸能ニュース風アナウンスからスタート。冒頭からグルーヴィなインスト曲「ゴーゴー・キノコホテル」「ネオンの泪」が連発されると、フロアでは大きな歓声とともにモッシュが巻き起こった。ディスコナンバー「Fの巡回」では一転、マリアンヌの号令でフロアはダンスタイムに。デビュー前のレパートリー「恋のタッチ・アンド・ゴー」から未音源化の新曲まで、ライブ本編はほぼノンストップで合計15曲が披露された。各従業員（メンバー）の紹介とソロ演奏が繰り広げられた終盤のファンクチューン「#84」では、およそ3年ぶりとなる東京・東京キネマ倶楽部での“単独実演会”（ワンマンライブ）開催決定のアナウンスも。この公演は9月より始まるツアー「サロン・ド・キノコ2015秋（仮）」の最終公演として実施される。

アンコールでは、マリアンヌが「やさぐれ姐御伝説」のツアーポスターや告知動画で着用したロングスカートの女番長風セーラー服で登場。ダブルアンコールではマリアンヌがスタッフの肩車で客席に乱入し、初期の代表曲「静かな森で」「キノコホテル唱歌」で大団円を迎えた。