ムックが昨日5月10日に東京・TSUTAYA O-EASTにて単独公演「
5月16日(現地時間)のロシア・モスクワ公演から始まるヨーロッパツアーの前哨戦として企画されたこの日のライブ。4月末に東京・EX THEATER ROPPONGIで開催された国内ツアーの最終公演とはセットリストをガラリと変え、海外でも人気の高いナンバーを織り交ぜた“ヨーロッパ仕様”のステージが繰り広げられた。
ライブはミディアムテンポのナンバーでじっくりと観客を酔わせる形でスタートし、徐々にアグレッシブなナンバーを畳み掛けるという流れで進行。4人は盤石なアンサンブルを奏で、会場全体に熱狂の渦を巻き起こしていく。逹瑯(Vo)が艶かしい動きで観客の視線を釘付けにした「ピュアブラック」、ミヤ(G)の咆哮がフロアを揺らした「MAD YACK」、YUKKE(B)がお立ち台の上でオーディエンスを煽った「ENDER ENDER」、SATOち(Dr)の高速のシャッフルビートが炸裂した「ニルヴァーナ」など、個々のパフォーマンスも存分に光っていた。
MCは来るヨーロッパツアーに関する内容となり、逹瑯は「今日のライブ、いつもと何が違うかわかる? スタッフが少ないの」とスタッフの人数が限られる海外ツアーに備えて少ない人員でライブを行っていることを語り、「ひさしぶりにメイクも自分たちでやりましたよ」と明かす。YUKKEは「Hello. How are you?」と英語で挨拶し、苦手な飛行機対策は「どんだけグラグラ揺れても、ムッカー(ムックファンの呼称)が笑顔で支えてくれてると思ってますから」と言いファンを喜ばせる。ミヤは「ロシア語覚えてない!」と不安をのぞかせつつ、「海外に行き始めた頃に行ったお店に行こうかと」とツアーで楽しみにしていることを口にした。
攻撃的なロックチューンを中心に構成されたアンコールでは、逹瑯が「最高のジャンプで俺らを送り出してくれよ!」とシャウト。その言葉に応えるようにフロアは激しく上下し、一体感のある空気が4人を包み込む。ラストナンバーを届け終えたあと、メンバーは万感の表情を浮かべたまま、1人また1人とステージをあとにした。
O-EAST公演を大盛況のうちに終えたムックは、ヨーロッパツアーでは5カ国で全8公演を実施。帰国後は6月5日に東京・東京体育館で行われるGRANRODEO主催イベントに出演し、6月9日に東京・新木場STUDIO COAST、翌10日に京都・KBSホールでROTTENGRAFFTYとの合同イベント「ムックの日とロットンの日」を開催する。
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