「ナンダカンダ」「OH MY JULIET!」「ディスコの神様」……藤井隆のキラーチューン連発
今年5月には令和の“朝の顔”川島明(麒麟)をプロデュースしてソロアーティスト作品「アメノヒ」を発表し、現在は「SLENDERIE RECORD ファミリーコンサート」と銘打ったコンサートツアーで川島、後藤輝基(フットボールアワー)、KOJI 1200、博多大吉(博多華丸・大吉)、南野陽子、はいだしょうこ、和久井映見という多彩な顔ぶれで全国を回っている藤井。ツアーではバンドメンバーを従えてライブを行っているが、この日は身一つでステージへ。緊張の面持ちで登場した藤井だったが、1曲目「ナンダカンダ」のイントロと同時に笑顔を弾けさせ、おなじみのダンスを披露した。いきなりのキラーチューン投下でフロアは冒頭から大盛り上がり。大歓声を浴びながら、藤井は「皆さんこんにちはー!」と明るく挨拶し、歓迎ムードのフロアを見渡し「最初はどうなることかと緊張してたんですけど、皆さんが温かく迎えてくださって本当にうれしいです」と安堵の表情を見せた。
続いて作詞をYOUとLEO今井、作・編曲を砂原良徳が手がけたテクノトラック「Chocolate」、Moe Shopのサウンドプロデュースによるフレンチハウス風味の「メモリアフロア」が披露されると、場内はダンスフロアに。藤井もキレのあるダンスで観客を沸かせる。さらに藤井は、堀込高樹(KIRINJI)作詞作曲による2004年のシングル「わたしの青い空」、Tommy February6が作詞およびビジュアルプロデュースを担当した2005年のシングル「OH MY JULIET!」と、SLENDERIE RECORD立ち上げ以前の楽曲をパフォーマンス。後半は松本隆×堀込泰行コンビによる2002年のシングル「未確認飛行体」、tofubeatsの楽曲にボーカルとして参加した2014年のヒットチューン「ディスコの神様」と、アーティストとしてのキャリアをダイジェストで届けるような選曲で、初見の清 竜人25ファンをも虜にした。フロアをすっかりホームの雰囲気に塗り替えた藤井は「めっちゃ楽しかったです」とホッとひと息。最後は最新アルバム「Music Restaurant Royal Host」から泰行提供の「ヘッドフォン・ガール -翼が無くても-」でしっとりと締めくくり、「清 竜人25ファンの皆さんお待たせしてすみません。でも、すごく楽しいです」と低い物腰でステージをあとにした。
竜人くん「物足りないよなあ?」自らアンコール
後攻の清 竜人25は、6月にリリースされた最新EP「DARLING」から「竜人くんが大好きです!」でライブをスタートさせた。清さきな、清凪、清真尋、清ゆな、そして観客の「竜人!竜人!」コールを受けて登場した竜人は、華麗なダンスと甘い歌声で観客と夫人たちの視線を釘付けに。5人は続けて「青春しちゃっていいじゃん」「KARESHIいるんだって」と現体制のオリジナルナンバーを披露し、オーディエンスを歓迎した。夫人たちは出番直前までフロアの端で藤井のパフォーマンスを楽しんでいたが、もともとアーティスト藤井の大ファンだった凪は「こんな日が来るなんて」と興奮を抑えきれない様子。「『ディスコの神様』を生で聴けたことが……」と喜びを噛み締める凪の言葉に、観客は同意を示す拍手を送った。またメンバーの中で唯一、10代の頃から藤井と交流のあった真尋は「大きくなった姿を見てもらえてうれしい」と喜んだ。
次のブロックは、「Call♡Me♡Baby」「プリ~ズ…マイ…ダ~リン♡」「Sundayはわたしのモノ♡」「やっぱりWifeがNo.1♪」と、2017年までの前体制からの楽曲を4連発。ステージ上でイチャイチャしながらラブコメのような世界を体現する唯一無二のパフォーマンスで、初見の藤井ファンをも惹き付けていく。11月に開催が決定しているバンド編成のワンマンライブに加え、10月13日に東京・東京キネマ倶楽部でアコースティック編成によるワンマンライブ「KIYOSHI RYUJIN25 Acoustic Live in Autumn」の開催が決定したことを報告すると、清 竜人25は最後のブロックへ。「My Girls」「逢いたいYO~♪」、そして最新のシングル曲「世界を愛せますように!」と3曲を歌ったところでライブは終了となり、夫人たちは「以上、清 竜人25でしたー」と手をつないで最後の挨拶をしようとしたが、真ん中の竜人は突然つないだ手をほどき「もう1曲ぐらいしない?」と切り出し、戸惑う夫人たちをよそに「物足りないよなあ?」と自らアンコールを要求した。驚きの歓声がフロアに響く中、竜人はその場でPAスタッフとコンタクトを取り、急遽準備した「Mr.PLAY BOY…♡」を歌うことに。突然のことに慌てふためいていた夫人たちも「竜人くんと結婚してよかったね!」と大喜び。いつも以上にハイテンションな「スケベ!」コールから怒涛のアンコールへと突入し、異様な熱気の中で5回目の「LWP」は幕を閉じた。
「LWP2025 vol.5」終演後の清竜人×藤井隆のツーショット。
「LWP2025 vol.5」終演後の清真尋×藤井隆のツーショット。
セットリスト
清 竜人25「LWP2025 vol.5」2025年7月20日 Yokohama Bay Hall
藤井隆
01. ナンダカンダ
02. Chocolate
03. メモリアフロア
04. わたしの青い空
05. OH MY JULIET!
06. 未確認飛行体
07. ディスコの神様
08. ヘッドフォン・ガール -翼が無くても-
清 竜人25
01. 竜人くんが大好きです!
02. 青春しちゃっていいじゃん
03. KARESHIいるんだって
04. Call♡Me♡Baby
05. プリ~ズ…マイ…ダ~リン♡
06. Sundayはわたしのモノ♡
07. やっぱりWifeがNo.1♪
08. My Girls
09. 逢いたいYO~♪
10. 世界を愛せますように
11. Mr.PLAY BOY…♡
公演情報
SLENDERIE RECORD ファミリーコンサート 川島明「アメノヒ」ツアー(※終了分は割愛)
2025年8月2日(土)東京都 江戸川区総合文化センター
<出演者>
藤井隆 / 川島明 / 南野陽子
バンド:冨田謙(Key)/ 奥田健介(G)/ 南條レオ(B)/ 小松シゲル(Dr)
清 竜人25「KIYOSHI RYUJIN25 Acoustic Live in Autumn」
2025年10月13日(月・祝)東京都 東京キネマ倶楽部
[1部]OPEN 15:15 / START 16:15
[2部]OPEN 19:45 / START 20:30
清 竜人25「KIYOSHI RYUJIN25 THE BAND LIVE in YOKOHAMA」
2025年11月3日(月・祝)神奈川県 KT Zepp Yokohama
清 竜人25「KIYOSHI RYUJIN25 THE BAND LIVE in OSAKA」
2025年11月16日(日)大阪府 なんばHatch
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