サザンオールスターズ、「おいしい葡萄の旅」愛媛から出発

サザンオールスターズの全国ツアー「おいしい葡萄の旅」が、昨日4月11日の愛媛・愛媛県武道館公演で幕を明けた。

3月31日にリリースされた約10年ぶりのオリジナルアルバム「葡萄」を携えてのツアーとなる今回。サザンが愛媛県武道館でライブを行うのはこの日が初めてとなり、集まった5000人のファンは彼らを熱狂的に迎えた。

大歓迎を受けたバンドは「葡萄」の収録曲を中心に、往年のヒット曲を織り交ぜたボリュームたっぷりのライブを約3時間にわたって展開。原由子（Vo, Key）がメインボーカルをとる「ワイングラスに消えた恋」では、桑田佳祐（Vo）が「葡萄」のセルフライナーノーツで「（原由子が）今回はもしライブで演奏するのなら、是非ともハンドマイクで歌ってもらうぐらいの、ちょっと大仕掛けのレビューみたいな世界観の曲を提供してみようと考えた」とつづっていた通り、彼女がステージのセンターに立ちダンサーを従えてパフォーマンスする演出があったり、「東京VICTORY」のラストでは桑田が歌詞に登場する「TOKYO, The world is one!!」の一部を変えて「MATSUYAMA, The world is one!!」と歌い上げたりとライブでしか体験できない演出も会場を盛り上げる。さらにアンコールでは桑田から「嗚呼松山また来るね!!」という言葉も飛び出し、現地ファンを熱狂させていた。

なお始まったばかりの「おいしい葡萄の旅」は8月17日と18日の東京・日本武道館公演まで全国11会場23公演が行われ、50万人以上の観客を動員する予定だ。