「Geisha Dragon Tour~序~」はクラブ系の会場をメインにして行われているツアー。全8公演のうち6公演目となったこの日のライブは、開演と同時に覆面レスラーに扮した上半身裸のDEppaと肉だんご、レフェリーの格好をした桃紅茶がステージに登場し、プロレスの寸劇からスタートした。スクリーンには「シクラ劇場」という文字に続いて、フィクションのストーリーが流される。内容は紆余曲折の末にアメリカで覆面レスラーのバイトをしているという、未来のシクラメンを描いた物語。肉だんごが覆面を脱ぎ捨ててから「もう辞めようよ! 俺たちこんなことするためにアメリカに来たんじゃないだろ! そうだろ、兄さん!」と実の兄であるDEppaに訴えかけるなど、メンバーは「シクラ劇場」の内容にあわせた寸劇を交えて観客を爆笑させた。
ライブ本編は和洋折衷のクラブチューン「ヤタガラス」から開始。続けて「ブンブン」「Only 愛」などが間髪入れずに届けられると、会場はみるみるうちにタオルを振り回したりジャンプをしたりする観客の熱気で満たされた。MCではDEppaが「ジャパンのみんな、ひさしぶり! ほんとにセンキュー!」と語り始める。肉だんごが「なんなんだろう、この設定」とつぶやく場面を挟みつつ、「シクラ劇場」は進行した。そしてメンバーは芸者風のカツラを被って、クールなEDMナンバー「SAMURIDER」を披露した。
「SAMURIDER」のあと、3人は「シクラ劇場」のストーリーを振り返り、続けて「シクラスマイルプロジェクト」なる企画について説明した。この企画は会場の観客同士が笑顔の写真を撮り合い、Twitterでハッシュタグ「#シクラスマイルプロジェクト」と付けてツイートすることでシクラメンファンの笑顔の写真を多くの人と共有するという趣旨のもの。写真撮影を許可された観客は思い思いに記念撮影を楽しんでいた。楽曲の歌唱のみならず、寸劇や撮影タイムなどで会場を盛り上げ続けた3人は、ラストに陽気なダンスビートのパーティチューン「ららら★フェスティバル」を熱唱してライブを終えた。
なおシクラメンは4月5日の岡山・IMAGE公演をもって「Geisha Dragon Tour~序~」を締めくくる。6月からは新規ツアー「シクラメン2015夏ツアー」の開催が決定している。
※記事初出時、一部曲名の表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
シクラメン2015夏ツアー
2015年6月21日(日)大阪府 なんばHatch
2015年6月27日(土)東京都 Zepp Tokyo
2015年6月28日(日)愛知県 Zepp Nagoya
2015年7月4日(土)広島県 広島CLUB QUATTRO
2015年7月5日(日)鳥取県 米子 AZTiC laughs
2015年7月11日(土)香川県 高松MONSTER
2015年7月17日(金)福岡県 DRUM LOGOS
2015年7月18日(土)長崎県 DRUM Be-7
2015年7月26日(日)宮城県 Rensa
2015年7月29日(水)北海道 cube garden
2015年7月31日(金)新潟県 新潟LOTS
2015年8月2日(日)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠
シクラメンのリリース情報
関連商品
リンク
- シクラ.jp
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
収穫昆布 @syukaku_kombu
シクラメン、プロレス寸劇交えた爆笑ライブ - 音楽ナタリー http://t.co/f5lU5svxtU