超特急“副音声”付きフィルムコンサート「本当に」大成功

超特急のフィルムコンサート「帰ってきた“スペシャルフィルムコンサート2015”～全人類へ届けたい！ここから生中継～」が昨日2月14日に東京・品川インターシティーホールで開催された。

この催しは2014年12月25日の東京・東京国際フォーラム ホールA公演のライブ映像を上映しながらメンバーがトークを繰り広げるというもの。会場の様子はYouTube Live、Ustream、ニコニコ生放送、LINE「LIVE CAST」、ツイキャスといった配信サイトを通じて中継された。

イベントはコーイチの「世界初かもしれないこの企画を皆さんと楽しめたらと思います！」という挨拶からスタート。オープニングナンバーの「赤鼻のトナカイ」を観ながらさっそくカイが「ユースケがもう泣いてる」と茶化したり、それに対してユースケが「5000人を前にした感動で泣いちゃって」と返すなどメンバーが口々に“副音声”を発していく。客席の8号車（超特急ファン）は両手にペンライトを持ち、2曲目「No.1」では合いの手を入れて実際のコンサートさながらにイベントを盛り上げた。

後半で場内が沸き上がったのは、1人ひとりが思いの丈を話したMCシーン。コーイチの感動的な発言内容よりも彼の口癖である「本当に」を何回言うかがメンバーの関心の的になり、わずかな時間の中で「本当に」を繰り返す様子に会場からは笑いが起こった。またタカシが過去を振り返るうちに言葉を詰まらせるシーンでは、コーイチから「泣いとんで！」と茶化されながらも「自分も『Billion Beats』で泣いたくせに（笑）」と言い返すやり取りがファンを笑わせた。そしてメンバーの中でもっとも長く話したリョウガはその内容を8号車に聞かせまいと、MCの音声を雑談でかき消そうと努める。見かねてタクヤが「これ一応映像観ながら話すイベントなんで……」とたしなめるというシーンに客席は再び笑いに包まれた。

アンコールの「refrain」ではコーイチが「『refrain』のときのタクヤめっちゃ好きや！」と絶賛。ユーキは「本当に楽しそうだなー」としみじみとこの日を振り返った。続く「EBiDAY EBiNAI」ではリョウガ、タクヤ、ユースケが椅子に座ったままダンスを再現。さらにカメラ目線でパフォーマンスを繰り出したため、その様子にユーキは「あざとい」と笑い、タカシも「“あざ特急”や」と続けた。ラストナンバー「Bye Bye Bye」では振り付けの考案を主に担当したユースケが、7人がパフォーマンスする様子をじっくり眺めながら「単純にうれしい。実現できてよかった」と思いを口にする。リョウガは「みんなを喜ばせたいって思ってたもんな」と相槌を打った。そして楽曲の終盤、映像内で客席にピンク色の風船が放たれると、会場にも同様にピンクの風船が降り注ぐというサプライズ演出が行われ、フィルムコンサートは盛況のうちに幕を閉じた。

上映を終えてリョウガは、「本当にいろんなことがあったんですけど本当に大成功を収められたのも本当に8号車の皆さんの本当におかげだと思いました」と、コーイチの口ぐせを意識して「本当に」を多用したメッセージを届けた。しばらくして再び現れたメンバーは「No More Cry[3rd Anniversary Special!!!!!!!!ver.] 」をパフォーマンスし、8号車を喜ばせた。