昨年リリースされた彼女のオリジナルアルバム「TREASURES」を携えて行われる今回のツアー。この日の東京公演と最終日の宮崎・西都市民会館公演には彼女と旧知の仲である白澤美佳(Violin)がサポートメンバーに加わることがアナウンスされていた。
GILLEは「HIKARI」でライブをスタートさせ、ピアノの優しい音色に乗せて情感たっぷりに楽曲を歌い上げる。続く「MUSIC」では白いミニドレスの裾を優雅に翻しながらステージを左右に行き来し「皆さんありがとうございます、今日は最後までお付き合いください!」と客席に呼びかけた。
MCではツアー初日の心境について「大好きな人とのデートみたい。思いが先行してしまって、あっという間にこの日が来てしまって……破裂しそうなくらい幸せな気持ちでいっぱいです」と明かしたGILLE。カバー曲を披露するコーナーではオフィシャルサイトでファンから募ったリクエストの中からアデル「Rolling in the Deep」、原田真二「タイム・トラベル」の英語詞バージョンを歌ってオーディエンスを楽しませる。また彼女が3月4日にリリースするアニメソングの英語カバーアルバム「I AM GILLE. 4 ~Anime Song Anthems~」からも山下達郎「僕らの夏の夢」がいち早く届けられた。
ライブ後半にはGILLEと白澤が2人の思い出を振り返るトークコーナーも設けられた。GILLEは自身が以前TASHAという名で活動していたときに白澤が支えてくれたエピソードを披露し「彼女と今日、この場所で音を奏でたいと思ってお呼びしました」と語る。その言葉を受けてプレイされたのは、GILLEがTASHAからTASHA geeへと名前を変えたインディーズ時代に発表された「花びら」。共演を終えると白澤は「感慨深すぎて涙が出そう。GILLEは遅刻するしメール返さないこともあるけど人間的に憎めない、すごくいい子。彼女をよろしくお願いします!」とファンに語りかけ、この言葉にGILLEは涙をぬぐっていた。
終盤には「Believe Yourself」「BIG SUMMER」などのポップチューンが披露され、ファンは椅子から立ち上がりGILLEと一緒に踊って盛り上がる。この光景にGILLEは「最高!」と笑顔を弾けさせた。ライブ本編が終わると「GILLE! GILLE!」と大きなアンコールが起こり、再びステージに姿を見せたGILLEは「もう1回アタマからやりたい。そのくらい楽しい!」と喜びを表す。彼女が「大好きなこの曲をみんなと歌いたいです」とラストナンバーに選んだのは「ONE -君がいる理由-」。伸びやかな歌声をホールに響かせ喝采を浴びたGILLEは、オフマイクで「ありがとうございました!」と叫び、名残惜しそうにステージを後にした。
GILLE「GILLEroom LIVE vol.2 ~TREASURES~」(※終了分は割愛)
2015年2月7日(土)兵庫県 チキンジョージ
2015年2月8日(日)岡山県 MO:GLA
2015年2月15日(日)宮崎県 西都市民会館
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白澤美佳 @mikashirasawa
遅いけど先日の記事です〜!
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