「全高城が泣いた」ももクロ主演映画をマー君と猛烈PR

本日1月27日、東京・新宿バルト9にて映画「幕が上がる」の完成披露試写会が行われ、主演のももいろクローバーZと監督の本広克行、サプライズゲストであるニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が登壇した。

この日は、5万通以上の応募から当選した125組250名が試写会に参加。一般向けの初上映を観終えたばかりの観客の興奮冷めやらぬ中、ももクロの5人と本広監督が登場すると、場内は割れんばかりの拍手に包まれた。まずお披露目の日を迎えた感想を求められると、5人は舞台挨拶の独特な雰囲気に「慣れない」「どうしよう！」「緊張する！ かしこまる！」ととまどいつつも、「クランクアップしたとき、監督が『お客さんに観てもらって映画っていうのは完成する』って言ってたから、完成への第1歩が迎えられたことをうれしく思います」（玉井詩織）と喜びを表す。

ここで、司会のフジテレビアナウンサー・三宅正治が「ももクロの皆さんと縁のあるゲストが今この会場にいます」と告げ、上手の客席後方にいた田中投手にスポットが当たると、ももクロも観客も吃驚仰天。こっそりモノノフに混じって試写を鑑賞していたという田中投手は、「映画ができたときにみんなに『観てくれ』って言われたのがわかる感じで。僕は日頃映画を全然観ないんですけど、自然とストーリーに引き込まれて、自分の高校時代も思い出しながら楽しんで観ることができました」と感想を述べる。田中投手の登場を知らなかったももクロの5人は「何やってんのー!?」とツッコミを入れ、「泣いた!? （『泣いてない』と言う田中投手に対して）ウソだー絶対意地張ってるだけ！」と返すなど、仲のよさを感じさせるやり取りを繰り広げた。

また、田中投手は手中の紙を読み上げ、「幕が上がる」上映劇場全127館にももクロメンバーが舞台挨拶へ赴くという大規模な施策を発表。その後、メンバーと各劇場の割振表がスクリーンに映し出されると、初見のももクロとモノノフはいっそう大騒ぎに。田中投手は「ニューヨークとかでやってくれないですかね？」とボケてみせていた。なお主演俳優が127館を回るのは史上初の試みとなる。

舞台挨拶の締めの挨拶を行ったのは高城れに。彼女は「この『幕が上がる』、私たちも100％を出し切った映画なんです。なので残りの20％を皆さんの愛で埋めてほしいし、私たちだけじゃなくて監督やスタッフさんの愛がたくさん詰まった映画なんです。監督は『モノノフじゃない』って言いますけど、モノノフならわかるであろう裏ストーリーが入っていたりするので。この、“全高城”が泣いた『幕が上がる』（笑）、ここにいる皆さんは最低でも10人に勧めてください！ 私たちもこれから全国に飛び出してこの映画の素晴らしさをたくさんの人に広めていきたいと思うので、がんばります！ よろしくお願いします！」としっかりまとめ上げ、拍手を浴びた。

映画「幕が上がる」は2月28日より全国で公開。5月1～24日には東京・Zeppブルーシアター六本木にてももクロ主演のもと舞台版も上演される。