今回のツアーを“最後のロングツアー”と銘打ち、全国各地を回っている黒夢。熱狂的な盛り上がりをみせた初日公演の翌日12月5日には、岩手・Club Change WAVEにてライブが行われた。この記事では岩手公演の模様を紹介する。
ライブの幕が上がり、怒号のような歓声に迎えられた清春(Vo)と人時(B)は1曲目として「FAKE STAR」をプレイ。一瞬でフロアの熱狂を最高潮まで引き上げる。前半のMCで清春は「外はすごく寒いのに、この温度差、狂ってるね」と述べ、続けて「岩手は何年ぶりだろう?」「岩手の人、盛岡の人はどれくらいいるの?」と問いかけ観客とのコミュニケーションを楽しむなど、黒夢としてひさしぶりの岩手公演を味わっている様子だった。
セットリストは、清春が事前に予告していた通り10月末まで行われていた「夢は鞭」とは異なる構成に。中盤では清春と人時によるアコースティックスタイルでの「NITE&DAY」や、今の季節にぴったりな「Merry X'mas, I Love You」もパフォーマンスされフロアを埋め尽くす観客を酔わせた。
複数回にわたるアンコールも特徴の黒夢のライブだが、この日はトリプルアンコールまで実施。サポートドラムをKatsumaが務めていたことにちなんで、彼の所属するcoldrainが黒夢のトリビュートアルバム「FUCK THE BORDER LINE」でカバーした「CHANDLER」が披露されたほか、激しさ全開の「autism」「後遺症-aftereffect-」など全9曲が本編に匹敵する熱量で届けられた。
ステージを去る際に清春は「盛岡、もっと近かったらいいのにね」と名残惜しそうに語り、「ラスト3本、遠いけど来てもらえたら」と2015年2月に東名阪で行われる公演についてアピール。人時は「忘れたくない日が1日1日増えてる気がします。みんな、素敵だったよ!」とオーディエンスに語りかけていた。
なお「TOUR 2014-2015 BEFORE THE NEXT SLEEP『毒と華』」は、2月9日の愛知・Zepp Nagoyaまで続く。また2月3日の東京・新木場STUDIO COAST、5日の大阪・なんばHatch、9日の愛知・Zepp Nagoyaの3公演では会場限定シングルが販売される。
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