ライムス約3時間の狂宴にSCOOBIE DO、PUNPEE、KAN SANO

RHYMESTERが本日11月28日に東京・Zepp Tokyoでツアー「RHYMESTER King Of Stage Vol. 11 The R Release Tour 2014」の東京公演を行った。

RHYMESTERの結成25周年を記念して発表したベストアルバム「The R ～The Best of RHYMESTER 2009-2014～」を携えて行われている今回のツアー。「25周年祝ってくれよ！」という宇多丸の威勢いいMCからスタートしたこの日は、「Walk This Way」の「御手を拝借」というサビに合わせたオーディエンスによる盛大なハンドクラップで幕を開けた。彼らは前半から「ONCE AGAIN」「The Choice Is Yours」などを連発し、早くも場内を沸騰させていく。そして宇多丸は「今日はチケット代の5倍は楽しませます」と宣言した。

今回はゲストプレイヤーとして“SWING-Oの一番弟子”KAN SANOがステージに現れる。彼は「The R」でSWING-Oが演奏した「ちょうどいい」「It's A New Day」のピアノパートを、宇多丸、Mummy-Dとともにしっとりとプレイした。またDJ JINによる2枚使いのルーティンを駆使した「サバイバー」では、ヒップホップの基本でもあるブレイクビーツの構造をわかりやすく解説してみせた。

後半も「不和Ride On」「Just Do It!」「そしてまた歌い出す」といったアッパーチューンに加え、ライムスのライブではおなじみのキャラクター・しゅうけいくんが登場する人気企画「ミステリーコーナー」で懐かしの「ビッグ・ウェンズデー」を披露した。さらに再びKAN SANOを招いて、今度はライムスのビートに彼のピアノを絡めることで新たに生まれ変わった「ザ・グレート・アマチュアリズム」「ゆめのしま」をグルーヴィに届けた。

アンコールには「過去を振りえってる場合じゃないよ！」というMCから新曲「SOMINSAI」を、同曲のプロデュースを務めたPUNPEEとともにプレイ。さらにスペシャルゲストとしてSCOOBIE DOがステージに立ち、「This Y'all That Y'all」をアグリッシブに届けた。コヤマシュウは「みなさん、今日はもうチケット代の5倍は楽しんだでしょ！ ここからはプライスレスですよ」と叫び、「けしからん」を届けて場内をこの日最高の雰囲気を作り出した。そして最後は「余計なお世話だバカヤロウ」で約3時間におよんだ狂宴を締めくくった。

なおこの公演の模様は2015年1月16日（金）23:00にスペースシャワーTVにて放送される。さらにRHYMESTERは12月7日にツアー「RHYMESTER King Of Stage Vol. 11 The R Release Tour 2014」のファイルとなる北海道・札幌PENNY LANE24公演を行うほか、12月19日に東京・EX THEATER ROPPONGIで企画イベント「R 25 RHYMESTER 25th. Aniv. with FUNKY GRAMMAR」を開催する。