パティロケ、21曲熱唱のワンマン大成功＆スプリットツアー決定

Party Rocketsが11月15日に東京・新宿BLAZEにてワンマンライブ「Party Rockets ワンマンライブ～FULL THROTTLE～」を開催した。

グループ最大規模の単独ライブに挑戦したパティロケ。会場には彼女たちの不安を吹き飛ばすほど多くのファンが集結し、その期待に応えるように3人は1曲目の「絶対LOVE」から公演名どおり“フルスロットル”のライブを見せる。しかし予想を上回る観客の多さに圧倒されたのか、3人の表情やパフォーマンスはどこか硬めの様子。彼女たちは緊張の糸をほぐしながら徐々にエンジンを温め直していき、4曲目の「NO:ID」からはギアをアップして息の合ったパフォーマンスを披露。キレのあるダンスでオーディエンスを魅了した。

その後、12月17日にリリースされる彼女たちの1stアルバム「TRIANGLE」よりエリック・マーティン（Mr.Big）が作曲した「Secret Moon」が初披露される。重厚なロックサウンドにあわせて3人は力強く同曲を歌い上げた。またアルバム収録の新曲「イマジンな愛の歌」では特徴的な振付をオーディエンスにレクチャーする一幕も。3人は観客と一緒にパフォーマンスを行い、会場の一体感を高めていった。

ここで一旦ステージの転換が行われ、ライブはバンドセクションへと移行。衣装を着替えたメンバーは、バックバンドの演奏に乗せて「初恋ロケット」でさらにライブを加速させていく。ライブ終盤には彼女たちの楽曲を数多く手掛ける三宅英明（G）がスペシャルゲストとして登場し、「KASABUTA」「ROCKIN' HORSE BALLERINA」をプレイ。激しいギターで会場を大いに盛り上げた。

ライブも佳境に差し掛かり、3人は人気曲の「弾丸ハイジャンプ」で連続ジャンプを敢行してファンとともにフロアを大きく揺らす。そして汗だくになったメンバーは今回のライブを振り返り始める。菊地史夏は「新宿BLAZEに私たち立ってるんだよ？ ずっと前から対バンでは来てたけど、立ってるんだよ？」と改めてこの場所で単独ライブしていることを噛みしめ「本当に感謝しています！」とコメント。そして最後は定番曲「RAINBOW!」をフロアに届け、「ありがとうございました！」と大きな声で感謝の気持ちを伝えてライブ本編を終えた。

割れんばかりのアンコールを受けて再び登場した3人は「好きすぎて生きるのがつらいよ」を熱唱。そして吉木悠佳は「ワンマンが発表されてから3カ月くらいあったんだけど、あっという間に今日という日が来てしまって。ライブではどんどん皆さんが盛り上がってくれて心から楽しむことができました！」と述べ、最後は「セツナソラ」を歌い上げて大歓声に包まれながらステージをあとにした。

しかしファンからのアンコールが再び起こり、3人はすぐにステージに舞い戻ってくる。「皆さん、I LOVE Party Rocketsですか？」とファンに再確認したメンバーは、ダブルアンコールとして「弾丸ハイジャンプ」を再び披露。メンバーとファンは20回にもおよぶ連続ジャンプでさらに会場全体を揺らして、ワンマンライブを大団円で締めくくった。

なおパティロケは2015年1月16日より対バンライブ「パティロケのTRIANGLEパーティー ～冬の実力診断テストLIVE～」を3週連続で実施。妄想キャリブレーション、ゆるめるモ！、プラニメと白熱のライブを繰り広げる。また3月8日からは未発表の1組とのスプリットツアーを開催。こちらの詳細は12月6日に東京・AKIBAカルチャーズ劇場で行われる彼女たちの定期公演で発表される。