レキシ×エゴ初対バンで豪華「きらきら武士」

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レキシEGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXXが競演したライブイベント「J-WAVE×HOT STUFF “LIVE OASIS”」の第1回が9月24日に東京・EX THEATER ROPPONGIで開催された。

「きらきら武士」を披露したレキシと中納良恵(EGO-WRAPPIN')。 (撮影:仁礼博)

「きらきら武士」を披露したレキシと中納良恵(EGO-WRAPPIN')。 (撮影:仁礼博)

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このイベントは、J-WAVEとホットスタッフがタッグを組み「今、一番観たい、聴きたいアーティストのライブをたっぷり堪能する」というコンセプトで行われるもの。“音楽のオアシス”を表現するため、アロハシャツを着用したスタッフが来場者をもてなし、ステージにはヤシの木を模した装飾が施されていた。

「J-WAVE×HOT STUFF “LIVE OASIS”」でのEGO-WRAPPIN'。 (撮影:仁礼博)

「J-WAVE×HOT STUFF “LIVE OASIS”」でのEGO-WRAPPIN'。 (撮影:仁礼博)[拡大]

そんなイベント全体の説明をこの日のMCでJ-WAVEで番組ナビゲーターを務める渡辺祐が行い、先攻のEGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXXのアクトがスタート。まずは男性メンバー6人、森雅樹(G)、末房央(Dr)、真船勝博(B)、ハタヤテツヤ(Key)、武嶋聡(T.Sax, S.Sax)、川崎太一朗(Trumpet)で「Stompin' at the Corona」を演奏し、さっそく野性味あふれるグルーヴを生み出す。そこへおもむろに中納良恵(Vo)が登場。彼女がハンドクラップを煽って「BIG NOISE FROM WINNETKA~黒アリのマーチングバンド」へなだれ込むと、オーディエンスは歓喜の声を上げながら激しく踊り出した。

中納は歌唱中に「LIVE OASIS」「六本木」「J-WAVE」などのキーワードをアドリブで入れながら、「『LIVE OASIS』1stアクトいただきました! 今日はレキシと一緒です! 一緒に楽しみまひょねー!」と関西弁で挨拶。中納とレキシこと池田貴史とはSUPER BUTTER DOG時代から20年近くの付き合いになると言い、大阪・心斎橋CLUB QUATTROなどでの対バン経験があるが、レキシとしては初めて。森は「池ちゃんとは……“池ちゃん”やなくて、武道館やったんやから“池さん”って呼ばな(笑)」と話していた。

親しみやすいMCを挟みつつ、ライブでは扇情的なリズムで観客を鼓舞するEGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX。後半は、ムーディにしっとりと歌い上げる「色彩のブルース」、怪しく異国情緒漂う「Neon Sign Stomp」、中納のラップと森のカッティングギターが印象的なファンクチューン「10万年後の君へ」と続く。ラストは「くちばしにチェリー」「GO ACTION」というバンド屈指のキラーチューンを連続で投下し、中納の「スペシャルな1日やー!」という叫びに応えるようにフロアは狂喜乱舞した。

「J-WAVE×HOT STUFF “LIVE OASIS”」でのレキシ。 (撮影:仁礼博)

「J-WAVE×HOT STUFF “LIVE OASIS”」でのレキシ。 (撮影:仁礼博)[拡大]

後攻のレキシは、レキシ(Vo, Key)、健介さん格さん(G / 奥田健介 from NONA REEVES)、元気出せ!遣唐使(Piano, Cho / 渡和久 from 風味堂)、ヒロ出島(B / 山口寛雄)、伊藤に行くならヒロブミ(伊藤大地 from SAKEROCK)という布陣で参加。レキシが「みんなでさっそく迷い込んでいくよー!」とハイテンションで1曲目「大奥~ラビリンス~」を始めた途端、フロア上空ではミラーボールが回り出した。この日も後奏でEarth,Wind & Fire「September」や「となりのトトロ」にアレンジして歌うなど、レキシ流のアドリブは止まらない。

次の「RUN 飛脚 RUN」では、ワンマンツアーや日本武道館公演と同じように“飛脚ボックス“を使って観客とキャッチボールを楽しむ。さらに「年貢 for you」では大きな“年貢”コールが巻き起こった。MCでは「今日は『LIVE OASIS』ということで、最後にノエル・ギャラガーが出ると」と冗談を飛ばしつつ、「今日のライブは武道館(公演)をギュッとした感じになると思いますんで。来てない人はホント得ですよ。来た人は損だな」とファンを突き放すかのような発言で笑いを取った。

その後は「狩りから稲作へ」のコール&レスポンスで場内に一体感を生み出し、「salt & stone」でアグレッシブに手拍子とジャンプを先導。5曲を披露したレキシは「アンコールでもうちょっとあります」と予告して一旦ステージを去った。

「きらきら武士」を披露するレキシと中納良恵(EGO-WRAPPIN')。 (撮影:仁礼博)

「きらきら武士」を披露するレキシと中納良恵(EGO-WRAPPIN')。 (撮影:仁礼博)[拡大]

アンコールでは、レキシとEGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXXのコラボが実現。池田、中納、森によるトークでは、池田と中納が同い年、森が池田の1歳下という話題で盛り上がり、フロアに驚きの声が上がっていた。コラボ曲に選ばれたのは「きらきら武士」。ボーカル2人は全編にわたって美しいハモリを披露し、サウンドはホーン隊も入ってより豪華なものに。THE GOSSIP OF JAXXにはレキシのサポートメンバーも在籍しており、曲中は森のギターソロや、“パーマネント奉行”というレキシネームを持つ真船のベースソロ、“TAKE島流し”(武島)をはじめとするホーン3人のソロなども盛り込まれた。イベントは総勢12名によるにぎやかなセッションで大盛り上がりのうちに幕を閉じた。

なお、J-WAVEでは10月12日(日)22:00~22:54の特別番組で、このイベントのライブ音源をオンエア。レキシ、EGO-WRAPPIN'、渡辺祐のスペシャルトークも届けられる。

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J-WAVE「J-WAVE SELECTION KONICA MINOLTA LIVE OASIS SPECIAL」

2014年10月12日(日)22:00~22:54
<出演者>
レキシ / EGO-WRAPPIN' / 渡辺祐

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サンキュー、ナタリー。RT @natalie_mu: レキシ×エゴ初対バンで豪華「きらきら武士」 http://t.co/zFJB4cf9D5 #jwave

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