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銀杏BOYZ初登場!狂乱のUKFC新木場1日目

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銀杏BOYZ(Photo by Yuki Kawamoto)

銀杏BOYZ(Photo by Yuki Kawamoto)

昨日8月20日に東京・新木場STUDIO COASTにてUKプロジェクト主催のライブイベント「UKFC on the Road 2014」東京公演の1日目が行われた。

UKプロジェクト遠藤幸一社長による開会宣言ののち、2日間にわたって開催される「UKFC on the Road 2014」東京公演の幕開けを飾ったのはTOTALFAT。彼らは「俺たちがトップバッターを務めるっていうのはどういうことかわかってんだろうな! お前ら!」と煽り、「Highway Part2」からライブをトップギアでスタートさせた。その後彼らは最新シングル「夏のトカゲ」や「Show Me Your Courage」などのナンバーをドロップ。最後に「Place to Try」を投下してステージをあとにした。

今回が東京では5年ぶりのライブ出演、そして「UKFC on the Road」初登場となる銀杏BOYZは、峯田和伸がアコースティックギターの弾き語りライブを披露。赤いトランクス一丁でステージに現れた峯田は「いろいろありまして、メンバーがバタバタと倒れていって結局俺一人になりまして」とぼそぼそとしゃべりだす。そして「今、どれだけ俺が幸せかわかりますか? 銀杏BOYZ、歌います」と宣言すると「人間」や「夢で逢えたら」、ユニコーンの「すばらしい日々」のカバー、「新訳 銀河鉄道の夜」などを熱唱してみせた。観客全員がステージに釘付けになる中、峯田は「聴こえませんか? 俺がこうやって歌ってギター弾いてて、その後ろのほうに何か見えませんか? あいつが弾くギターの音とか、あいつが弾くベースの音とか、あの人が叩くドラムの音とか聴こえませんか?」とフロアに問いかける。「クサい話だけど俺とあんたたちの間に作られているこの空気っていうのはね、そういうもんじゃないかなって。鳴ってねえんだけど、見えてくると思った」と語り、「最後に一発セックスして帰ります」と述べるとさわやかなギターとピュアな歌詞が印象的な新曲「なんでこんなに好きなんだろう」を届けた。

インディーズ時代にUKプロジェクトから「思春期のブルース」をリリースした、いわば卒業生枠のGOING UNDER GROUNDの松本素生は、演奏を開始しようとしたところでギターの弦が切れるというハプニングに見舞われるも、峯田のギターを拝借し軽快に「思春期のブルース」を歌い上げる。自身のギターが手元に戻ると「東京」や「トワイライト」といったGOING UNDER GROUNDの名曲たちをシンプルな伴奏に乗せて届けた。続くBIGMAMAは「Roclassick2」の楽曲を中心に演奏しオーディエンスを熱狂の渦へと誘う。盛大なシンガロングが巻き起こる中、金井政人(Vo, G)は「Sweet Dreams」を歌唱。そして金井は同曲の終わりに「最高……」とつぶやき、続けて「大好きなイベントなんですよ。バンドをやってたら家族ができました。それが『UKFC on the Road』、このイベントです」と語る。その後バンドは初期ナンバーの「the cookie crumbles」とキラーチューン「荒狂曲“シンセカイ”」をドロップし、観客の興奮が冷めやらぬ中で出番を終えた。

TOTALFATのShun(Vo, B)による前説ののち登場したのはインドネシアから招聘されたPee Wee Gaskins。彼らは前日に行われたTOTALFATとのツーマンライブでも好評だったナンバーやパンクアレンジのきゃりーぱみゅぱみゅ「CANDY CANDY」のカバーなどをプレイし、会場を大いに沸かせた。MO'SOME TONEBENDERは武井靖典(B)が「祭」の文字が書かれた巨大なうちわを振り回したり、ライトセーバーのおもちゃを使ってオーディエンスを煽ったりと終始ハイテンションな様子でフロアを盛り上げていく。「Shining」や「凡人のロックンロール」などを演奏すると、百々和宏(Vo, G)は「最後までがんばってね」と観客に向けてメッセージを送った。

UKプロジェクトのオーディション「Evolution! Generation! Situation!」で最優秀アーティストに選ばれたHelsinki Ramadan Club、特別賞を受賞したpirukuruの2組はみずみずしいパフォーマンスでオーディエンスの心を鷲掴みに。このオーディションの親善大使・岡本伸明(Syn, Cowbell, Shriek)が在籍するthe telephonesは「Hyper Jump」などの最新楽曲、「A A U U O O O」や「Monkey Discooooooo」といったライブ定番のダンスチューンを次々と投下していく。バンドが繰り出すダンサブルなナンバーに応えるようにフロアは踊り続け、会場の盛り上がりはピークに到達した。石毛輝(Vo, G, Syn)は「ナイスUK! ナイス社長!」とUKプロジェクトにエールを送り、最後にはおなじみの「We are DISCO!!!」のコールアンドレスポンスを実施。場内が「DISCO!!!」の声で満たされたところで、the telephonesのステージは終了した。

POLYSICSはフミ(B, Vo, Syn)がメインボーカルをとる「Young OH! OH!」やダンスナンバー「Let's ダバダバ」などキラーチューンを連投。ハヤシ(G, Vo, Syn, Programming)が縦横無尽にステージを走って観客を煽りまくる「Digital Coffee」や、ヤノ(Dr, Vo)による高速ドラミングが印象的な「Beat Flash」なども披露された。asobiusのステージはきらびやかなナンバー「starlight」で華やかに幕開け。ビートの効いた「rise」で会場を揺らしたのち、甲斐一斗(Vo)が新譜のリリースを発表するとフロアから歓声が沸き上がった。バンドはその後も得意とする雄大なサウンドを丁寧に奏でていき、最後に発売をアナウンスしたばかりの新曲「universurf」で1日目のFUTURE STAGEのアクトを締めくくった。

1日目のトリを務めた[Alexandros]は川上洋平(Vo, G)による「暴れる準備はできてるか? 最高の夜にしようぜ!」という煽りからアッパーなロックチューン「Droshky!」をドロップ。オーディエンスは疲れなど一切見せない様子でモッシュやクラウドサーフでバンドのパワフルな演奏に応えていく。庄村聡泰(Dr)による異国的なビートがフロアを躍らせた「Waitress Waitress!」、マイク片手に川上が後方まで客席を駆け抜けた「Kick & Spin」で会場の熱気はさらに上昇。MCでは川上が「We are DISCO!!!」「TOISU!」などと、他バンドのネタを流用したコールアンドレスポンスに興じる場面も。本編ラストでは「我々も思い出すと2009年にUKプロジェクトにデモテープ送りまして。100通目くらいなんですよね、そのデモテープ。それまでどこからも返事が来なくって、唯一帰ってきたのがUKプロジェクトでですね、あれからもう5年も経つんですね。『UKFC』が始まったときにこのバックドロップにある日本地図を世界地図に変えますって言ったんですけど、ちょっとずつ近づいてるのかなと思うんです。我々が世界地図に変えてみせます。大企業にしてやります」と川上が宣言し、熱のこもった演奏で「Adventure」が届けた。

アンコールで[Alexandros]が呼び込まれるもステージに現れたのは川上のみ。彼はエレキギターの弾き語りで「starrrrrrr」をワンコーラス歌ってみせた。心細そうに「そろそろ来てください」とほかのメンバーを呼びこむと、メンバー全員が定位置につく。そしてバンドは「Cat 2」と「City」の2曲を演奏し、「UKFC on the Road 2014」新木場公演の1日目を大熱狂のうちに終了させた。

なお1日目の公演に引き続き、本日8月21日に行われる2日目の模様もUstreamおよびスペシャアプリにて生中継されている。

UKFC on the Road 2014 生配信

配信日時:2014年8月21日(木)14:00~終演
配信URL:http://sstv.jp/UKFC

UKFC on the Road 2014(※終了分は割愛)

2014年8月21日(木)東京都 新木場STUDIO COAST

<出演者>

FRONTIER STAGE

[Alexandros] / POLYSICS / きのこ帝国 / the telephones / BIGMAMA / TOTALFAT

FUTURE STAGE

ニューロティカ / Cettia / ウソツキ / MAGUMI AND THE BREATHLESS / 勝手にしやがれ

RIGHTTZA TENT

片平実(Getting Better) / 神啓文(Getting Better) / MAGUMI(MAGUMI AND THE BREATHLESS) / しもっきー with 呂布(Aun beatz、ズットズレテルズ、Bank Roll)

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