フジファブリックとASIAN KUNG-FU GENERATIONは、メジャーデビュー時期が近いほか、金澤ダイスケ(Key)がアジカンのライブにサポートプレイヤーとして参加したり、雑誌「SODA」で金澤と伊地知潔(Dr)が連載コーナーを持っていたりと、かねてから親交が深い。期待に胸を膨らませた大勢のファンを前に、まずはアジカンがライブパフォーマンスを展開した。
彼らは「サイレン」「センスレス」「Re:Re:」と続けて演奏し、冒頭から会場の熱気を高めていく。後藤正文(Vo, G)は「今日はフジファブリックとやれて、とてもとてもうれしいです! ひさびさにダイちゃんにも会えたし」と話しつつ、伊地知と金澤の料理連載を「モテ連載」と評し、「納得いってない」「俺もモテたい」と自虐的ネタも入れて場内を笑わせる。
その後、6月25日にリリースされたコンピレーションアルバム「ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2014」収録の新曲「スタンダード」が投下されるとフロアが一斉に沸き、続く「振動覚」「リライト」で盛り上がりは最高潮に。そして「君の街まで」の曲中にはフジファブリックの金澤が登場。「あと数曲ダイちゃんと演奏したいと思います。皆さん最後まで楽しんで帰ってください!」という後藤の言葉に続いて「君という花」「今を生きて」を5人の息の合った演奏で届けた。
後攻のフジファブリックは、リズミカルなキーボードを合図に「LIFE」からスタート。山内総一郎(Vo, G)が「ASIAN KUNG-FU GENERATIONすごいぜー! フジフレンドパーク最終日、開演しました!」と高らかに宣言すると、バンドは「ダンス2000」「バタアシParty Night」「Surrender」とアッパーチューンを畳みかける。さらに、まだ正式タイトルの決まっていない新曲と、アニメ「アオハライド」のエンディングテーマである「ブルー」を大阪で初披露した。
彼らの後半戦では、山内が「(ゲストが)ASIAN KUNG-FU GENERATIONということで僕ら気合いが入ってます。ぶっ飛ばしていこうと思います!」と話し、その言葉通り「徒然モノクローム」「STAR」「夜明けのBEAT」と本編ラストまで一気に駆け抜ける。アンコールでは、フジファブリックのメンバーがアジカンの後藤を呼び込み、後藤が大好きだという楽曲「銀河」をともに演奏した。ライブの最後には「虹」を会場の全員で歌い、フジファブリックの「フジフレンドパーク」は和やかなムードで“閉館”した。
また、アンコールでは山内から、9月3日にニューアルバム「LIFE」をリリースすることが明かされた。「アルバムを作りました! 手前味噌ですけど、超名盤ができたと思ってます!」との言葉に、客席からは大きな歓声が沸き起こった。前作「VOYAGER」から約1年半ぶり、通算8作目のオリジナルフルアルバムとなる今作の詳細は後日発表となる。ファンは続報をお楽しみに。
フジフレンドパーク2014
2014年7月5日 Zepp Namba セットリスト
ASIAN KUNG-FU GENERATION
01. サイレン
02. センスレス
03. Re:Re:
04. スタンダード
05. 振動覚
06. リライト
07. 君の街まで
08. 君という花
09. 今を生きて
フジファブリック
01. LIFE
02. ダンス2000
03. バタアシParty Night
04. Surrender
05. タイトル未定
06. ブルー
07. 徒然モノクローム
08. STAR
09. 夜明けのBEAT
<アンコール>
10. 銀河
11. 虹
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