色とりどりのグミとのっちさん。

のっちはゲームがしたい! 第11回 [バックナンバー]

「テイルズ オブ アライズ」はプレイヤーに寄り添ってる?富澤Pにゲーム設計の理念を教えてもらいました

シリーズ恒例の“固有ジャンル名”やキャッチコピーを決める会議の裏側も公開

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ゲームが大好きなPerfumeののっちさんが、ゲームに関わるさまざまな人々に会いに行くこの連載。今回はバンダイナムコエンターテインメントを訪問し、「テイルズ オブ」シリーズのIP総合プロデューサーである富澤祐介さんに、シリーズ 25周年記念作品として2021年9月に発売された「テイルズ オブ アライズ」についていろいろなお話を聞いてきました。

さまざまなゲームのジャンルの中でも、特にRPGが大好きというのっちさんですが、RPGにハマるきっかけになったのは2005年12月に発売されたシリーズ10周年記念作「テイルズ オブ ジ アビス」だったそう。今回のテーマとなる「アライズ」ものっちさんは発売後すぐにプレイし、昨年11月に発売された雑誌「anan」のPerfumeの連載で「2021年名作ゲーム」ベスト3の1つに挙げていました。そんな思い入れの強いタイトルの取材ということもあり、今回はディープなゲーム開発の話がたっぷりと繰り広げられました。

※この取材・撮影は感染対策を講じたうえで実施しました。

取材 / 倉嶌孝彦・橋本尚平 / 橋本尚平(取材後記は除く) 撮影 / 上山陽介 ヘアメイク / 大須賀昌子 題字 / のっち

目次

未来研スタジオでアルフェンなりきり体験

バンダイナムコエンターテインメントの本社は、都営地下鉄の三田駅、JRの田町駅を最寄りとする「バンダイナムコ未来研究所」と呼ばれるビルの中にあります。Perfumeのメンバーとして、これまで未来をテーマにした曲を数多く歌ってきたのっちさん。ここでどんな研究が行われているのかワクワクしながら中に入りました。

本社ビルの前にやって来たのっちさん。

本社ビルの前にやって来たのっちさん。

ビルのエントランスでは巨大な超合金 パックマンがお出迎え。案内していただいたバンダイナムコエンターテインメントの社員さん曰く、もともとはもっと小さいものが設置されていたけれど、気付いたらある日突然大きなものに変わっていたそう。さっそく記念撮影をするのっちさん、とても楽しそうです。

楽しそうなのっちさん。

楽しそうなのっちさん。

入り口に飾られていたコーポレートロゴマークの前でもパシャリ。ちなみにバンダイナムコエンターテインメントの企業ロゴは、この取材から数日後の2022年4月に新しいデザインに変更されました。

旧コーポレートロゴマークとのっちさん。

旧コーポレートロゴマークとのっちさん。

リニューアルされた現在のコーポレートロゴマーク。

リニューアルされた現在のコーポレートロゴマーク。

ビルの2階にはエンタテインメント要素を取りいれた展示スペースがあり、バンダイナムコグループに関する商品や映像がディスプレイされています。

「アイドルマスター」ブースを見学するのっちさん。

「アイドルマスター」ブースを見学するのっちさん。

こちらは「アイドルマスター」シリーズのブース。のっちさんはアイマスについて「シャニマス(『アイドルマスター シャイニーカラーズ』)は実況を観てるだけで自分ではやったことはないんですけど、リズムゲームのデレステ(『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』)はちょっとだけやってます。あと、ライブ映像を観たりしてます」と話していました。

このブースはアイマスの“プロデューサー”(プレイヤー)の部屋をイメージして作られており、フィギュアや等身大タペストリーなどさまざまなグッズで部屋中が彩られています。これを見たのっちさんは「フィギュア1つひとつに照明を立てて飾ったりとか、こういう部屋に憧れちゃいますよね……」と、この部屋の住人のセンスに共感していた様子です。

共感するのっちさん。

共感するのっちさん。

フロアの中でひと際目を引くのは「パックマン」のコーナーです。2020年に生誕40周年を迎えた「パックマン」はこれを記念して、自動車メーカーのBMWなどさまざまな企業とコラボレート。ここにはそのときに制作されたグッズなどが展示されています。

「パックマン」のコーナー。

「パックマン」のコーナー。

ラーメンどんぶりやバスケットボールなどのバラエティ豊かなコラボグッズに目を輝かせ、KEN ISHIIによる「パックマン」40周年公式テーマ曲「JOIN THE PAC」のミュージックビデオに見入りながら、のっちさんは「2020年の40年前ってことは1980年か……」と、80年代の始まりに思いを馳せていました。

MIRAIKEN studio(未来研スタジオ)の入口付近。

MIRAIKEN studio(未来研スタジオ)の入口付近。

ビルの4階には配信・収録用に作られた自社スタジオ、MIRAIKEN studio(未来研スタジオ)があります。このスタジオでは床と壁の4面に、大きな高画質LEDディスプレイを常設。VR、AR、MRなどの総称であるxR技術や、リアルタイムモーションキャプチャの設備が完備されています。

MIRAIKEN studio(未来研スタジオ)のLEDディスプレイ。

MIRAIKEN studio(未来研スタジオ)のLEDディスプレイ。

xR技術を使うことにより、舞台に立つ人がキャラクターと共演しているかのように見せることも可能になります。このスタジオではこれまでトークライブや音楽ライブなどの配信・収録が行われており、今年3月にはオンライン舞台「テイルズ オブ アライズ オンラインシアター リベレイターズ -希望を託されし解放者たち- New Attempt」も上演されました。

LEDディスプレイに上映してもらったのは「テイルズ オブ アライズ」に登場する緑豊かな国、エリデ・メナンシアのフィールドの映像。のっちさんは主人公アルフェンが持つ武器「刻罪の剱」を構えて舞台に立ち、ゲームの中に入り込んだ気分を味わいます。

刻罪の剱を背負って立つのっちさん。

刻罪の剱を背負って立つのっちさん。

「剣をしまうときがめっちゃカッコいいんですよ!」と熱弁しながら、アルフェンになりきってポーズを決めるのっちさん。周囲からの「本当にゲームの中にいるみたい」という言葉を聞いて、「え! 本当!?」とうれしそうにしていました。

アルフェンになりきるのっちさん。

アルフェンになりきるのっちさん。

痛みと記憶を失くした鉄仮面の青年・のっちさん。

痛みと記憶を失くした鉄仮面の青年・のっちさん。

次のページからはのっちさんが富澤祐介さんにインタビュー。前回の取材後記で予告していた通り、まずはあの話を切り出しました。

次のページ
「アビス」の次にほかのゲームをやったら戸惑ったんです

読者の反応

Perfume_Staff @Perfume_Staff

「のっちはゲームがしたい!」連載第11回が公開✨
今回はバンダイナムコエンターテインメントを訪問。「テイルズオブ」シリーズIP総合プロデューサーの富澤祐介さんにお会いしてきました。のっちがRPGにハマったきっかけになった「テイルズ オブ ジ アビス」の話も!
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