THE RAMPAGE RIKUの「音楽大陸」 春の特別編(OFF編) [バックナンバー]
休みの日のRIKUは何をしている?
ストイックな日々と初めて明かす両親への思い
2021年4月23日 11:00 28
また相方とニューヨークに行きたい
──「OFF編」ということで、もし1週間休暇があったらやりたいことや行きたい場所はありますか?
今は難しいですけど、また自由に移動できる世の中になったら海外に行きたいですね。行きたい国はシンガポール、バリ、スペイン、ニューヨーク。シンガポールで夜景のきれいな場所に行ったり、マーライオンを見てみたり、いろいろ観光したいです。
──最初にシンガポールが出てきましたが、なぜシンガポールに?
自分の叔父がシンガポールに単身赴任していたことがあって、子供の頃からよくシンガポールの話を聞かされていたんです。まだ行ったことはないんですけど、いつか行ってみたい場所の1つなんですよね。バリはスタッフさんに教えてもらったんですけど、泊まれる水上コテージがあって。そのコテージには天窓があって、寝転ぶと満点の星空が見えるらしいんですよ。
──スペインはサッカーが盛んな街ですもんね。
はい。言葉は通じなくてもサッカーボール1つで誰とでも友達になれる国だと思うので、行ってみたいなって。ドリブルしながら街を歩いたら、声をかけてくれる人もきっといると思いますし、スペイン料理が大好きなので、本場のスペイン料理を食べてみたい。
──ニューヨークは2017年に川村壱馬さん、吉野北人さんと一緒に旅した思い出の場所ですね。その様子を追ったMUSIC ON! TVの番組「今、僕たちがニューヨークでやりたいこと。~3Vocals/
クラブやバーで飛び入りで歌ったときのことが忘れられないんですよ。厳しい反応もあればカッコいいと言ってもらうこともあったんですけど、あのときから成長した僕の姿を現地の人たちに観てもらいたい。相方2人を連れてまた行くのもいいですし、何人かパフォーマーを連れて行って歌とダンスで魅せるのもいいなと思いました。ニューヨークは憧れのアポロシアターもある場所なので、また必ず行きたいです。
──ニューヨークはメンバーとまた訪れたい場所なんですね。それ以外の国には誰と一緒に行きたいですか?
1人で行ってみるのもいいなと思いますね。あとは家族や地元の友達と出かけるのもいいかもしれないです。
大事に育ててくれた両親への思い
──RIKUさんはもともと旅行好きなんですか?
好きなんですけど、最後にちゃんと旅行に行ったのは小学生のときなんです。
──中学生以降は部活などもありますもんね。
そうですね。全然連休がなくて。中1から高校を卒業するまでは毎週土曜日も学校があったし、日曜日はサッカーの練習だしで、常に学校を中心に動いていて。あと、うちは裕福な家じゃなかったんで、家族での旅行もあまりしたことがないんですよ。私立の高校も無理して通わせてくれていたくらいで。
──そうだったんですか。
子供ながらに自分の家が裕福じゃないと気付いたきっかけがあったんです。成長期ってごはんをたくさん食べるじゃないですか。その頃に母親から「ごはんの量もう少し抑えられないかな?」と言われたことがあって。親が子供にごはんの量を控えろと言うのって、かなり勇気がいることだと思うんですね。それで自分の家庭の金銭事情を察して、将来は親に楽させてあげられるようにお金を稼げる仕事をしようと決めたんです。サッカー選手を目指していたのもそれが理由なんですけど、その道でプロになれないとわかったのでスパッと辞めて。じゃあどうやってたくさんのお金を稼ぐのがいいのかと考えたときに、大好きなことをやってお金をたくさん稼げるなんてそんないいことはないぞと、歌手を目指すことにして。
──RIKUさんは言葉の端々から余裕が感じられて、裕福な家庭でご両親に大切に、のびのびと育てられてきたんだろうなと勝手に思っていました。
全然そんなことないです。付属校だったので高校から大学へは、学部を選ばなければ普通に進学できたんです。親からは「とりあえず進学して辞めたくなったら辞めればいいよ」と言われていたんですけど、大学に入るには決して安くはない入学金がかかるわけで、オーディションに受かったら大学を辞めることになるのにそんな大金をドブに捨てさせるわけにはいかないと思ったんです。お金のことを僕が言うと親が傷付くと思ったので当時は言わず、ただ単に大学に行く気がないというアピールをし続けました。EXPG STUDIOも普通に通うと学費がかかるので、学費が免除される特待生オーディションで受からなかったら行くこともなかったと思います。
──それぐらいの覚悟のうえで特待生オーディションに臨んだんですね。
はい。無事オーディションに受かって特待生になれたので、交通費だけ出してもらって中目黒まで通って、当時の生徒の中で誰よりもたくさんレッスンを受けて、誰よりも貪欲に3年間レッスンに明け暮れました。高校に入ってからはバイトとレッスンの毎日という感じで。19歳でTHE RAMPAGEのメンバーになったんですけど、もちろんすぐにたくさんお金をもらえるわけではないので、仕送りをお願いしたときもありました。今もまだ家を買ってあげられたりはしないですけど、誕生日のお祝いではある程度値が張るものも買ってあげられるようになってよかったなと思います。僕が家を出て、両親が自分のためにお金を使えるようになっている姿を見たときは、うれしかったですね。息子としてなすべき責務をレベル1ぐらいは果たせたのかなって。まだまだやってあげたいことは山ほどあるんですけどね。
──それこそ家族で旅行に行くなんていいですよね。
次の目標は両親に「これで旅行に行ってきな」って、まとまったお金を渡すことです。一緒に行きたい気持ちはもちろんあるんですけど、お仕事のスケジュールもあるので、まずは2人で楽しんできてほしい。両親は僕のためだけに働いて、ごはんを作って、20年以上ずっと我慢ばっかりさせてきちゃったんで、早く楽をさせてあげたいなって。自分がこの歳になったということは親も同じだけ歳を重ねているので、人生最後の20年、30年くらいは楽しい思い出だけでいっぱいにしてあげたいです。
──RIKUさんが歌う理由には親孝行もあるんですね。
そうですね。応援してくれるファンの皆さんのために歌いたいという思いはもちろんありますが、自分のためでもあり、家族のためでもあるなと思います。
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