チャラン・ポ・ランタン編

外出自粛を余儀なくされる状況で、アーティストたちは何をして過ごしているのか？ 音楽ナタリーでは、さまざまなアーティストが家で楽しんでいるマンガや映画、趣味などを写真とテキストで紹介する企画を展開している。第18回にはチャラン・ポ・ランタンが登場。外出自粛期間にもInstagramでコラボライブ配信を行ったり、新曲「空が晴れたら」を制作しTwitterでいち早く発表したりと、姉妹ユニットならではのフットワークの軽さでファンにエンタテインメントを届け続ける2人はそれぞれの家で何をして過ごしているのか。

家で何してる？

もも

普段全く楽器を弾かない（弾けない）わたしは、アカペラで歌を歌うか、部屋にあるマラカスを振って歌うことしかできないので、弾き語りをやったことが一度も無く、このまま伴奏のない退屈な日々を過ごすのもどうなのかと思い、アコースティックギターを始めました。

始めて数日ですが、早くも左手首はもげそうになり、何より右手の、しーたうーえしたうえ！しーたうーえしたうえ！の規則的な動きに脳みそがパンクしそうになっています。

伴奏をすることはこんなにも大変なことなのか、と思い知り、普段こんなに大変なことを自分以外のひとはやってくれているのかと感謝をし、改めて、歌だけ歌っていたいと思う日々です。

とりあえず、今練習している「サザエさん」だけでも弾き語りできるようにがんばりたいと思います。（特に「はだしで～」部分のコード）
皆さんも、やったことのないことに挑戦して新しい1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。脳みそが多少ばかり忙しくなり、生活に彩りを添えてくれると思います。

そういえば、ギターと並行して、なわとびも始めました。
ももとび、明日で15日目です。

小春

私は元々自粛より前の生活も休日は家にいるタイプでした。
しかしながら家から出ないことは変わらず、最近私の1日のスケジュールは大体まず旅に出て、仲間を作り、そして戦ったり、ときに別の世界では木を切り、釣りをして、それを売って増築をした家に友人を招待したりする毎日を過ごしています。

はい、ゲームの話ですね。

今の歳になって突然深い沼にハマりました。これは学生の頃にハマっていたらアコーディオンができていなかった可能性もある、恐ろしい。今こうして大人になってしまった今、出会えてよかった、「Undertale」。

さて、そんな生活の間にも、結局音楽に戻ってくるのです。不思議なものですね。

しかも音楽だけにドップリ缶詰になるよりもっと、広い世界を旅してから音楽を作るからなのか、世界が広がって見えます。壮大、壮大な荒野。「Minecraft」。

大丈夫かな、自分。
勢いあまって録音機材もどんどんそろっていきます。装備あれば敵無し。

そしてアコーディオンのことをこの際いろいろ知ってもらおうと、YouTubeに動画を載せていくことにしました。家でただただアコーディオンについて語っています。
家にいる時間がたくさんあるからこそ始められました。ただのマニアック動画ですがお時間ある方はどうぞ。

チャラン・ポ・ランタン

もも（唄）と小春（アコーディオン）からなる姉妹ユニット。2009年に結成、2014年にエイベックスよりメジャーデビュー。バルカン音楽、シャンソンなどをベースに、あらゆるジャンルの音楽を取り入れた無国籍のサウンドや、サーカス風の独特な世界観が特徴で、2019年に結成10周年を迎えた。代表曲にドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のオープニングテーマ「進め、たまに逃げても」などがある。2020年3月にニューシングル「コ・ロシア」をリリース。