「ロマンポルノリブートプロジェクト」の記者会見が本日8月24日、東京・日本外国特派員協会にて行われ、同プロジェクトで監督を務める
日活ロマンポルノの製作開始45周年を記念した「ロマンポルノリブートプロジェクト」は、新作製作と旧作の上映を通してロマンポルノ鑑賞の場を拡大することを目的とするもの。“10分に1回絡みのシーンを作る”“全作品が同じ製作費”といった既存のルールに加え、出席者が手がけた新作では“これまでロマンポルノ監督経験のない人”“オリジナル作品であること”が新たな条件として追加されている。
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塩田がメガホンを取った「
板尾創路が主演を務める「
「日本の映画業界に不自由さを感じるか」と質問を受けた塩田は「映画業界で監督が完全に自由であることなんてありえない。キャスティングやシナリオ、場所や時期など常に不自由はつきまとう。その不自由とどのように向き合うかによって監督の力量が問われる」と返答。続けて「今日本では映画監督がオリジナルの企画を立てて作品を作ることが難しい。日活はそれを与えてくれた。『枠は作ったから自由に動いてくれ、その中で作家性を発揮してほしい』と言われ、それが素晴らしいと思い、賛同した」と本プロジェクトの意義を力説した。
「ロマンポルノリブートプロジェクト」によって製作される5作品は、11月中旬より東京・新宿武蔵野館ほか全国にて順次ロードショー。なお「風に濡れた女」「ホワイトリリー」「ジムノペディに乱れる」は、10月6日から15日にかけて韓国で行われる第21回釜山国際映画祭のミッドナイト・パッション部門に出品される。
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