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塩田明彦、篠崎誠の初期作&早大学生による作品を特集上映

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「最期の星」

「最期の星」

「“名画座×大学”早稲田大学映像制作実習 コラボレーション上映2018『W-CINEMA~はじまりの映画たち~』」と銘打たれた特集上映が、明日3月24日から27日まで東京・早稲田松竹で開催される。

2015年度より早稲田大学の基幹理工学部表現工学科に設置された授業「映像制作実習」。生徒たちは是枝裕和をはじめとした映画人による指導のもと、映画の企画から上映・宣伝に至るまでを自らの手で行い、映画制作を学んでいる。この企画では、今年度制作された学生作品4本と早稲田松竹がセレクトした2本を日替わりで上映。

ラインナップには、小学5年生の男子を主人公にした塩田明彦の初期作で、ナント三大陸映画祭にて審査員特別賞を受賞した「どこまでもいこう」、寺島進主演で夫婦愛を描き、篠崎誠がベルリン国際映画祭で新人監督賞を獲得した「おかえり」のほか、須田麻里江の監督作「線引き」、吉田奈津美、町田梨華の監督作「ひとひら」、石川泰地の監督作「亡霊は笑う」、小川紗良の監督作「最期の星」といった学生作品4本が並ぶ。

是枝は「参加した学生のみなさんは、映画を作るって、こんなに楽しいんだ! こんなに辛いんだ! その両方の気持ちを今切実に感じていると思います。この複雑な感情は映画が上映されてようやく昇華されるはずです。ぜひ、作品の上映に立ち会って、その瞬間を共有してあげてください」と語っている。そのほかの授業関係者によるコメントは下記に掲載した。スケジュールの詳細は劇場の公式サイトで確認してほしい。

是枝裕和 コメント

今年も学生たちと映画を作りました。参加した学生のみなさんは、映画を作るって、こんなに楽しいんだ! こんなに辛いんだ! その両方の気持ちを今切実に感じていると思います。この複雑な感情は映画が上映されてようやく昇華されるはずです。
ぜひ、作品の上映に立ち会って、その瞬間を共有してあげてください。

土田環 コメント

この授業自体が、ドキュメンタリーなのかもしれない。女子高生とイマジナリー・フレンド、引越し屋で働く女性、幽霊とお笑い芸人、破綻を運命づけられた「とりかへばや物語」の二人。
いずれの登場人物も作品であること以前に、映画を制作する彼や彼女そのもの、虚実ないまぜの世界を生きる自分たちの姿にほかならない。だから「学生映画」は面白い。
学生たちの一年間の悪戦苦闘を温かく厳しい目でご高覧ください。

井口奈己 コメント

一年をかけて映画学校的なアプローチではなく、ある意味手とり足取り映画作りに近づいていこうとする試み。教室の中に映画が無いのは明白だけど、学生たちは映画に出会えただろうか? 答えは映画の中にあるのか?

“名画座×大学”早稲田大学映像制作実習 コラボレーション上映2018「W-CINEMA~はじまりの映画たち~」

2018年3月24日(土)~27日(火)東京都 早稲田松竹
開場 18:45 / 開映 19:00
料金:一律800円
※日替わり3本立て上映
※チケットは当日18時より販売
<上映作品>
「どこまでもいこう」
「おかえり」
「線引き」
「ひとひら」
「亡霊は笑う」
「最期の星」

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