第4回横浜国際映画祭のセンターピース作品に選出された映画「
MCから脚本を読んだ印象を尋ねられた丸山は、「原作が佐藤二朗さんということで、どういう脳みその中身をされているのかなという興味がありました。僕は結構スプラッター映画やサイコホラーが好きなんですけど、こういうテイストのものは観たことがなかったので。台本の時点では当然文字なので、これがどんなふうに映像に落とし込まれるのかを、すごく楽しみにわくわくしながら読みました」と語る。
MEGUMIは「二朗さんとはコメディ作品でご一緒することが多く、ふざける人でしかなかったんです」と佐藤の印象を明かし、「こんなことを考えていたんだというのはすごく衝撃的でした。でも、特殊な能力を持った太郎のファンタジーと、人が生きていく中での切なさ。一番近い人に理解してもらえないとか、一番近い人に自分を受け入れてもらえないといった切なさが見事に混じり合っていて。本当に観たことがない、体験したことがない映画だなと。すごく面白いなと思って拝見しました」と感想を述べた。
主演を務めた佐藤とは「ほとんど現場で会う機会がなかったんです」と、残念な表情を浮かべる丸山。撮影前のおはらいの際に会ったときも「『本当に今回、(オファーを)受けてくれてありがとうね』という会話ぐらい」だったそうで、「『エイトレンジャー』という作品で一度ご一緒しているのですが、そのときは(佐藤が)コメディラインの役で、アドリブバチバチの二朗さんだったので、今回はかなり違うトーンの芝居だったのが新鮮でした。セリフは多くないのですが、相当いろんなものを背負っていることをにじみ出させるような表現で演じていらっしゃいました」と振り返る。
イベントでは、本作の設定にちなんで「右手が太郎のようになってしまったら、どのように生きていこうと思いますか?」という質問が。丸山は「いろいろ考えたんですけど、最初に思いついたのは右手を切断すること。そうすれば左手だけで生きていけるから、誰にも迷惑をかけずに済むんじゃないかなと。あとは映画的に考えるなら、ダークヒーローのようになって裏で悪いことをしている人を抹殺していくとか。すごくいいオチっぽい設定になっちゃいますけど、誰かのために右手を使うことは考えるかな」と回答した。
最後に丸山は「この『名無し』という作品は、佐藤二朗さんが本当に心血を注いで作られた映画なので、多くの方に観ていただきたいです。それは皆さまのこれ(スマートフォンなど)に掛かっていると思います。二朗さん自身も『どんな感想でもいいから、とにかく知りたい』とおっしゃっていたので、辛辣な意見でも構いません。たくさんの方に観ていただきたいです」とメッセージを送る。
MEGUMIは「なかなか衝撃的な作品だったとは思いますが、こういう作品を観て『これはどういうことなんだろう』と考える時間はすごく尊いと思います。自分に重なる部分や、理解できないことを理解しようとする行為こそが映画体験だなと。二朗さんが何年もかけて形にされた作品なので、その熱量も感じていただきつつ、ぜひ楽しんでいただきたいです」と呼び掛けた。
第4回横浜国際映画祭は、5月5日まで神奈川・横浜エリアで開催中。
映画「名無し」予告編
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丸山隆平とMEGUMIが映画「名無し」語る、佐藤二朗の才能に圧倒される(イベントレポート) - 映画ナタリー - https://t.co/ZuJToqFCIQ